本当の学園青春作品

高校生活を舞台にしたアニメや漫画の作品ってたくさんありますよね。

主人公とその周りが学校行事を通しながら友情を育み、時には喧嘩して、時に涙し、時に恋していく。

成長していく様、甘酸っぱい恋模様。
２０代後半となってしまった若おじさんですが、そういう青春模様にニヤニヤしながら見てしまいます。

非常に好きです。心が洗われます。

はい。ここからが僕の良くないところなんですが、僕の中のひねくれおじさんがひょっこり顔を出します。今回はその話。

学校生活を描いた作品って大人の理想ですよね。

だって大人が書いてるんですもん。

そして大人が描く理想の学校生活なんですから、そら面白いですよ。

こう思ったには訳がありまして、自分の高校生活を思い返してみたんです。そしたら単純にそんな高校生活ねえなってなりました。

学園物の漫画で出てくるキャラをなんとなく例であげますね。

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周りに比べて大人びたキャラ
・男前or美人　めっちゃモテる
・周りから一歩引いてて大人びて見える
・主人公が悩んでるとき大人の意見で助言
・ちょっと家庭環境が複雑だったりする

とにかくええ奴キャラ
・おちょうしもの
・無自覚で人を助ける
・そいつのこと嫌いな奴誰もいない

頭脳明晰キャラ
・勉強めっちゃできる
・勉強はできるけど人間関係は苦手
・根は良い奴なので最終的にはクラスに馴染む

嫌な奴キャラ
・嫌なこと言ったり皮肉を言う
・嫌なことを言うのにも理由はある
・なんだかんだ反省する
・なんだかんだ１番人間味がある

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高校にこんな奴ら1人もいなかったんですけど。

ほんで全員ええ奴すぎんねん。

たかだか15～16の子供がそんな周りのこと見て考えて行動してない。
基本何が楽しいか感覚で過ごしてる。
当時は何も思わんかったけど、今考えたらただただ生きてるだけやった。

でもこんな奴らが主人公の周りにいて、色々考えながら、みんな人間的に成長していくでしょ。
羨ましいて。

一応僕高校の時、体育祭の実行委員的なやつ任されてたんです。
でも自分、高校の時って自分が出来るやつと思いっきり勘違いしてた時期なのでそのまま何も考えず走り切りました。
勘違いしたまま大学行きました。

おいなんか大人びたキャラが俺のこと諭してくれよ。
「お前が頑張ってるのは分かるけど、がむしゃらにやるだけじゃ周りに伝わらないぜ、もっと周りを見て、俺らを頼ってくれよ。」
とか言ってくれよ。

言ってくれよ！！！

だから本当の学園青春作品なんてこの世に存在しないんじゃないかなと思います。
作るのは大人ですし、大人の「高校生活がこうだったら素敵だな」という希望が入ります。

でもだからこそ引き込まれますし、面白いんです。

現役高校生が等身大の自分で学園物の漫画書けないですか？
そんな天才現れないですか？絶対読みます。

あとこれらは僕の個人の経験則の意見なので、もしかして実際は結構ノンフィクションだったりします？

もしかして自分がモブすぎただけ？