日米大学野球選手権米代表選手名鑑

1.日程(日本時間)

●第1戦:7/8:AM7:00~
●第2戦:7/9:AM7:00~
●第3戦:7/10:AM6:00~
●第4戦:7/12:AM7:30~
●第5戦:7/13:AM7:30~
※USA Baseball.comのYouTube公式アカウントでライブ配信あり

2.大学・台湾戦成績

投手大学成績

野手大学成績

投手台湾成績

野手台湾成績

3.総評

●全体
 基本的に米代表は翌年にドラフト対象となる2年生中心のメンバーで、日本代表と米代表の実力の差は拮抗しており、1980年以降は2007年日本優勝を除き、毎年開催国のチームが優勝している。
日米大学野球の前に行われた台湾との親善試合では5連勝&計46得点/11失点と絶好調で、順当に行けば今年も米代表が優勝する可能性が高い。


投手
 
先発は24年1巡目候補のドリュー・ビーム、トレイ・イエスアベイジ、カーター・ホルトン、ヘイゲン・スミスや、変則フォームから100mph近い剛速球を投げ込むライアン・ジョンソンなどがおり強力。
特にビームは球速・制球ともにハイレベルで、攻略は難しそう。
リリーフは大学生トップレベルのタイソン・ネイバーズフラン・オシェルに加え、変則サウスポーのベン・アデルト、ショートアームでカット気味の速球を投げるマイケル・マッシーなど、バリエーションが豊富。

野手
 
台湾戦打率.333(171-57) 計11HR13名中打率3割以上8名と、今年は打線が強力。
特に打率.619の1番オフェラル.533ケレン・カルペッパー、打率.381 2HRで中軸のチャーリー・コンドン、今季全米1位打率.449JJウェザーホルトらは要注目。
不調だが今季全米33HRジャック・カグリアンの一発には警戒したい。

●守備
 SSのオフェラル、CFのロドニー・グリーンJr.、3Bのカルペッパー、ライアン・スタフォードを筆頭に、守備が堅実な選手が揃っており、台湾戦5試合で失策はわずか1個。
内野はやや本職2Bの選手が多いが、ウェザーホルト、シーバー・キングはシーズン中に複数のポジションを守っており、融通が利く。
外野も大学生No.1の強肩を誇るブレイデン・モンゴメリー、スピードのあるジェイス・ラビオレットは足を引っ張ることはないだろう。

4.右投手

4 Jay Woolfolk/ジェイ・ウールフォーク
(バージニア大2年/投)
【身長体重】183cm91kg【生年月日】2002/11/27
【ドラフト】なし【特徴】速球〇・スライダー〇

 大学でフットボールもプレー中の、アスリート型剛腕クローザー。
今季はACC4位の9セーブを記録し、CWS出場に大きく貢献した。
球種は93-95/MAX98mphの速球・スライダー・チェンジアップ。
速球はツーシーム主体で、鋭く曲がる80mph半ばのスライダーも高評価。
ダイナミックなフォームで制球は不安定。

8 Kyle Robinson/カイル・ロビンソン
(テキサス工科大2年/投)
【身長体重】198cm95kg【生年月日】2003/7/17
【ドラフト】なし【特徴】チェンジアップ〇

 198cmの長身から投げ下ろす変化球が武器の来季先発候補。
今季は先発兼リリーフとしてプレーし、リージョナルラウンドでは準優勝校フロリダ相手に5回2失点と好投した。
球種は91-94/MAX96mphの速球・チェンジアップ・スライダー。
ベストピッチは大きく沈む80mph前半のチェンジアップで、縦のスライダーもまずまず。
制球はやや不安定。

16 Brandon Neely/ブランドン・ニーリー
(フロリダ大2年/投)
【身長体重】191cm95kg【生年月日】2003/7/8
【ドラフト】なし【特徴】カーブ〇・スライダー〇

 大きくインステップするフォームが特徴的なクローザー。
今季は全米6位の13セーブを記録し、同大の準優勝に大きく貢献した。
球種は92-95/MAX97mphの速球・カーブ・スライダー・チェンジアップ。
伸びのある速球、大きく曲がる80mph前後のカーブを軸に三振を奪う。
21年MLB公式205位のトッププロスペクト。

25 Christian Coppola/クリスチャン・コッポラ
(ラトガース大1年/投)
【身長体重】195cm104kg【生年月日】2003/11/4
【ドラフト】なし【特徴】カーブ〇・スライダー〇

 代表最年少19歳の変化球投手。
今季は1年生ながらエースとしてBig Tenで1位の防御率3.68を記録した。
球種は88-91/MAX93mphの速球・カーブ・スライダー・チェンジアップ。
球威は物足りないが、80mph前後の縦スライダー・70mph後半の落差のあるカーブは高評価。

27 Nicholas Wilson/ニコラス・ウィルソン
(サザン大3年/投)
【身長体重】188cm88kg【生年月日】2001/7/9
【ドラフト】なし【特徴】制球〇

 ほぼ情報がない3年生。
今季はマイナーカンファレンスながら先発で防御率3.22を記録した。
球種は88-92/MAX93mphの速球・カーブ・スライダー・チェンジアップ。
ベストピッチはスライダー。
台湾戦は防御率54.00と絶不調。

28 Fran Oschell ⅲ/フラン・オシェル三世
(デューク大2年/投)
【身長体重】201cm104kg【生年月日】2002/10/28
【ドラフト】なし【特徴】速球〇・カーブ〇

 201cmの恵まれた体格から剛速球を投げ込む代表No.1リリーフ。
今季は防御率0.69と驚異的な成績を残し、同大のベスト16進出に大きく貢献した。
球種は93-95/MAX97mphの速球・カーブ・スライダー・チェンジアップ。
腕の使い方が独特で球の出どころが見づらく、ホップ型の速球・80mp前半のカーブを軸に空振りを量産する。
変則フォーム故に制球は平均以下。

31 Tyson Neighbors/タイソン・ネイバーズ
(カンザス州立大2年/投)
【身長体重】188cm100kg【生年月日】2002/10/9
【ドラフト】なし【特徴】速球〇・スライダー〇・カーブ〇

 オーバースローから剛速球を投げ込むクローザー候補。
今季は制球難を克服し、全米14位の11セーブ記録した。
球種は93-95/MAX99mphの速球・スライダー・カーブ・チェンジアップ。スピンの効いた伸びのある速球、80mph後半の鋭く曲がるスライダー・3000rpm超の80mph前半のカーブはどれもハイレベルで、容易に空振りを奪える。

32 Drew Beam/ドリュー・ビーム
(テネシー大2年/投)
【身長体重】193cm94kg【生年月日】2003/2/14
【ドラフト】なし【特徴】制球〇・速球〇・カーブ〇・チェンジアップ〇

 球速・制球力を兼ね備えた23年1巡目指名候補。
1年次から強豪テネシー大の先発ローテで活躍し、今季はチーム1位の9勝を挙げ、CWS出場に大きく貢献した。
球種は92-96mph/MAX98mphの速球・カーブ・スライダー・チェンジアップ。
速球は昨年から2-3mph伸びており、80mph前半の大きく曲がるカーブ、80mph後半の高速チェンジアップも高評価。
妹が難病の脊髄性筋萎縮症を患っており、病名を広めるために紫色のグローブを使用している。


35 Luke Holman/ルーク・ホルマン
(アラバマ大2年/投)
【身長体重】193cm88kg【生年月日】2003/1/6
【ドラフト】なし【特徴】スライダー〇・カーブ〇

 インステップ気味のオーバースローからボールを投げ下ろすスターター。
今季はアラバマ大でSEC9位の防御率3.67を記録した。
球種は91-93mph/MAX96mphの速球・スライダー・カーブ・チェンジアップ。
ベストピッチは落差の大きな80mph前後のカーブで、80mph前後のスライダーも高評価。
現在転校リスト入りしている。

37 Matt Ager/マット・エイジャー
(UCサンタバーバラ校2年/投)
【身長体重】195cm95kg【生年月日】2003/5/21
【ドラフト】なし【特徴】制球〇・スライダー〇

 恵まれた体格で完成度の高い先発候補。
今季は先発に転向し、Big West6位の防御率3.12を記録した。
球種は91-94mph/MAX96mphの速球・スライダー・カーブ・チェンジアップ。
伸びのある速球、切れ味鋭いスライダーを軸に空振りを奪うスタイル。
制球力も高く、スライダーをきっちり右打者の外に投げ込むことができる。

43 Ryan Johnson/ライアン・ジョンソン
(DBU2年/投)
【身長体重】198cm98kg【生年月日】2002/8/5
【ドラフト】なし【特徴】スライダー〇・速球〇

 急にモーションが速くなる変則フォームから剛速球を投げ込む、ポテンシャルの高い先発投手。
今季は防御率4.43だが、与四球22/奪三振116と制球面が大きく改善した。
球種は92-97mph/MAX100mphの速球・スライダー・チェンジアップ。
速球はツーシーム主体で利き手方向に大きく動き、切れの良いスライダーで三振を奪う。
チェンジアップは未完成で、左打者が苦手。

45 Michael Massey/マイケル・マッシー
(ウェイクフォレスト大2年/投)
【身長体重】195cm104kg【生年月日】2003/4/5
【ドラフト】なし【特徴】スライダー〇・速球〇

 ショートアームが特徴的な剛腕リリーフ。
今季テュレーン大から転校し、チーム2位27登板とブルペンの柱として活躍した。
球種は92-96mph/MAX98mphの速球・スライダー・チェンジアップ。
速球はカットしながら伸びる独特な軌道で、スピンの効いたスライダーとのコンビネーションで空振りを量産する。
台湾戦は防御率21.60と打ち込まれた。

46 Trey Yesavage/トレイ・イエスアベイジ
(イーストカロライナ大2年/投)
【身長体重】193cm102kg【生年月日】2003/7/28
【ドラフト】なし【特徴】スライダー〇・カーブ〇

 代表の右投手ではドリュー・ビームと双璧をなす24年1巡目指名候補。
今季は先発に転向し、全米22位の防御率2.61を記録した。
球種は92-95mph/MAX97mphの速球・スライダー・カーブ・スプリット。
伸びのある速球・80mph後半のカッター軌道のスライダー・縦のカーブは高評価。
台湾戦では1試合目に先発登板。

60 Xavier Meachem/ザビアー・ミーチェム
(ノースカロライナA&T大3年/投)
【身長体重】180cm91kg【生年月日】2002/9/6
【ドラフト】なし【特徴】スライダー〇

 粗削りな3年生リリーバー。
年々成績は改善しているが、今季もマイナーカンファレンスで防御率5.59と、代表レベルの選手としてはあまりにも物足りない。
球種は91-93/MAX95mphの速球・スライダー・カーブ・チェンジアップ。伸びのある速球、高スピンの80mph前半の鋭く曲がるスライダーが軸。
制球は平均以下。

5.左投手

15 Ben Abeldt/ベン・エイベルト
(TCU1年/投)
【身長体重】191cm91kg【生年月日】2003/12/1
【ドラフト】なし【特徴】スライダー〇

 大きくインステップするフォームが特徴的な変則グラウンドボーラー。
今季は1年生ながらチーム最多の全32試合に登板し、ブルペンを支えた。
球種は89-92mph/MAX94mphの速球・スライダー・チェンジアップ・カーブ。
速球はツーシーム主体、ベストピッチはフリスビーのように大きく曲がるスライダーで、左右どちらにも有効。
変則フォーム故にボールが抜けることがあり、制球は不安定。

29 Omar Melendez/オマー・メレンデス
(アラバマ州立大2年/投)
【身長体重】198cm100kg【生年月日】2003/8/1
【ドラフト】なし【特徴】チェンジアップ〇・制球〇

  今季全米3位の12勝を記録した、技巧派プエルトリカン。
球種は84-88mphの速球・チェンジアップ・カーブ。
球威は物足りないが、198cmの長身から投げ下ろす70mph半ばの大きく沈むチェンジアップで、容易に空振りを奪う。
長身にありがちな制球難はなく、今季2完投とスタミナも豊富。

30 Carter Holton/カーター・ホルトン
(バンダービルト大2年/投)
【身長体重】180cm91kg【生年月日】2002/9/4
【ドラフト】21年MIL19巡目【特徴】スライダー〇・速球〇

 名門バンダービルト大で1年生から先発を務める、24年トップクラスの大学生サウスポー。
21年MLB公式128位のトッププロスペクトで、昨年はSEC6位の防御率3.14を記録した。
球種は93-96/MAX98mphの速球・スライダー・カーブ・チェンジアップ・カッター。
速球は伸びがあり、80mph前半のスイーパー系のスライダーは大学生トップクラスで、パワーカーブも平均以上。
ボールの出どころも見づらく、クロスファイアーで果敢に右打者の内角を攻める。
今季は故障で5/5以降登板がなく、健康面は不安。

33 Hagen Smith/ヘイゲン・スミス
(アーカンソー大2年/投)
【身長体重】191cm95kg【生年月日】2003/3/5
【ドラフト】なし【特徴】スライダー〇・球速〇・チェンジアップ〇

 24年大学生No.1サウスポー。
 高校4年次に6度のノーヒッターを記録し、21年MLB公式117位にランクインしたトッププロスペクト。
同大では先発/ロングリリーフとしてプレーし、今季はSEC7位の109奪三振を記録した。
球種は92-95/MAX98mphの速球・スライダー・チェンジアップ・スプリット。
低めのスリークォーターから急角度で投げ込む、80mph後半のスイーパー系のスライダーは大学生トップクラスで、右打者にはチェンジアップも有効。
闘争心を表に出す姿勢も〇。
2年連続与四球率5点台と制球は不安定。

6.二刀流

6 Braden Montgomery/ブレイデン・モンゴメリー
(スタンフォード大2年/外/投)
【身長体重】188cm98kg【投打】右左【生年月日】2003/4/16
【ドラフト】なし【特徴】肩◎・パワー〇

 2年連続で17HR以上を記録した、24年1巡目有力候補のスラッガー。
21年MLB公式ドラフトランキング66位のトッププロスペクトで、昨年Pac-12の1年生MVP獲得。
今季は四球数が3倍近く増加し、打者として大きな成長を見せた。
スイングスピードの優れた強打のスイッチヒッターで、今季は左打席で打率.365 15HRを記録。
投手としてMAX98mphの強肩は大学生No.1で、送球も正確。
大学通算防御率8.54/与四球率8.82と、投手としては期待できない。

23 Jac Cagnianone/ジャック・カグリオーン
(フロリダ大2年/一/投)
【身長体重】195cm111kg【投打】左左【生年月日】2003/2/9
【ドラフト】なし【特徴】パワー◎・球速〇

 粗削りだが凄まじいポテンシャルを秘める、24年1巡目最有力候補の二刀流。
高校時代にTJ手術を受けたため指名はなく進学し、昨季はDHに専念。
今季序盤にいきなり99mph記録1試合で110mph超のHR3本とセンセーショナルな活躍で、二刀流の先駆者大谷選手の名を捩り「JacTani」というニックネームが付けられた。
 打者としては今季BBCORバット(低反発バット)導入後最多の33HRを記録したパワーが最大の持ち味だが、変化球の対応・選球眼に難があり、台湾戦は計16-2 1HR 6三振。
球種は93-97/MAX99mphの速球・スライダー・チェンジアップ。
スライダーはまずまずだが制球は未熟で、突然四球を連発してしまうことも多い。

7.捕手

10 Malcom Moore/マルコム・ムーア
(スタンフォード大1年/捕/一)
【身長体重】185cm98kg【投打】右左【生年月日】2003/7/21
【ドラフト】なし【特徴】パワー〇

 アンソニー・リゾのような独特な構えから、痛烈な打球を飛ばす打撃型捕手。
高校4年次に打率.500 13HR 48打点と驚異的な成績を残し、22年MLB公式ドラフトランキング57位にランクイン。
今季1年生ながら15HRを記録し、同大の3年連続CWS出場に大きく貢献した。
捕手としては大柄で守備力は高くなく、今季は盗塁阻止率.208(48-10)/パスボール9個記録。
来年7月に21歳になるため24年ドラフト対象。

21 Ryan Stafford/ライアン・スタフォード
(カリフォルニア工科州立大2年/捕)
【身長体重】178cm82kg【投打】右右【生年月日】2003/1/15
【ドラフト】なし【特徴】コンタクト〇・守備〇

 2年連続打率.310以上を記録した、コンタクト力が武器の司令塔。
昨年は1年生ながらBig Westのベストナインに選出された。
守備面はブロッキングに定評がある選手で、今季パスボール3個/盗塁阻止率.282(39-11)を記録しており、監督からの信頼も厚い。
台湾戦は7-1と不調。

8.内野手

1 Christian Moore/クリスチャン・ムーア
(カリフォルニア工科州立大2年/二/三/外)
【身長体重】185cm95kg【投打】右右【生年月日】2002/10/21
【ドラフト】なし【特徴】パワー〇・肩〇

 スイングスピード・パワーの優れた大型2B。
高校時代はNYトップクラスの有望株で、昨季は118打数10HRを記録。
今季は2Bのレギュラーでチーム2位の17HRの活躍でCWS出場に大きく貢献した。
身体能力が高く、守備面は高校時代に投手としてMAX92mphを記録した強肩が武器。
空振りは多いが、ボールをじっくり見るタイプ。

3 Duce Gourson/デュース・ゴーソン
(UCLA2年/二)
【身長体重】185cm86kg【投打】右左【生年月日】2002/9/20
【ドラフト】なし【特徴】コンタクト〇

 コンパクトなスイングでボールを強く叩く中距離打者。
今季はキャリアハイの打率.319 10HRを記録し、Pac-12のベストナインに選出された。
今季対左投手打率.340(53-18) 2HRと、左投手を苦にしないタイプ。
昨年/去年は数試合SSを守ったが、肩が弱く2B向き。
台湾戦は11-2と不調。

5 Griff O'Ferrall/グリフ・オフェラル
(バージニア大2年/游)
【身長体重】185cm84kg【投打】右右【生年月日】2003/2/2
【ドラフト】なし【特徴】コンタクト〇・守備〇・スピード〇・選球眼

 ベースボールIQの高いリードオフマンタイプ。
大学通算3HRとパワーに欠けるタイプだが、非常にバットコントロールが上手く、今季打率.396 全米3位の108安打を記録し、同大の安打記録を更新した。
今季16盗塁のスピードを生かしたSS守備も堅実で、台湾戦は全試合1番SSでスタメン出場。

9 kaelen Culpepper/ケレン・カルペッパー
(カンザス州立大2年/3B)
【身長体重】183cm84kg【投打】右右【生年月日】2002/12/29
【ドラフト】なし【特徴】守備〇

 積極的な打撃が持ち味のプルヒッター。
昨年Big12の1年生ベストナインに選出され、今季は手の故障により一か月離脱したが、チーム3位の10HRを記録した。
速球に強く、今季は左投手に対し打率.382(34-13) 2HRを記録。
3B守備は範囲も広く強肩で、台湾戦は15-8 2HRと絶好調。

11 Seaver King/シーバー・キング
(ウェイクフォレスト大2年/二/三/游)
【身長体重】183cm86kg【投打】右右【生年月日】2003/4/25
【ドラフト】なし【特徴】コンタクト〇

 2部リーグから代表入りを勝ち取った伏兵。
高校時代は全くの無名選手だったが、2年連続でハイアベレージを記録し、ウェイクフォレスト大転校が決定。
ケープコッドリーグでも打率.471(34-16)を記録した。
身体能力が高く、代表では内野3ポジションで起用されているが、本職は2B。

51 JJ Weatherholt/JJウェザーホルト
(ウェストバージニア大2年/二/三)
【身長体重】178cm86kg【投打】右左【生年月日】2002/9/10
【ドラフト】なし【特徴】コンタクト◎・スピード〇・選球眼

 今季全米1位打率.449を記録した、24年全体1位候補のヒットメーカー。
178cmと小柄ながらスイングスピードが速く、コンタクト力・選球眼・パンチ力を兼ね備え、フィールド全体に長打を打ち分ける。
 全米11位36盗塁とスピードもあり、常に先の塁を狙う走塁意識も〇。
肩はあまり強くないがハンドリングが上手く、2B守備も安定している。

9.外野手

12 Rodney Green Jr./ロドニー・グリーンJr.
(カリフォルニア大2年/外)
【身長体重】191cm86kg【投打】左左【生年月日】2003/4/12
【ドラフト】なし【特徴】守備〇・スピード〇・パワー〇

 身体能力の優れたロマン型OF。
今季はPac-12で2位の29盗塁、14位の14HRを記録し、カンファレンスのベストナインに選出された。
 予備動作が大きく、52試合で32四球/77三振とコンタクト面に難があるが、スピード/パワーは非常に魅力的。
CF守備面はルート取りが上手く、スピードも合わさり広い範囲をカバーできる。

18 Jace Laviolette/ジェイス・ラヴィオレット
(テキサスA&M大2年/外)
【身長体重】198cm104kg【投打】左左【生年月日】2003/12/4
【ドラフト】なし【特徴】パワー◎・肩〇・スピード〇

 パワー・スピードを兼ね備えた25年全体1位最有力候補。
高校4年次に打率.601 11HRを記録したスラッガーで、22年MLB公式ドラフトランキング186位にランクイン。
今季は1年生4位の21HRを記録し、複数の媒体で1年生ベストナインに選出された。
 世代トップクラスのパワーを誇るスラッガーで、64試合/75三振と空振りは多いが、ボールの見極めはまずまず。
大柄な体格ながら身体能力が高く、60ヤード走6.5秒/チーム1位の18盗塁とスピードも平均以上で、守備力も堅実。

24 Charlie Condon/チャーリー・コンドン
(ジョージア大1年/OF/1B)
【身長体重】198cm95kg【投打】右右【生年月日】2003/4/14
【ドラフト】なし【特徴】パワー◎・コンタクト〇

 24年1巡目有力候補の長身スラッガー。
昨年は練習生扱いのため出場はなかったが、高校時代から11kg増量し、サマーリーグで活躍。
今季は2試合目から24試合連続安打を記録し、最終的に全米7位の25HRを記録し、全体の1年生MVPに選出された。
 コンスタントに110mph以上の打球速度を記録するパワーは大学生トップクラスで、空振りも少ない。
台湾戦21-8 2HRと絶好調。

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