つみたてNISAの注意点6つ|絶対に知っておきたいリスクとは?

 投資経験の少ない人でも資産運用を始めやすくするため、「つみたてNISA」の制度が2018年1月よりスタートしました。

これは、最大で800万円の投資元本に発生する収益に対しての課税が免除される制度です。

この「つみたてNISA」制度を活用すれば、少ない金額から積立投資を始めることができ、長期・積立・分散投資によってリスクを抑えた運用ができます。

個人の資産を形成していくのに非常に魅力的です。

ただ、つみたてNISAにはいくつか注意点があるのも事実です。

そこで今回は、絶対に知っておきたいリスクとして、つみたてNISAの注意点を6つご紹介します。

 

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【目次】

①   非課税枠の金額は1年につき最大40万円で、年内に使いきれなかった分を翌年に持ち越すことはできない

②   取り扱う商品が金融機関ごとに異なる

③   元本割れのリスクがある

④   投資の配分を当初のものに戻すのが難しい

⑤   一般NISAをつみたてNISAと併用することはできない

⑥   口座を開設できる金融機関は1つだけ

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①   非課税枠の金額は1年につき最大40万円で、年内に使いきれなかった分を翌年に持ち越すことはできない

 

つみたてNISAのデメリットとして最初に覚えておきたい点が、非課税枠の金額についてです。

つみたてNISAの非課税枠の金額は1年につき最大40万円と決まっています。

年間投資金額が40万円を超える場合は、一般NISAを利用しましょう。

(一般NISAの非課税枠の金額は1年につき最大120万円です。)

また、40万円分の非課税枠を年内に使い切れずに余ってしまった場合でも、余った金額を次の年に持ち越すことはできません。

なお、毎月積立を行う場合、月々3.3万円の積立をしていくと1年間で約40万円となるので、3.3万円が1ヶ月の投資上限額と言えます。

非課税の恩恵を少しでも多く受けられるようにするには、非課税の枠は毎年なるべく使い切ると良いでしょう。

 

 

②   取り扱う商品が金融機関ごとに異なる

 

つみたてNISAの注意点2つ目は、金融機関によって取り扱う商品が異なるということです。

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