【College】ケレン・カルペッパーサイクルヒット達成/マイク・マンシーニ16週目4HR【16週目】

 こんにちは、あまなつ(@MattDavidson91)です。
現地時間2/16に開幕したアメリカ大学野球(NCAA1部)は、16週目が終了し、スーパーリージョナルラウンド進出校16校が決定しました。
同ラウンドは6/7-10で、2戦先取したチームが6/14-24にネブラスカ州オマハで行われるカレッジワールドシリーズ(CWS)へ進出します。

6/7-9
●テネシー大(SEC/全米第1シード)vsエバンスビル大(MVC)
●コネチカット大(Big East)vsフロリダ州立大(全米第8シード)
●カンザス州立大(Big12)vsバージニア大(全米第12シード)
●ウェストバージニア大(Big12)vsノースカロライナ大(ACC/全米第4シード)

6/8-10
●ケンタッキー大(SEC/全米第2シード)vsオレゴン州立大(Pac-12/全米第15シード)
●ノースカロライナ州立大(ACC/全米第10シード)vsジョージア大(SEC/全米第7シード)
●クレムソン大(ACC/全米第6シード)vsフロリダ大(SEC)
●オレゴン大(Pac-12)vsテキサスA&M大(SEC/全米第3シード)

1.ケレン・カルペッパーサイクルヒット達成

 ケレン・カルペッパー(カンザス州立大3年/SS/32位)は安定したコンタクト/守備力が武器の1巡目指名候補。
1年目から3Bのレギュラーとして活躍し、米大学代表でチーム1位の打率.471 3HRを記録。
日米大学野球でも西武1巡目指名の武内夏暉選手からHRを打つなど活躍しました。
そして、16週目は1日のルイジアナ工科大戦で同大史上4人目のサイクルヒットを達成し、計12打数7安打、2HR、7打点でリージョナルのMVPに選出されました。

 カルペッパーは広角に打球を打ち分ける中距離打者でパワーは15HR級。
コンパクトなスイングで速球が得意で、1番の長所はコンタクト力です。
また、強肩が武器で今季3BからSSに転向し、DRSも高水準です。

2.マイク・マンシーニ16週目4HR

 マイク・マンシーニ(ジェームズマディソン大2年/2B/25年)180cm77kgと小柄ながらパワー/スピードを兼ね備えた強打者。
1年次から2Bのレギュラーに定着し、サマーリーグでも好成績を残しました。
そして、今季はパワー面が大きく向上し、16週目は16打数6安打、4HR、5打点全米第10シードノースカロライナ州立大からも2HRと、大きなインパクトを残しました。

●12号HR

●13号HR

●14号HR

●15号HR

 マンシーニはコンパクトなスイングで広角に長打を飛ばす強打者。
身体能力も高く、今季全米23位の29盗塁を記録しています。
ちなみに、16年リトルリーグワールドシリーズの優勝メンバーで、先発兼リードオフマンとして優勝に大きく貢献しました。

3.ブライアン・ホリデイ前年準優勝校相手に9回10K1失点完投

 ブライアン・ホリデイ(オクラホマ州立大3年/RHP)は多彩な変化球を操る、今季3完投のイニングイーター。
短大では1年目リリーフ/2年目先発として活躍し、今季同大に転校し先発2番手としてプレー。
6月1日のフロリダ大戦では9回、被安打2、与四球1、奪三振10、失点1今季最多131球の力投で7勝目を記録しました。

●全10K

 ホリデイの球種は90-94/MAX95mphの速球・スライダー・カーブ・チェンジアップ・カッター。
レッグキックの大きなフォームから投げ込む速球・スライダーが武器で、投球術に長けた好投手。
今季与四球率1.51と制球も非常に安定しており、先発下位クラスのイニングイータータイプです。

4.ダコタ・ジョーダン16週目3HR9打点

 ダコタ・ジョーダン(ミシシッピ州立大3年/OF/29位)は身体能力の優れた大学生トップクラスのパワーヒッター。
高校時代はアメフトでも活躍しており、昨季はLFのレギュラーとしてチーム4位の10HRを記録し、大学代表候補に選出。
今季からRFに転向し、16週目は19打数9安打、3HR、9打点を記録しました。

●18号HR

●19号HR

●20号HR

 ジョーダンの武器は打球速度110mph以上の弾丸ライナーを連発するパワーで、スイングスピードもトップクラス。
変化球の対応が課題で全米ワースト2位の84三振を記録していますが、四球はきちんと選べるタイプです。
また、大柄な体格ながら俊敏性が高くスピードも平均以上ですが、肩・守備力は平凡で、LF向きかもしれません。

5.ブランドン・ニーリーリリーフで計2試合8回12K無失点

 ブランドン・ニーリー(フロリダ大3年/RHP/193位)は空振りを量産する速球が武器の剛腕リリーフ。
名門のフロリダ大で1年目から先発兼リリーフとして活躍し、昨年はクローザーとして全米6位13セーブを記録し、準優勝に大きく貢献しました。
今季はやや不安定な登板が続く時期もありましたが、16週目は計8回、被安打4、与四球4、奪三振12、失点0を記録し、ベスト16進出に大きく貢献しました。

 ニーリーの球種は93-95/MAX97mphの速球・スライダー・チェンジアップ。
インステップの大きなフォームから投げ込む速球・スライダーが武器で、闘争心溢れる性格も魅力的です。
ただ、変則フォーム故に制球は不安定で、リリーフ向きの選手です。

6.MLB公式2024年ドラフトプロスペクトランキング投手・野手成績

●投手

●野手

7.その他

●エバンスビル大初のベスト16入り

●ハイポイント大NCAAトーナメント初出場&サヨナラ勝ち

●スティーブン・ミラム(LSU1年/2B/SS)サヨナラHR

●ギャビン・ギャラハー(ノースカロライナ大1年/3B)の逆転サヨナラ満塁HR

●チャーリー・コンドン(ジョージア大2年/OF/3B/2位)36号HR

●ジャック・カグリオン(フロリダ大3年/1B/LHP)打球速度119mphの31号弾丸HR

●大山盛一郎選手(UCI4年/2B/3B)D1日本人歴代最多シーズン9HR

𝐃𝟏𝐁𝐚𝐬𝐞𝐛𝐚𝐥𝐥 𝐓𝐨𝐩 𝐏𝐥𝐚𝐲𝐬

●リージョナルラウンドトッププレー集



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