【College】ヘイゲン・スミス全米5位テキサスA&M大に6回14K無失点/チェイス・バーンズ全米17位大に7回13K1失点【14週目】

 こんにちは、あまなつ(@MattDavidson91)です。
現地時間2/16に開幕したアメリカ大学野球(NCAA1部)は、14週目が終了しました。
 これからレギュラーシーズン終了まで、毎週水曜日-金曜日に、アメリカ大学野球の注目トピックを4-5つ紹介していきます。

1.ヘイゲン・スミス全米5位テキサスA&M大に6回14K無失点

 ヘイゲン・スミス(アーカンソー大3年/LHP/6位)高校4年次に7度ノーヒットノーランを記録した、大学生No.1サウスポー。
1年次から先発ローテ入りし、昨年は大学代表に選出されました。
そして、今年も2年連続で開幕投手に指名され、大半の登板で週間MVP級の快投を披露。
16日のテキサスA&M大戦でも、6回、被安打2、与四球0、奪三振14、失点0と好投しました。

 スミスの球種は94-98/MAX100mphの速球・スライダー・チェンジアップ。
低めのスリークォーターから投げ込む伸びのある速球・横変化の大きなスライダーは一級品で、150奪三振は全米2位。
制球さえ改善すればエース級の素材で、全体10位以内での指名が予想されています。

2.チェイス・バーンズ全米17位ノースカロライナ州立大に7回13K1失点

 チェイス・バーンズ(ウェイクフォレスト大3年/RHP/7位)は同大のピッチングラボでさらなる進化を遂げた、大学生No.1の右投手。
高校時代にMAX101mphを記録した剛腕で、21年SD20巡目で指名も進学。
テネシー大では1年次からエースとして活躍しましたが、昨年は不振でシーズン途中にリリーフへ降格し、同大へ転校。
17日のノースカロライナ州立大戦では7回、被安打5 与四球0 奪三振13 失点1の快投で、今季6度目のACC週間最優秀投手賞を受賞しました。

 バーンズの球種は95-100/MAX102mphの速球・スライダー・チェンジアップ。
高めのリリースポイントから投げ込む豪速球・3000rpm以上の大きく曲がる80mph後半のスライダーは大学生トップクラスで、制球も破綻なし。
今季全米1位169奪三振を記録し、ヘイゲン・スミスと共に大学生投手の中では一歩リードしている印象で、全体10位以内での指名が予想されています。

3.エディ・キング14週目5HR

 エディ・キング(ルイビル大2年/OF)は現在評価急上昇中のアスリート系OF。
22年は故障により全休しましたが、昨年はCFのレギュラーに定着しケープコッドリーグでも上位の成績を残しました。
そして、今季は多くの項目でキャリアハイを記録し、14週目は10打数6安打、5HR、8打点の大活躍でACCの週間MVPを受賞しました。

●11号

●12号

●13号

●14号

 キングはスイングスピードの優れた平均以上のパワーを秘めた中距離打者。
非常に積極的なアプローチが特徴ですが、広角に長打を打つ打撃センスも魅力的です。
また、現在はCFをメインに守っていますが、強肩が武器でRF向きかもしれません。

4.クリスチャン・ムーア14週目4HR

 クリスチャン・ムーア(テネシー大2年/2B/52位)3年連続OPS10割以上を記録している強打の2B。
高校時代NYトップクラスの有望株で1年次は118打数で10HRを記録し、昨季チーム2位17HRで大学代表選出。
14週目は14打数8安打、4HR、8打点の大活躍で27HRは全米6位となり、同大のHR記録を更新しました。

●24号HR

●25号HR

●26号HR

●27号HR

 ムーアはアプローチが粗くやや空振りが多いですが、筋肉質な体格でパワーは25HR級
SEC内ではコンドンを上回る打率.429 20HRと、ハイレベルな相手に対してもしっかり結果を残しています。
ただ、スピード面はまずまずですが肩は平凡で2B向きの選手です。

5.ジェイコブ・トビアス14週目3HR13打点

 ジェイコブ・トビアス(ASU3年/1B)は豪快なアッパースイングが特徴的なスラッガー。
1年次から1Bのレギュラーに定着し、昨年夏にはケープコッドリーグでプレー。
今季は主に3/4番を任され、14週目は13打数8安打、3HR、13打点の大活躍でPac-12の週間MVPを受賞しました。

 トビアスは今季Pac-12で2位の18HRを記録した強打者。
ややアッパースイング気味でコンタクト力は平均以下ですが、パワー面は非常に魅力的です。
ただ、ずんぐりとした体格で守備面の貢献度は低いです。

6.MLB公式2024年ドラフトプロスペクトランキング投手・野手成績

●投手

●野手

7.その他

●チャーリー・コンドン(ジョージア大2年/OF/3B/1位)歴代6位タイ35号HR

●アリゾナ大全米6位オレゴン州立大にサヨナラ勝利でPac-12シーズン優勝決定

●スコット・ウィルソン氏1500試合連続テキサス大戦観戦

●大山盛一郎選手(UCI4年/2B/3B)日本人歴代最多タイ8号HR

●ハリソン・ディダウィック(バージニア大3年/OF/129位)延長13回逆転サヨナラHR

●フロリダ大全米9位ジョージア大に勝ち越し

𝐃𝟏𝐁𝐚𝐬𝐞𝐛𝐚𝐥𝐥 𝐓𝐨𝐩 𝐏𝐥𝐚𝐲𝐬

●NCAA Baseball全米大学ランキング

●Top Shots of the Week

https://twitter.com/NCAABaseball/status/1788662691084542040


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?