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マツカンフェス物語#01「すべてはその一言からはじまった」

AFF申請奮闘編その1 「すべてはその一言からはじまった」

前日譚~2021/05/03 MON


管楽器修理のお店「マツカン」は11月28日(日)に横浜・関内で音楽フェスを開催することになった。

なぜ修理屋さんが音楽フェスをやろうと思ったのか?
どのように準備を進めてきたのか?
そのへんのところを備忘録として綴っていこうと思う。

ぼくはこの道に入ったのは遅い方である。

でも、元々音楽は好きで、子供の頃はテレビで歌番組を見て、中学生ではラジオでヒットチャートを聴き、高校生でちょっと洋楽をかじり、編集テープなんか作り、大学生になってやっとコンサートに行けるようになった。
聴くジャンルは雑多だった。基本的にはフォーク・ロックなどのポピュラーミュージックで、ときに背伸びしてクラシックやジャズ、ソウルを聴いたりした。
社会人になってもラジオ、CDは聴き、ライブに時折足を運び、ほそぼそと編集テープ作りもやっていた。

この仕事に就いてからは、グッと音楽の現場に近くなり、何人かのミュージシャンの方と懇意にさせてもらった。
ありがたいことに松本さんところでライブやりたいと言って下さる機会もあり、2018年には店内で2回ミニライブを開くこともできた。
お客さんも喜んでくれたし、ミュージシャンにもいつものライブとは違う趣だと面白がってもらった。
でも、正直、うちのお店の規模ではコンスタントにライブを開催する経済的・人員的余裕はなく、また防音室を導入して会場費なしでライブを開けるスペースも失った。
相当店の規模を大きくするまでは主催公演はできない。
それは遠い将来ののことだ。
そういった現実が目の前に立ちはだかった。
でも逆の言い方をすれば将来の夢ができたともとらえることができる。

それをモチベーションに目の前の仕事をひとつづつ丁寧にやっていき、知恵を絞って、営業活動をしてきた。
しかし、松本だけに「ドジでノロマな亀」なので、なかなか、軌道には乗らない。
(ニッチな世代にしか通じない、苦笑。わからない方は「スチュワーデス物語」で検索を)

さらにコロナ禍が追い打ちをかける。
これは夢を実現するのは10年先どころか、いつまでたっても無理なのではと思うようになる。

そこへ降ってわいたきたのが「文化庁の補助金で是非マツカンフェス開催しましょう!」という言葉だった。
すべてはその一言からはじまった。

マツカンフェスのはじめの一歩PNG

ときは2021年5月3日

つづく

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