盆栽お手入れ講座 盆栽の育て方入門編
こんにちは。 松慶です。
盆栽お手入れ講座は僕のブログのタイトルで、そっちも更新をしていますのでぜひご覧くださいませ。
noteでは、昔の記事を書き直して載せていこうと思います。
ブログを初めたのが9年前なので、その頃と今では僕の経験値も違うし、その間に学んだこともあるし、考え方が変わったこともあります。そういった部分を修正しながら新しいカタチで改めて盆栽の育て方をやっていきたいなぁと思っています。そんなわけでご興味がありましたらぜひ、おつきあい頂けたらと思います。
それでは本題に入っていきましょう。
日光
東や南の日当たりの良い場所がベストですが
●北で育てる場合はなるべく日が当たる場所を選ぶ
●西は真夏の西日を避けるため寒冷紗をする
これらを少し対策すれば育成に問題ありません。
盆栽の置き場所
通気性・水切れをよくするため
●棚に置く
●地面に置くのは水の切れがわるく、害虫も入りやすいのでNG
●鉢と鉢の感覚を少しあけて通気性をよくする
●真夏、コンクリートやベランダ上では熱をもつので、
砂利や人工芝をひくと熱を持ちにくい
盆栽の水やり
基本的にほかの植物と変わりませんが、盆栽という性質上
鉢植えより小さい鉢で育てることが多いと思うので、
どの樹種も水切れには注意が必要です。
●樹や土の様子を見ながら適度にあたえる。
●土が乾いたら鉢底から水が抜けるまでたっぷりやる
●目安としては春秋、1日一回
●冬は2、3日に一回、温かい日の昼間を狙うほうがいいです。よく乾燥するのでしっかり与えてください。
●逆に夏は1日2、3回たっぷり与える。 僕は夏場は朝の5時半ごろに一回たっぷり。晩4時頃に1回たっぷりの2回です。昼間は徹底して与えないことにしています。それを普通の状態にすることによって、昼間は木が蒸散を防ぐために気孔を閉じますので、耐えることが出来るんです。 逆に昼間に与えてしまうと、気孔が開きっぱなしになすので、水分が抜けやすく、頻繁に与えないといけなくなる。雑木類では顕著ですね。
●夏、1日1回しかできない場合バケツに水をはり、そこに鉢をつけると
ブクブクと気泡が出ます。気泡がでなくなったら棚にもどす。
夏はこれはオススメです。
●コケや土が固い場合は水が浸透しにくいので、1度たっぷりやってから
もう1度たっぷりやる(返し水)ほうがよいです。
ミニ、小品盆栽の場合は?
まず小品盆栽とはってことなんですが、樹高、つまり木の頭の先から地面までの距離が、20cm以下のものを言います。ミニは10cm以下、豆は更に小さいものですね。最近は小品以下のサイズが人気ですね。まあ、小さいサイズだとベランダでも管理しやすいですし、比較的に小さい庭でも数が沢山置けますしね。手軽でいいんじゃないかと思います。
小品盆栽だからといって、ほかの盆栽の育て方とそれほどの違いはありません。
日光浴させる、水をやる、肥料を適度に与え、
真夏の直射日光や西日は強すぎるので、日よけをする。
これだけで、元気に育ちます。
初心者、入門者に気軽に育てられる小品盆栽ですが、
鉢が小さいので、こと水管理、特に真夏の水遣りは注意が必要。
というのも
小さな鉢では入る土も少ないので、保水力がありません。(これに関しては」解決方法があるんですよね。それは植え替えの土のところでやりたいと思います。)
大きな盆栽なら鉢も大きいので、土の量も多く保水力がありますので、それほど細かく考えることはないんですけどね。
一日に数回水遣りができる環境なら問題ないですが、
なかなかそうはできません。。。
そこで真夏の水やりは「どぶ漬け」がお勧め。
バケツに水を汲んでその中に鉢ごと(場合によっては樹の天辺まで)
ドボンと漬けてしまいます。
大胆なようですが大丈夫です。
ブクブクブブクーと空気が出て行きますが、
その音がやんだらバケツからあげて棚に戻します。
一つ一つ漬けていくのは面倒なものですが、僕はこの方法で、マンションで育てていた時に暑い夏も一日一回の水遣りで何の問題も無く育てることができていました。
大切な愛樹ですから丁寧に育ててあげてください。
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