【College】チェイス・バーンズ全米7位大に6回15K無失点/コール・メシーナ4HR16打点【15週目】

 こんにちは、あまなつ(@MattDavidson91)です。
現地時間2/16に開幕したアメリカ大学野球(NCAA1部)は、15週目が終了し、NCAAトーナメント出場校64校が発表されました。
リージョナルラウンドは5/31-6/3で、第16シードまでのホスト校でダブルイリミネーション形式のトーナメントを開催。
各ブロックを勝ち抜いた16校が、2戦先取のスーパーリージョナルラウンドへ進出します。

1.チェイス・バーンズ全米7位ノースカロライナ大に6回15K無失点

 チェイス・バーンズ(ウェイクフォレスト大3年/RHP/5位)は同大のピッチングラボでさらなる進化を遂げた、大学生No.1の右投手。
高校時代にMAX101mphを記録した剛腕で、21年SD20巡目で指名も進学。
テネシー大では1年次からエースとして活躍しましたが、昨年は不振でシーズン途中にリリーフへ降格し、同大へ転校。
24日の全米7位ノースカロライナ大戦では6回 被安打6 与四球2 奪三振15 失点0の快投を披露しました。

 バーンズの球種は95-100/MAX102mphの速球・スライダー・カーブ・チェンジアップ。
高めのリリースポイントから投げ込む豪速球・3000rpm以上の大きく曲がる80mph後半のスライダーは大学生トップクラスで、制球も破綻なし。
今季全米1位184奪三振を記録し、ヘイゲン・スミスと共に大学生投手の中では一歩リードしている印象で、全体10位以内での指名が予想されています。

2.コール・メシーナ15週目4HR16打点

 コール・メシーナ(サウスカロライナ大3年/C/104位)はパワー・選球眼を兼ね備えた大型C。
22年は35打席のみの出場でしたが、昨年捕手に転向するとレギュラーに定着し17HRを記録。
15週目は16打数9安打、4HR、16打点を記録し、SEC優勝決定トーナメントの打点記録を更新しました。

●17号HR

●18号HR

●19号HR

●20号HR

 メシーナは、今季捕手3位20HRのパワーが武器のプルヒッター。
ただ、チェンジアップが苦手で全体的に空振りの多さが課題となっています。
守備面はリーダーシップ面で高評価を受けており、DRSも高水準ですが183cm104kgと大柄で、将来的に1B転向の可能性もあります。

3.カーソン・ベンジ15週目11安打2HR&6.1回10K2失点

 カーソン・ベンジ(オクラホマ州立大2年/OF/RHP/19位)は完成度の高い強肩好打の1巡目有力候補。
22年はTJ手術の影響で全休しましたが、昨年は先発も兼任しながらOPS10割6厘を記録。
15週目は21打数11安打、2HR、5打点、投げても6.1回10奪三振2失点の大活躍でBig12優勝決定トーナメントのMVPを受賞しました。

●16号HR

●17号HR

●全10K

 ベンジは広角に打球を打ち分ける中距離打者で、スイングスピードに優れ、選球眼も高評価。
今季はリリーフ兼先発として防御率2.25と好成績を残しており、MAX97mphの強肩が武器で、RFの守備も高評価を受けています。

4.ルーク・ホルマン全米2位ケンタッキー大に6回7Kノーノー

 ルーク・ホルマン(LSU3年/RHP/48位)は完成度の高いイニングイーター。
昨年途中からアラバマ大のエースを務め、大学代表では8回15奪三振無失点、日本戦でも5回10奪三振と素晴らしい活躍を見せました。
そして、今季から同大に転校し先発2番手で開幕、3週目から1番手に昇格。
22日のケンタッキー大戦では6回、与四球2、奪三振7の快投で、SEC優勝決定トーナメント準優勝に大きく貢献しました。

 ホルマンの球種は91-94/MAX96mphの速球・スライダー・カーブ・チェンジアップ。
大きく曲がるスライダー/カーブの評価が高く、速球も球速の割に威力があり空振りの取れる球種です。
また、制球力も高い堅実な3-5番手タイプで、ドラフトでは人気が出るかもしれません。

5.ダニエル・クベット15週目3HR10打点

 ダニエル・クベット(マイアミ大1年/3B/26年)は体格の優れた1年生トップクラスのスラッガー。
高校4年次に12HRを記録し、昨年PIT17巡目で指名された有望株で、開幕戦から4番3Bで起用され活躍。
15週目も13打数6安打、3HR、10打点の大活躍で、ACC優勝決定トーナメントベスト4進出に大きく貢献しました。

●22号HR

●23号HR

●24号HR

 クベットはスイングスピードの優れた強打者で今季1年生1位タイの24HRを記録しており、パワーは30HR級。
変化球が苦手で空振りは多いですが、打球速度は非常に速くACC15位の打率.351を記録しています。
守備面は高校時代に内野送球94mphを記録した強肩が武器ですが、スピード/フットワークに欠けるタイプで、将来的には1Bに転向するかもしれません。

6.MLB公式2024年ドラフトプロスペクトランキング投手・野手成績

●投手

●野手

7.その他

●スティーブン・ミラム(LSU1年/2B/SS)延長10回サヨナラHR

●コナー・ハイザー(ミシシッピ州立大4年/IF/OF)9回2アウトから逆転サヨナラHR

●アリゾナ大サヨナラ勝ちでPac-12優勝決定トーナメント初制覇

●ジャクソン・ニクラス(オクラホマ大3年/2B)サヨナラHR

●イーストカロライナ大サヨナラホームスチール

𝐃𝟏𝐁𝐚𝐬𝐞𝐛𝐚𝐥𝐥 𝐓𝐨𝐩 𝐏𝐥𝐚𝐲𝐬

●Top Shots of the Week



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