ハーレムベースボールウィークアメリカ代表選手紹介(野手編)

捕手

No.4:カイル・ティール(Kyle Teel)/バージニア大2年/C・OF/右投左打/185cm86kg

 ヘルメットを吹っ飛ばす豪快なスイングが持ち味の好打者。
今季は打率を大幅に落としたが、三振数を上回る41四球を選んだ。
Cとしては身体能力が高く、昨年は約半数OFで出場。
今季はほぼCに専念したものの、パスボール11個&盗塁阻止率.190(42-8)と守備面は不安。

No.33:ジャック・ペイトン(Jack Payton)/ルイビル大2年/C/右投右打/180cm86kg

 今季ブレークを果たした、積極的な打撃が持ち味の好打者。
スイングスピードが速く、広角にライナーを打ち分けるスタイルでパワーは平均以下。
上位候補のダルトン・ラッシングと出場機会を分け合ったため、マスクを被る機会は少なかったが、守備の評価はまずまず。
盗塁阻止率.136(22-3)と送球面は不安定。


内野

No.2:ジェイコブ・ウィルソン(Jacob Wilson)/グランドキャニオン大2年/SS・3B/右投右打/191cm79kg

 MLBで12年間プレーしたジャック・ウィルソンを父に持つ、好打者。
昨季は1年生ながら打率.313を記録し、今季はチーム2位の12HRとパワーが大きく向上。
プルヒッターだが、全米1位の三振率(打数/三振)35.1と、コンタクト力は抜群。
父親譲りの守備面も高評価。
現在転校を申請中で、去就が注目される。

No.7:ジェイコブ・ゴンザレス(Jacob Gonzalez)/ミシシッピ大2年/SS/右投左打/188cm91kg

 来年全体5位以内での指名が予想されるスーパースター候補。
昨年は1年生ながら全試合SSで先発出場&OPS1.005を記録し、1年生オールスターチームに選出。
今季は打率を大幅に落としたものの、パワー面は大きく向上しSEC9位の18HR。
オープンスタンスから鋭い打球を飛ばす強打者で、スピードは平凡も、強肩で守備スキルは高い。



No.10:マウイ・アフナ(Maui Ahuna)/カンザス大2年/SS・2B/右投左打/185cm77kg

 ハワイ出身のリードオフマンタイプの好打者。
昨季打率.314、今季はSSに転向し全米15位&Big12で1位の打率.396を記録。
野球IQの優れた選手で、高い身体能力を生かした守備も高評価。
LSUからのオファーもあったが、来季からテネシー大でプレー。


No.18:トレイ・モーガン(Tre Morgan)/LSU2年/1B/185cm86kg

 軽快な守備が持ち味のアベレージヒッター。
昨年はチーム2位の打率.357を記録し、1年生オールスターチームに選出され、今季は三振大幅減。
1Bとしてはパワー不足も、線が細くパワー向上の余地はある。
身体能力が高く、守備力は大学トップクラス。

No.26:ブレイデン・テイラー(Brayden Taylor)/TCU2年/3B・2B/右投左打/185cm79kg

 今季全米10位の55四球を選んだ選球眼が持ち味の好打者。
広角にライナーを打ち分けるスタイルだが、細身ながらパンチ力もあり2年連続で2桁HR&OPS1.000以上。
大学通算26盗塁で失敗1個と走塁が上手く、強肩で3B守備も高評価。

No.29:ヨハンディ・モラレス(Yohandy Morales)/マイアミ大2年/3B/右投右打/193cm94kg

 元キューバ代表の父を持つ、18年18歳以下代表の超有望株。
昨季1年生ながらチーム1位の11HRを記録し、今季はスイングを改善し、チーム1位の18HRで確実性もアップ。
恵まれた体格から広角に鋭い打球を飛ばす、スラッガー。
強肩を生かした守備の評価も高く、23年1巡目指名有力候補。


外野

No.1:エンリケ・ブラッドフィールドJr.(Enrique Bradfield Jr.)/バンダービルト大2年/左投左打/185cm73kg

 現在52連続盗塁成功のスピードスター。
昨年は、主に1番打者として出塁率.451&47盗塁を記録し、12年のトレイ・ターナー以来、史上2人目の1年生で盗塁王を獲得。
今季は46盗塁は全米2位で失敗はなんと0。
非常に線が細くリードオフマンタイプだが、今季は8HRと昨年から長打力が大幅アップ。
盗塁王5回&GG賞4回のケニー・ロフトンと比較される、23年1巡目指名有力候補。

No.3:ディラン・クルーズ(Dylan Crews)/LSU2年/右投右打/183cm93kg

 5ツールを兼ね備えた、23年1巡目最有力候補。
20年1巡目指名候補で、昨年は新1年生トップの18HRを記録するなど期待通りの活躍で、1年生MVPを受賞。
今季はSEC4位の22HRを記録し、カンファレンスのMVPを受賞。
スイングスピードが非常に速く、打球速度は大学トップレベル。
慈善事業にも積極的な人格者で、メイクアップも高評価。

No.28:ワイアット・ラングフォード(Wyatt Langford)/フロリダ大2年/右投右打/185cm102kg

 今季大ブレークを果たした大学トップクラスのスラッガー。
昨年はわずか4打数の出場も、今季は、SEC1位&全米6位の26HRと、期待以上の大活躍で、フロリダ大のブレークスルーオブザイヤーに選出。
ラングフォードは速球に強いプルヒッターで、66試合で36四球/44三振と選球眼も○。
今季はほぼLFでの起用も、体格の割にスピードがあり、元Cで強肩。


No.31:ジャック・ハーレー(Jack Hurley)/バージニア工科大2年/右投左打/183cm84kg

 小柄ながら走攻守バランスの取れた好打者。
昨年は1年生ながらCFのレギュラーを務め、今季は開幕26試合連続安打&ACC5位の打率.375を記録。
スイングスピードが速く、鋭いライナーを飛ばし二塁打を量産するタイプ。
高校時代に外野送球94mphを記録した強肩で守備も上手く、23年ドラフトの上位指名候補。


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