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差別化で売れる!農産物の付加価値を高める方法

こんにちは!

北海道の農産物や水産物、乳製品が大好きな北海道民のマツモトです。

私は、道北や道東の野菜、乳製品、水産物やその加工品を道内外に広めるお手伝いをしています。一次産業が大好きで、畑や牧場で働くこともあります。

お客さまから販路拡大で相談を受ける時に良くご相談いただくのが、他でも同じ野菜(商品)を売っているし、差別化をしたいがどうしたらよいか分からない。というご相談です。

そこで本日は、どうすれば差別化できるのかについてお話ししたいと思います。

農業経営において、他の農家と違うことをするのはとても大事です。これは水産物、乳製品でも同じことが言えます。

特に北海道の農家や農業法人にとって、他と違うことをすることで市場での競争力が上がり、収入も増やせます。本記事では、農産物の価値を高めるための具体的な方法を紹介します。

1. ブランド化する

農産物にブランド力を持たせることで、他の農家と違うことができます。ブランド化には以下のステップがあります。

  • 印象に残りやすい名前
    他と一線を画す分かりやすく、印象にのこる名前を考えましょう。地域の特色や特産品を反映した名前は特に効果的です。

  • ロゴとパッケージ
    見た目が魅力的なロゴとパッケージをデザインしましょう。消費者の記憶に残りやすくなります。

  • 生産者の思いを伝えるストーリー
    農産物の背景や生産者の思いを伝えるストーリーを作りましょう。大切なのはできるだけ隠さず、真摯に消費者へ思いを伝えることです。SNSやウェブサイトで発信すると効果的です。

ブランド化の成功には、以下の要素も重要です。

1-1. 一貫性のあるメッセージ

ブランドの一貫性は信頼性を高めます。ロゴ、パッケージ、広告、ウェブサイト、SNSのメッセージを統一し、消費者に一貫したイメージを伝えましょう。ブランドのストーリーや理念を明確にし、それを常に発信し続けることが重要です。

1-2. 消費者とのコミュニケーション

消費者とのコミュニケーションを大切にし、彼らの意見を積極的に取り入れましょう。SNSやブログを通じて、農産物の成長過程や日々の農業活動をシェアすることで、消費者との距離が近づき、親しみやすさが増します。

1-3. 地域性の強調

地域の特色を前面に出すことで、他の地域の農産物との差別化が図れます。北海道の自然環境や気候を活かした栽培方法や、その地域ならではの特産品を強調することで、消費者に「ここでしか手に入らない」と感じてもらえます。

北海道の農産物が本州で売れる理由については以下の記事も参考にしてください。

2. 環境に配慮する

環境に優しい農業は、現代の消費者にとって大きな魅力です。環境に配慮した農業を実践し、これをアピールすることで価値を高められます。

  • 有機農業
     
    化学肥料や農薬を使わない有機農業を実践することで、健康志向の消費者にアピールできます。

  • 再生可能エネルギー
    太陽光や風力などの再生可能エネルギーを活用することで、環境負荷を減らし、エコ意識の高いお客様に訴求できます。

  • 環境認証
    有機JAS認証やエコファーマー認証などを取得することで、信頼性が上がります。

また、有機農業のお話しをすると農薬使用について消費者にどのように伝えるかというご相談も受けたりします。

農薬の使用については、使う量や頻度、安全性を守るためのルールがしっかりあります。そして、使われる農薬は厳しい基準に基づいて管理されているので、食品の安全が確保されています。

このことをしっかりと伝えることで、他の商品との差別化が図れます。

3. 新しい市場を開拓する

新しい市場を開拓することも差別化の一つの方法です。例えば、以下のような市場があります。

  • 高付加価値市場
     
    高品質で高価格な農産物を求める市場を狙いましょう。例えば、高級レストランやホテルへの供給です。

  • 観光農業
    農業体験や収穫体験を提供することで、観光客をターゲットにできます。これにより、直接販売だけでなく、体験料としての収入も見込めます。

  • オンライン販売
    インターネットを使ったオンライン販売は、地域を超えた広いお客様にアプローチできるため、有効です。

4. 地元との連携

地域コミュニティとの連携も、農産物の価値を高める助けになります。地元のイベントやマルシェに参加し、お客様と直接交流することが大事です。また、地元の学校や企業とのコラボレーションも有効です。

まとめ

農産物の差別化は、ブランド化する、環境に配慮する、新しい市場を開拓する、そして地元との連携によって実現できます。

これらの方法を組み合わせて、持続可能で競争力のある農業経営を目指しましょう。差別化を図ることで、北海道の農業法人や一次産業の個人事業主として、より高い価値を提供し、成功を収めることができるでしょう。

何かご不明な点やお困りのことがあれば、いつでもご相談ください。皆さんと一緒に、北海道の味を全国に届けるお手伝いをさせていただきます!

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