#カメラ談義 #ニコンF80と仲間達 #ニコンD100
F80 から D100 へ
ニコンD100 は2002年発売の、まさにF80直系的なAPS-Cセンサー搭載デジタル一眼レフカメラ(DSLR)です。
名前的にはF100 からの方がしっくりきますが、F100 の操作性・デザインはD200 の方へ引き継がれています。
バッテリーグリップ(BG)を付けない状態だと、F80 はD100 より背がかなり低くコンパクトに見えます。
フィルムカメラを元にデジタル化していますので、冗長な部分(ミラーがフルサイズをカバーする大きさのまま等)もあって、背が高く、厚みもかなり増してしまっています。
BG を付けると逆にF80 の背の方がかなり高くなります
こうして並べてみると、軍艦部ペンタプリズム上のカバーの形状が少し尖った感じにデザイン変更されているのが判ります。
背面上部の軍艦部は同じですが、中央部の造形は全く異なっています。
D100(右) では軍艦部左側のF80 の盛り上がりが真っ直ぐに修正されているのが一つの特徴です。
上側から見ると、ほぼ同じなのが良く判ります。
D100(上)の方で、ファンクションダイヤルの機能が変更されています。
(MASP は同じ)
D100ではファンクションダイヤルから'CSM'(各種設定変更)が無くなり、各種設定変更はほぼ全て背面液晶のセットアップ画面から行えるようになっています。
良く使用する設定変更へのショートカット的に幾つか機能が割り当てられています。
ISO 設定は不変ですね。😊
D100マニュアルから抜粋
バッテリー
F80(上)はバッテリーがCR123A2本で、D100(下)がそれより少し大型の専用バッテリー(EN-EL3e)を使用する様になっています。
EN-EL3e は充電式で1500mAh の容量です。
CR123Aは使い切りで、こちらも1本当たり約1500mAh の様です。
(おそらくメーカーや種類によって微妙に異なると思います)
手持ちのエネループの容量を確認した所1900mAh でした。
(もう少し容量が小さく、軽量なタイプもあります)
こうしてみると、BGを付けてエネループ4本で運用するのが一番バッテリー容量が大きいという事になりますね。
ただエネループの電圧が1.2V と低めなのが少し気になります...
F80 のBG ではちゃんと動作しました。
設定メニュー
各種設定は背面液晶表示のメニューから行える様になりました。
悲しく成る程小さなカラー液晶ですが、必要最低限のUIはサポートされていて、現在まで至る全体的なメニュー体型は既に殆ど実装されています。
F80 のファンクションダイヤルに有ったCSM という用語が引き継がれていて、F80 からの移行なら判り易くなっています。
メニューのタイトルで大体理解出来るので、これならマニュアル無しでも設定出来そうです。
もうこんな最初期のDSLR でも多言語対応は素晴らしいですね。
ボタンが'OK' では無くて'ENTER' だったりして、メニューとの整合性に欠ける部分もあったりするのがご愛敬です。😊
D100 というDSLR
D3桁機としては初モデルで、F80 の仕様を色濃く残した機種です。
レフレックス・ミラーやファインダー光学系を(おそらく)そのまま継承している為に、ファインダー像がセンサーサイズがAPS-C になっている分狭くなっています。
このファインダー像がF80 近くに戻るのは、やっとD500になってからです。
6.1MのCCD は今でも何とか使えるレベルですが、筐体は当時30万円もしたとは思えない程普通です。
センサーやデジタル部のコストがかなり高かった事が覗えます。
次のD200 ではデジタル専用設計となり、ボディーもマグネシウム(D100はプラスティック)になり、高級感がかなり増してみます。
今現在、積極的に使う理由が無い(CCD機が良ければD200の方が...)ですが、操作感、シャッターフィーリングなどはノンビリとした安らぐものなので、そういった安らぎが欲しい時には良い機種かも知れません。
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