2021/01/23(未明-p.286)


 普通二輪の免許取得のために教習所に通っている。何日か前、自転車の後輪がパンクした。ずっと空気圧が減っていて、自分ん家の空気入れを使ったんだけど、小さな穴が開いているのかうまく入らなかった。一昨年の11月にパンクしたとき近所の自転車屋さんに持って行って、
「1年ぐらいで自転車は痛んでしまうので、1年後メンテナンスにいらして下さい」
 と言われ、その言葉を忘れてたわけではない。忘れん坊の俺にしたら1年間ちゃんと憶えてた方で、去年の11月は不調ではないけど一応メンテナンスな出した方がいいかなぁ、と思ってた。

 でも、「今度の休みに持って行こう」「明日持って行こう」「今日の午後持って行こう」、夜になってまた、「今度の休みに持って行こう」「明日持って行こう」…………の無限ループ。どんどん先延ばしにされていって、12月のある日、
「あっ、パンクしたっぽい」
 となった。でも走ろうとおもえば全然走れた。空気圧は減っていたけど、こういう走り方は自転車にとっては苦痛な使い方なのかもしれないけど、でも走ろうと思えば走れてしまったからダマシダマシ使ってたんだけど、今年に入って第1回目の教習所に向かっている道中で、やけに後輪が、歩道の、レンガが敷き詰められている風のすこし凸凹した歩道なんだけど、その小さな凸凹にものすごく後輪がガタガタガタガタ揺れる。自転車を端によせて後輪を見ると、べっこりパンクしてた。その日は珍しく時間に余裕をもって教習所に向かっていたので、のこり500メートルくらいを押して歩いていった。

「自転車がパンクして使えないから、教習所が走らせているバスを昨日はじめて使ってみたら、運転手のおじさんがめちゃくちゃ喋りかけてくる人で、車中、本を読もうと思っていたのに全然読ませてくれなかった」って話を書こうとして、その前段の自転車かパンクした話に行を浪費して、おしゃべりなおじさんの話はもうどうでもよくなってしまった。

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