2021/07/29(ガープ-p.107)


    五五
 牛飼は、身体が大きく髪はぼさぼさ、赤ら顔で機転がききそうな者。
(池澤夏樹=個人編集『日本文学全集 07』酒井順子訳「枕草子」河出書房新社、p.69)

 たまたまパッと開いて読んで、俺の人生の指針はこれにしようかな、と気まぐれに思い、そういえば俺は丑年だった、ちょうどいいじゃん、とワクワクしていたら、あれ?俺今24歳だよね?あれ?今年何年?と調べたら、丑年だった。暦が1周まわった(?)のにまったくノーマークで、そういえば今年は本厄で、もう7/28なのにまだ厄除けにも行ってない、就活もあるから今年は行っておかないと、と思いながらずーるずるもうすぐ8月になる。
 あんまり8月になるという感慨もない、なにをもって8月を感じるのかというと、「24時間テレビ」が思い付くんだけど、ちゃんと見たことは一度もなかった。リビングのテレビでついてたり、何年か前に大阪に就職する友達と居酒屋で飲んでて、その店のテレビでやってたのがたしか阿久悠のドラマだった気がするけどほんとかどうか分からない。「アンビリーバボー」だった気もする。「24時間テレビ」の阿久悠のドラマは、阿久悠が落ち目になってウォークマンが発売されたころに、
「音楽はみんなで聴くものから、ひとりで聴くものになってしまった」
 みたいなことを嘆いてるシーンしか覚えてない。僕はiTunesで阿久悠を聴いている。


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