2021/05/29(ガープ-p.96)


 昨日の日記を読み返していて思った。昨日、21:30すぎぐらいに阪神戦が終わって、西武は大健闘だったのに負けた。僕はよくわかんないけど、
「赤勝て、白勝て、どっちも負けろ!」
 の精神で見ているのかもしれない。もちろん西武が勝ったら嬉しいんだけど、負けたからといって座りションベンもらすぐらい悔しいというわけでもない。寝たら忘れる。翌朝には勝ったか負けたかどっちか分からなくなっている。
 阪神戦が終わったあと、金曜ロードショーで『Stand By Me』を見る。あらすじを読まないと付いていけないかもしれない、と思って、dボタンを押すとあらすじが読めるみたいだからリモコンを探したんだけど、結局見つからず、今も見つかっていないけれど、しょうがないのでそのまま観た。普通に観れた。子供が焚き火を囲んでタバコを吸うシーンが出てくる。今の時代にこんなシーンを放送するなんてすごいな! という気持ちもあるんだけど、子供がタバコを吸っているシーンだからなんなんだ、と思う。現実世界で、それこそ隣の家の子供が吸っていたらビックリする。親に隠れてコソコソと、ビクビクしながら吸っていたら止めないかもしれない。堂々と吸っていたらそれはそれで返り討ちに遭いそうだから止めないかもしれない。
 映画が終わったあと、80年代の映画の紹介みたいなのが流れて、『グレムリン』のテーマ曲が流れたんだけど、そのとき思い出したのが、僕は一時期、このグレムリンの曲を聴きまくっていた時期があって、YouTubeで検索して、聴きながらいつのまにか眠ってた。
 なんかこのなんとも言えない「不安感」。子供の頃カラオケが怖かった。人前で歌うのがあまり好きじゃないというのに加えて、カラオケボックスの密室と、うす暗くて、誰かが外からこの部屋に突然入ってくるかもしれない、と思うと怖かった。カラオケの電子音というのか、生の音じゃない、シャカシャカしたような音もキライで、『グレムリン』のテーマ曲の音色はそれに似ている。だから好きなんだと思う。怖いもの見たさならぬ怖いもの聴きたさで、聴くとゾクゾクする。

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