私たちの未来
いつもの坂道 一人で帰った 思い出を拾いながら
部活の掛け声とか バスの優しい揺れも
みじめなことに いつも無理をして 気づかないふりだったね
本当は君が 誰より 寂しいのに
何かをつかむために 何か諦めて
マーチの終わり響いて 心が 疼き始めた
ねえ 風は未来へと吹き ページをめくってく
春の夜明けに 光差した
ねえ 私たちの未来って どんなふうなんだろう
淡く滲んだ 紫色
本当の気持ち 表に出せずに ブックカバーで隠して
教室の隅にいた 目立たなくて済むから
笑いあった時も けんかした時も どれも宝物だね
いくら望んでも 戻って こないから
何かをつかみかけて 少し届かない
降り積もってきた夢よ 桜になり 舞い上がれ
ねえ 君は未来へと向き 歩みを進めてく
冬の暁 雪が降った
ねえ 私たちの未来って こんな風なのかな
あたり一面 可憐な白
ねえ 風は未来へと吹き ページをめくってく
春の夜明けに 光差した
ねえ 私たちの未来って どんなふうなんだろう
淡く滲んだ 紫色
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