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カジュアル面談でよく受ける質問(SRE編)

はじめに

SREチームのエンジニアリングマネージャーの松浦です。結婚し子供も生まれプライベートも忙しくなってきていますが周りの助けもありなんとかやっております。

以前Backlogチームから「カジュアル面談でよく受ける質問(Backlog編)」というのが出ておりましたが今回はSRE編になります。ヌーラボのSREチームってどのようなチームかわかるように書いておりますので弊社を検討する際に参考にして頂けると幸いです。

組織体制について

Q. 組織体制について教えて下さい

サービスを安定的に提供する基盤にするために、Backlog / Cacoo / Typetalk / Nulab Apps チームに在籍していた信頼性に関心のあるソフトウェアエンジニアを、2019年1月からSREチームとして組織化したことが、ヌーラボのSREチームの始まりです。10名以上のメンバーで構成されるSREチームはそれぞれ役割が分かれています。様々な課題をプロジェクト化して取り組みつつ、プロダクトの開発チームと協力して改善を継続して行っています。

具体的には以下の役割に分かれて活動しています。

また、それぞれのフォーカスする領域に合わせて、以下のようにチームを編成しています。

Q. どんな人が働いていますか?

多種多様なメンバーが働いていますが以下のような経験をしたメンバーが働いています。

  • SaaS 企業で開発・運用を経験をしたメンバー

  • 受託開発でアプリケーションを作成していたメンバー

  • 受託開発でインフラ運用をメインでやっていたメンバー

  • 経理を経験してソフトウェアエンジニアにキャリアチェンジしたメンバー

  • 青年海外協力隊を経験してソフトウェアエンジニアに復帰したメンバー

  • フロントエンドエンジニアで入社してキャリアチェンジしたメンバー

  • AWS 認定資格をすべて持っているメンバー

  • DIYが大好きなアムステルダム所属のメンバー

メンバーの特徴は以下になります。

  • ヌーラボの文化に共感してくれた方

  • 落ち着いて物腰が柔らかい方

  • 自分の軸がある方

  • 建設的な議論ができる方

Q. 働き方や働く環境について教えて下さい

ヌーラボでは全員リモートワークで働いています。SREチームでは福岡が7名、東京が3名、兵庫が1名、北海道が1名、オランダ1名(海外で採用)と様々な場所で働いています。福岡のメンバーが多くなっていますが、居住地の制限はなく全国からメンバーを募集しています。オランダのメンバーとは時差があるのでミーティング時間を調整し英語でミーティングを行っています。

Q. 会社のメンバーと直接会う機会はありますか?

チームに新しいメンバーが入ったときはオフラインで集まってオンボーディングを行うようにしています。また、半年に1回はSREs全員でいずれかの拠点に集まって、チームの意識合わせを行うようにしています。

技術について

Q. 開発環境や技術スタックについて教えて下さい

プロダクトの開発言語・ライブラリ・ツールは以下の通りです。

また、以下のような開発を支援するサービスまた IDE のライセンスを会社で契約しており、希望があれば利用可能です。

  • Docker (Team plan)

  • GitHub Copilot

  • Azure Chat (Azure Open AI Service)

  • IntelliJ IDEA

Q. どんな技術課題がありますか?

様々な技術課題がありますが課題を抜粋すると以下のようなものがあります。

  • サービスクラスター間のインフラ構成・ミドルウェア構成の環境差異

  • システムの可観測性 (Observerbility) の向上

  • サービスレベル指標の改善

  • AWS Well-Architected Framework に沿った設計・開発・リソースの再配置

Q. SREチームの開発文化を教えて下さい

チームの方針

SREチームでは、サービスにおいて信頼性を損なう可能性のある問題を、プロダクトバックログとして課題にまとめています。その中から、期中に改善するプロダクトバックログを選択してプロジェクト化し、年間計画に組み込みます。年間計画の中でプロジェクトに使う時間は50%に制限し、抱えているトイルの削減や、割り込みの対応に時間を使えるようにしています。

開発の優先順位

SREチームのプロダクトバックログは一つの Backlog プロジェクトで管理しており、SRE Tech Lead と SRE Engineering Manager を中心にメンバーと合意をとりながら優先度を決めています。決まった優先度順にチームで仕事を進めています。

コミュニケーション

月に1回、SREチーム全体で集まり、進捗状況を共有するミーティングを実施しています。また、チーム毎に毎日朝会を実施しています。チームによっては週に1回常時ビデオチャットに接続して相談しながら仕事を進めています。

Q. SREチームではどのように開発・改善を行っていますか?

チームの方針で書いたように、ある程度年間計画を決めて開発・改善に着手しています。

プロダクトバックログに着手する前に必ずインセプションデッキとアーキテクチャ・デシジョン・レコードを作成し方針をある程度固めてからプロジェクトのキックオフを行い、プロジェクトに着手しています。プロジェクトの途中で割り込みが発生した際は、都度チームで優先度を議論し進めるべき課題を決定しています。

選考について

Q. 選考プロセスを教えてください

カジュアル面談、書類選考、一次面接、最終面接の流れになります。

カジュアル面談ではヌーラボのこと、SREチームのことを知ってもらう時間と位置づけており、説明後に質問時間を設けています。

書類選考ではインフラ構成図を提出してもらい受け入れ予定のチームでレビューしています。関わってきたシステムの規模や、インフラ構成だけでなくどのように改善してきたか見える資料だとより良いです。

一次面接は2時間で構成されており、主に候補者のパーソナルな部分と技術的な部分の理解を深める面接を実施しています。

パーソナルな部分はヌーラボの文化にあっているか、チームで働くことを重視しているか、困難な状況に陥った場合にどのように向き合ってきたかを見ています。

技術的な部分は、システムを運用する中で、継続的な改善をどのように行ってきたか、その際にどのようなことを重視してきたかを見ています。

最終面接は役員面接となっており、主に人物チェックを行っております。

役員、人事、SREs一丸となって採用に臨んでおります。ご縁があった方、なかった方含め、お互いに理解しヌーラボのファンになってもらえるよう対応をしております。

評価制度について

評価は年1回となっており、グレード毎に定義されたコンピテンシーに沿って 1 on 1 で認識合わせながら評価のプロセスを進めています。

評価で重要視されるポイントは、個々の従業員のキャリア形成を支援する体系を確立することです。これは、年1回の評価と、グレード毎に定義されたコンピテンシーを基にした1 on 1での認識合わせを通じて進められます。このアプローチにはいくつかの重要な要素が含まれていると考えています。

コンピテンシーベースの評価

従業員が能力やスキルをいかに発揮したかを公平に評価するために、予め定義されたコンピテンシーに基づいて評価を行います。これにより、個人の成長や目標達成度を明確に測定することが可能となります。

個別のキャリアプランの重視

従業員一人ひとりのキャリア目標を尊重し、それに基づいて評価やフィードバックを行います。これは、従業員が自身のキャリアパスにおいて、ヌーラボでの経験が他社でも価値のあるものとなるようサポートするためです。

長期的なキャリア形成の視点

ヌーラボでの勤務が従業員のキャリアにおいて一時的なものであっても、その期間に得られる経験やスキルが将来的にも役立つような評価と成長支援を心がけます。これにより、従業員がどのような職場環境においても成功できるような基盤を築くことができます。

福利厚生について

ヌーラボの福利厚生はコーポレートサイトの採用ページに記載されており、8つの福利厚生がありますがその中でもよく利用する福利厚生を抜粋します。

フレックスタイム制

家庭の状況で急な予定が入ることがあります。そんな時でも気軽に勤務時間を調整することができ大変便利に使っています。また、SREメンバーの人数も充実しておりお互いに助け合う文化が醸成されています。

子育て休暇

私は3歳未満の子供がいます。急に体調を崩したりすることがありますが、子育て休暇を利用して休みをとり病院に連れて行くことができるので助かっています。

レクリエーション費用

歓迎会、プロジェクト反省会等SREチームメンバーで集まり、オフライン・オンラインで食事会をすることがあります。仕事だけではわからない人柄をお互いに知る機会になっています。

書籍購入手当

毎月何かしらの本を購入させてもらっています。購入した本で読書会をするなどみんなで学習する文化が醸成されています。

おわりに

このブログではカジュアル面談で実際に候補者の方々からよく受ける質問をまとめてみました。「今すぐ転職するわけではないけど気になる」などなど、ヌーラボで働くことに少しでも関心が湧いた方は下記リンクからお問い合わせください。


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