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内科セルトレ2024解説(18)〜ITPの検査所見〜

急性期病院で9年間総合内科医として働き詰めるも、ヘルスケアスタートアップに転職したため、総合内科専門医試験の受験資格がなくなってしまった10年目の総合内科医です。
"出願時点での、1週間あたりの臨床勤務時間が不足している"とのことで、出願取り消しとなりました。転職したのは出願申込のわずか4ヶ月前のことでした。
その連絡が来るまで今年受験するつもりでいたので、セルフトレーニング問題(日本内科学会発行)を試験対策のため購入していました。
もったいないので、自分のアセスメントを加えながら解いていきます。


〜注意書き〜
セルフトレーニング問題の解答提出締め切りの前日(9/29)に、解答だけ(解説なし)無料記事として公開します。
専門医資格の取得、更新のための単位取得だけが目的の方は、それまでフォローして待っていれば良いと思います。

それまで待たず、専門医試験対策として、あるいは日々の生涯学習として勉強したい方は、こちらの解説を購入することもできます。問題文は載せませんが、セルトレ購入している方ならどの問題の解説かはわかると思います。



問題:ITP

ITPで見られる検査所見について問う問題。

アセスメント

単に知識の問題と見るか。
知らなくても病態を理解していれば解ける問題と見るか。
そして、トロンボポエチンの性質を理解しているか。

参考資料

2020年くらいの内科学会雑誌記事のリンク、貼っておくね。

特発性(免疫性)血小板減少性紫斑病治療の最前線

特発性血小板減少性紫斑病の病態と治療

ガイドライン的なのも、貼っておくね。

成人免疫性血小板減少症診断参照ガイド 2023 年版

成人特発性血小板減少性紫斑病治療の参照ガイド  2019 改訂版

これ見たら、解説読まなくても解けるから…


知識からのアプローチ:ITPの診断基準

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