2022/07/24

　9時すぎに起きる。日記だからと言って、その日の出来事を書かなくてもいいんだ、と思った。本当は今日の出来事は書きたくない。嫌なことがあったとかではなく、小説書きたい。
　布団の上でリバイスを観て、ドンブラザーズを観る。観終わってカーテンを開けるとちゃんと「10時」で、洗えるスーツを明日着ていくために洗濯した。干して、次の洗濯をした。とりあえず仕事に着ていく下着とシャツ。洗濯を洗濯機にしてもらっている間に昨日の日記を書く。
　書き終わって原稿を書く。3枚ほど書いて、用事があったことを思い出して準備する。その時点で15時。身支度をして家を出たのが17時だった。
　今度、家の近くに駐車場を借りるのでその申し込みをして、サイゼリヤに行く。原稿のつづきを書くつもりだったけど、まわりに人がいてなかなか原稿用紙は広げられない。吉増剛造が使っている伊東屋の原稿用紙を買ってそれに書いてる。ずっとＡ４とかＢ５の原稿用紙を使っていたのでＢ４は疲れる。庄野潤三「プールサイド小景」の冒頭を読む。ビールを2杯飲む。アンチョビをはじめて食べた。柔らか青豆の温サラダにペコリーチーズとオリーブオイルをかける、クリーピーナッツのＤＪ松永食いのときと同じ味がした。
　帰宅して「鎌倉殿」。頼家は傍若無人な性格というより、ずっと欲求不満というか、どうしたらこの人は満たされるんだろう。シャワーを浴びる。Twitterでマンガを投稿されている方がいて、そのマンガのタイトルをここに書こうとしたけれど、Twitterのタイムラインのどこかに行ってしまった。そのマンガの中で、「初期のエアロスミスじゃん！」ってセリフが出てきて、気になって、iTunesで検索して、いちばん古いっぽい「Aerosmith」というアルバムをシャワー浴びながら流したら最高だった。『アルマゲドン』の「アイドワナクローズマイアイズ～♪」の印象が強いから、エアロスミス聴いたことなかったんだけど、そういう「良い曲」ばかり作ってるんだろうなって勝手に思い込んでいたから、こういうかっこいい曲も作ってるんだ！　って感動して聴いてた。でも歌詞は英語なので分からない。曲調はかっこいいけれど、歌詞は真面目なことを言っているのかもしれない。テイラー・スウィフトの「Shake It Off」も曲は聴いたことあったけどあんな歌詞だとは知らなかった。
　シャワーからでて、わかしょ文庫さん『ピコピコ　vol.1』の「前世」と「明るい未来」を読む。面白い。とくに「前世」を読んでたらカフカが読みたくなってカフカの短篇を読んだ。私小説っぽいのが好きだからその好みで言うと「明るい未来」も面白くて、『ピコピコ』は去年の11月の文フリで買った。それからずっと読まないで放置しちゃってたんだけど、たぶん、これはどの本も同じだけれど、「せっかく買ったんだから読まなきゃ！」みたいな自分の中で起こる義務感みたいなもので慌てて読むとこんなに面白く読めなかったと思う。どの本も同じだけれど、読みたいときに読むのがいちばんいい。
　昔、「ファモーソ」って、ビートたけしと所ジョージが作った、書かれてる内容全部ギャグの雑誌があって、『ピコピコ』は得体の知れない感じというか、ナンセンスな感じが似ていて面白い。