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【答えと解説】釘読みクイズ Pひぐらし-風車上

今回も多くの方のご参加ありがとうございますm(_ _)m
3種なので難易度はそこまで高くないものでしたが、引っ掛けというか見方によっては答えが分かれる問題でした。

正解は「②・③・①」

最も回答が多かったのも②・③・①でした。
次に多かったのが③・②・①
この二つで割れました。

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このように3つの点の逆三角形で見るとわかりやすい問題でした。
イメージとして左辺・右辺に数字も書いてみました。
合計を100として、もし左辺右辺が1:1なら50:50とおおよその比率です。
これはだいたいで、ホールに定規は持っていけないので頭の中で想像する感じです。

水(1)

この「風車とヨロイを合わせてみる」のは毎回お伝えしている私のオススメの見方ですが初めてこのnoteを見た方もいると思うので簡単に解説します。
このように風車を一本の釘として見るのがポイントです。

細かい理由は割愛しますが
風車も釘一本の役割しか果たしません!

見た目的には玉の勢いを付けてくれるような強力な部品に見えますが、実際は非常に軽く単なる飾りの一つといって良いぐらい力はありません。

水の流れ

釘で見るというより、上から水を流したのもイメージします。
必ず風車の軸に当ってから左右に振り分けられるのが特徴です。
この場合は右辺(ヘソ方向)の方が広いので右へ多く流れます。
問題で言えば一番良い②のカタチです。

スクリーンショット 2021-10-02 142607

見方によってなぜ答えが変わってくるか?の理由

スクリーンショット 2021-10-02 143227

このように「風車は無視」して見た図です。
どうでしょうか?
今回の正解は②・③・①ですが、違った順になるように見えませんか?

おそらく③が一番右へ流れそうなカタチ。
次に②?①とか‥。
①は見たまま左へ流れそうな形でわかりやすいです。

ただ少なくとも②が一番良い!とはならないはずです。

普通は寄り釘を見る=このように風車は見ないで逆八(ヨロイ)だけ見ようとします。
当然ここだけ見れば比較は簡単ですが、実際はここを通った玉は
必ず風車を経由します

風車を無視して寄り釘を見るのはタブーでもありますね。

スクリーンショット 2021-10-02 143405

逆にこのように「風車だけ」(下半分)を見てみます。
どうでしょうか?
風車が右を向いてる・垂直がわかるでしょうか?

おそらく「わからない」が本音だと思います。
いや画像だから‥正面からだからと思うかもしれませんが、実機を凝視しても風車の傾きはわからないはずです。

よほど5度以上とか傾いていればわかりますがそこまで曲がった風車は現実としてまず見ることはありません。

スクリーンショット 2021-10-02 143752

このように風車のフチと道釘の隙間で見るという方法もありますが‥。
・隙間が広い=左へ傾いている
・隙間が狭い・近い=右へ傾いている

「直接見てわからないなら他の釘を基準にする」

これは釘で良く出てくる有効な見方ですが、ここではこの見方は役に立ちません。

スクリーンショット 2021-10-02 145133

よくあるのが道釘の一番左の釘を「右へ」
なんとなくでも道釘に乗せない動きなのはわかると思います。
比較的多いマイナス調整部分ではあります。

このように基準にしようとする釘が叩かれてることもあるので、この見方は使えないです。
この隙間が広く・狭くなるほど風車が曲げられていれば、直接見ればわかるほどの曲がり方になっているものです。

直接見てもわからない風車は他の釘を基準にしてみる

それが逆三角形ということです。
それほど風車の曲がり具合はわかりにくいものです。

合わせて見ることで答えが見えてくる

スクリーンショット 2021-10-02 144923

セットで見る、出来上がりのカタチから見ることで容易に良し悪しが判別できます。
②でもヨロイが外向きになっているのが気になる方もいると思いますが、その場合でも単純に逆三角形で見ればOKです。

「釘は物理です」

玉の回転や勢いなどを考えてしまいますが
実際は左辺右辺の広い方へ流れるものです。
(いつか実機で検証動画上げます)

この見方は万能です

機種が違っても寄り釘の形はたいして変わりません。
P〇〇の場合は‥この機種の場合はとなっては100機種100通り覚えなくてはいけないので大きく時間のロスです。

逆三角形の基本さえ覚えておけば9割の機種に対応できます。
物理法則は共通ですからね。

この3つ同一店舗ではありません(少し難しい話)

スクリーンショット 2021-10-02 142607

いつもは意識的に同一店舗の釘をあげています。
店が同じなら釘調整のケセや傾向は同じなので比較がしやすいからです。

3つとも違う店舗なので

・ヨロイの叩き方も統一性がない
・風車の位置がバラバラ

少し難しい、調整のクセの話ですが
実際はこの3つが並んで設置されることはありません。
それぞれ別の人が調整したな‥と思えるような釘の形です。

一店舗だとマイナスにする箇所も決まってるので単純に横の比較でわかりやすいもの。
ヨロイの左連釘を見てもわかるように、釘の頭が揃ってたり揃ってなかったり叩き方が違います。

特に②は風車が左向き、一番不自然です。
この②も

・風車はプラス
・だけどヨロイは大きくマイナス

非常にちぐはぐな調整といえます。
実は30玉交換→27.5玉交換になってこのような形になりました。
以前はもっと寄りがプラスでしたが、後から半ば強引に寄り釘を落とした感じとなりアケてるのか?シメてるのか?わかりにくい調整になってます。

実際は風車のプラスが大きいので右へ多く流れます。
いわゆる落としたけど、あまり落ちてないという変わった調整ともいえますね。
風車右向きですぐ落ちるのですが、風車を変えると他入賞の数値も変わってしまうので嫌がるお店は多いです。

少し難しい話ですがお店によって調整の傾向は様々です。
・ここはヨロイの左を広げるんだな
・ここは風車がみんなプラス
・この店はヨロイの右も叩くなど

店ごとの特色を思えていくのも今後の釘読みで役立つことがあります。

①寄り釘は逆三角形で見る
②調整する箇所は全店同じとは限らない

画像だと見やすいですが実践はまた見え方も変わります。
まずは数多く釘の違いを現場で見ていき慣れていってください。
釘を変に難しく考えずシンプルに見ることです!


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