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HIPHOPノススメ

この記事はmast19AdventCalendar2019(https://adventar.org/calendars/4398 )の12日目の記事です。
前回は中村悠一っぽい方のたくみさんのエモエモアツアツ記事『しょうもねえポエムを書いちゃダメだなんて、誰が決めたっていうのさ』(https://note.com/uguisu794hokekyo/n/n0459de2b6ef8)でした。

adventカレンダー、せっかくだし誕生日に枠取ったけどほんとに何書こうかなあと11月半ばからずっと悩んでたわけですが、実際技術的な話はggrksと言われて調べられる程度の話くらいですらできるか怪しいペーペーなのでボツ、自分についてあれこれ話そうかと思っても詩的で知的な話はできずジメジメした感じに溢れてしまいそうだった(そんな人いないと思うけど読みたかったならごめん)のでこれもボツ。書くとしたら自分が知ってるけど意外とみんなが知らないものだよなあ、それってなんだろうか?そうだ!HIPHOPじゃん!

というわけでHIPHOPノススメ、始まり始まり。

そもそもHIPHOPって何???ってなってる人も数多くいると思うので超ざっくり起源とか歴史を説明すると、1960年代にジャマイカからレゲエのカルチャーがアメリカ(ほぼほぼニューヨーク)に伝播してきて、そこにスクラッチ(多分これがかなり一般的なHIPHOPのイメージに近いかも、レコードキュッキュするやつ)の要素が追加されたことで新しいジャンルとして暖簾分けした音楽。

それがHIPHOP。

先ほど挙げたスクラッチの他にも、HIPHOPを成す要素として、もちろんラップ、そして壁に描かれるグラフィティ、音楽に合わせて踊られるダンス(ダンスのジャンルとしてHIPHOPがあるのもここから)があり、そこにスクラッチを合わせて4 elementsと呼ばれています。

ここであれHIPHOP=ラップじゃないの?そう思った人は少なくないはず。実は本当はそうじゃないんですね、はい。まあラップが一番メインの部分ではあるんだけれど。正直これはデリケートな部分ではある。まああくまでラップは要素だってことがわかってもらえればOKです。

まあ何よりひとまず曲を聴いてかっけえって思って欲しいわけです。

歴史的に絶対に必要な部分と僕の好みがめちゃくちゃ混じりますがご了承ください。

まずはrun-d.m.c.で Its Like That

彼らはHIPHOP黎明期を牽引してきたユニットです。HIPHOPがニューヨークのストリートでほとんどパーティチックな内容だで始まり(オールドスクール)、少しずつ若者に飽きられてきた頃に、ストリートでラッパーがマイクを握って何かを伝え始めた時代(ミドルスクール)を象徴する曲。必聴です。当時のアメリカ市民の不満とこんな世の中を変えたいという思いから、メッセージ性がパンパンに詰まってますね。HIPHOPは日常のあらゆる部分からから湧き出るstreet musicであることがよくわかると思います。

続いてまたrun-d.m.c.でWalk This Way

この曲はHIPHOP golden ageの先駆けとなった曲です。あのエアロスミスとの超豪華コラボ曲。あれ?run-d.m.c.ってミドルスクールじゃないの?って思ったそこのあなたにこう言いましょう。この人たちヤベえよ?2時代も牽引しちゃってるHIPHOPレジェンドだよ?彼らを知っているだけでHIPHOPをまあまあ知ってると言ってもいい程に彼らは偉大です。

続いてかなり時代は飛びますがEminemでRap God

HIPHOPをあまり知らないとしてもEminemだけは知ってるよって人は多いんじゃないでしょうか。それほどまでに彼は有名ですし、ビルボードランキングに9枚のアルバムを連続で1位を獲得した唯一のアーティストという大記録を持っている人気・実力をともに最高に兼ね備えているラッパー、唯一無二の早口で独特なフロウとワードセンスは一度聞いたらクセになります。そんな彼の代表曲です。

続いて日本に飛んで吉幾三でおら東京さ行ぐだ

え???これがHIPHOP???どういうこと???おそらくみなさん困惑しているでしょう。はい、実はこれもHIPHOPなのです。実はこの曲日本最古のラップの曲であり、しかもテーマがローカルの日常であるという、street musicの条件も満たしているんです。実は日本のHIPHOPの原点をみんなHIPHOPとは思わずに聞いているわけなんです。

続いてLAMP EYEで証言

Zeebraを始めRINO、YOU THE ROCKなど日本語ラップを発展させた錚々たるラッパーが参加したLAMP EYE。伝説的イベント「さんピンCAMP」で熱狂を巻き起こした。一度聞けばその理由がわかるはず。

まだまだ紹介したりないですが、もうだいぶ長くなってきたので最後に僕の一押しの今アツい曲を2つ紹介して終わろうと思います。

梅田サイファーでトラボルタカスタム

梅田サイファーは大阪を拠点に活動するグループで、全員が異常なまでにラップスキルが高いです。ビートに対する声の乗せ方や、歌詞に込められている意味の深さが

Creepy Nutsでよふかしのうた

梅田サイファーのメンバーの一人R指定とDJ松永のユニットCreepy Nutsの曲です。R指定さんはUMBという、フリースタイルラップで言葉をぶつけ合い観客を沸かせる戦いであるMCバトルの最大規模の大会で前人未到の3連覇を果たしており、DJ松永さんは、DMCというDJ(ターンテーブリスト)のパフォーマンス技術を競い合うの大会で世界一を取っているという、とんでもない経歴を持っています。そんな二人の親しみやすいオススメ曲です。

HIPHOPはこんなものでは到底語りきれないほど世界中で愛されていて、かつすごく奥が深いものです。ぜひ自分の目で、耳で深く掘り下げてほしいそう思っております。

最後に

本日誕生日を迎えました。何を話そうかと思いみんなが知らないだろう自分の好きなことを書いたらここまで長くなってしまいました。書いていてここま楽しく語れるほど自分はHIPHOPが好きであると実感して驚いています。周りのそれほどHIPHOPを好きな人がいなくて寂しかったのですがこれを読んで少しでも興味を持ってくれると嬉しいです。(ここまで長いと読んでもらえないかもだけど)

蛇足

唐突ですが先日DJセットを買いました。また実はリリック(歌詞)も前々から書いたりしています。どこかで何かしら形にできればいいな。では。

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