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専門商社 Tier表

Xで質問受けまくるので、簡単にランキング化しました。参考にしたのは四季報の年収、モデル賃金、有給取得率、売上高、営業利益、経常利益、当期利益です。複数内定した際の参考にしてください。社会人経験者からみる、転職したい度、みたいなものも加味してます。

【Tier1】
伊藤忠丸紅鉄鋼

【Tier2】
メタルワン

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Tier1は問答無用で伊藤忠丸紅鉄鋼。圧倒的な年収の高さに加え、BP社員(総合職)は、入社10年以内に全員海外勤務を経験するなど、人材育成面でも魅力的。また、管理職社員は伊藤忠か丸紅の出身者であり、学びが多いこと間違いなし。専門商社初の営業利益1,000億円超えもしていて、収益性も◎。

Tier2はメタルワン。伊藤忠丸紅鉄鋼ほどではないが、年収は非常に高い。また、三菱商事と双日からの出向者もいるため、学ぶことも多いと思う。5人に1人は海外駐在してることもポイントが高い。なお、10年ほど前は専門商社のトップはメタルワンであったが、伊藤忠丸紅鉄鋼の勢いがすごく、Tier2とした。

【Tier2.5】
兼松

【Tier3】
長瀬産業

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兼松のためにTier2.5という特別枠を設けた。兼松は給料だけみたら、双日や豊田通商並みになっている。また、事業内容も専門商社というよりは、総合商社に近い。バルクトレーディングとかしてて、専門商社感が薄い。兼松から双日に転職する人もニュースで見るぐらい、総合商社に近いのだろう。ただ、メタルワンと比べると、人材の厚さや収益力が劣ると考えた。
Tier3は長瀬産業とした。独立系専門商社という枠で見ると、間違いなく一番である。年収も非常に高い上、鉄鋼商社と比べると収益が良くも悪くも安定。このため、伊藤忠丸紅鉄鋼のような爆発力はない。ただし、平均年収1,330万円とバケモノ級。MISI、MO、兼松と比べると少し弱く、Tier3とした。

【Tier4】
JFE商事、日鉄物産、阪和興業、岡谷鋼機、稲畑産業
、岩谷産業

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Tier4は、THE専門商社の6社を入れた。待遇面ではJFE商事が平均年収1,360万円と抜きん出ているが、数年前は1,000万円以下であったため、上振れ下振れを考慮し、この位置とした。この6社は待遇面では、ほぼ横並び。Tier4に複数内定したら、本当に好みの問題。鉄鋼がいいのか、鉄鋼じゃなくてもいいのか。海外駐在したいのか、したくないのか。雰囲気は体育会系がいいのか、マイルドがいいのか。こんな感じで、こだわりのポイントをいくつか洗い出して、自分にあうか合わないかを見極めると良し。

【Tier4.5】
日立ハイテク、蝶理、伊藤忠エネクス

【Tier5】
神鋼商事、第一実業、西華産業、CBC、日本紙パルプ商事、豊島

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日立ハイテクという特殊な会社のためにTier4.5を設置した。専門商社なのかどうか分からない。収益性は他社の追随を許さない。もう少しで営業利益1,000億円という水準。平均年収は937万円と専門商社の中では控えめ。魅力は、有給取得日数が平均18.6日と高い数値を誇ること。そして、日立ハイテクと蝶理だと迷うなと思い、Tier4.5に蝶理を入れた。平均年収1,000万円で、世間一般からみたら高い年収だが、昨今のインフレ時代では、少し見劣りする。また、3年後離職率が20%超えているのも気になる。一方、35歳モデル賃金は51.4万円と、海運並みの高水準であり、普通に良い会社。伊藤忠エネクスもTier4.5とした。Tier4の各社と比べると、少しだけ給与水準が低い。岩谷産業とエネクスなら、岩谷産業を選びたい気持ちが勝る。

Tier5には、待遇は良いけど何かが引っかかる会社をノミネートした。神鋼商事は平均年収1,129万円と高いが、ボーナス偏重であることと、鉄鋼メーカーの中では規模の小さい神戸製鋼所の関連会社というのが、どうしても気になってしまう。その他は、平均年収1,000万円前後だが、知名度、規模、収益性でTier4.5以上と比べると、少し見劣りしてしまう各社を入れた。

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