人間関係の、目的とは

君の「お金が足りない」「幸せが足りない」「愛が足りない」という、
◯◯が足りない、という概念はそのまま実現するだろう。

あなたが1万円を持っていたって、100万円持っていたって、1億円持っていたって、「足りない」という概念は、いつまでも足りないという"概念"を実現するだけだから。
それを変えるには、「もう既に得られている」と、考えることだ。

旅行に行く日までの、準備や待っている期間のワクワクも旅行の一部だとしたら、旅行に行くまでのヤキモキした気持ちも含めて「旅行の楽しさ」と言えるだろう。

だから、今「幸せが足りない」と思うのではなく、
『今の時間も含めて幸せなのだ』と思うようにしなさい。

不幸な人は人生を『点』で見て、
幸せな人は人生を『線』(物語)で見るからだ。

不幸せがあるから、幸せも感じれると知っているから、
幸せな人は、「不幸せ」すらも、愛せるのだ。

だからと言って、
"現時点"で不幸だと、感じているのに、無理やり幸せだと思い込む事は精神に良くない。
つまり、今の時点で幸せだと感じてなくて、その状態なのに「今、幸せなのだ!」と思い込もうとしても、本心ではそうでないと知っているからだ。

だから、本当の幸せになる為には、あなたが「持ちたい」と思ってるモノを想像して、それを実際に手にした時の自分になろうとしたら良い。
例えば、
(A)『もしも、勇気を持てたら好きな人に告白するのになぁ』
(B)『もしも、お金を持っていたら、会社を辞めるのになぁ』

などである。

そう想像が出来たら、あとは
(A)のケースでは、勇気が持てたら「告白」するのなら、もし勇気を持てたら、あなたはどうなるかって事を先にしなさい。
そう、告白をするのだ。
そうしたら、あなたは結果的に『勇気』を持てるのである。

だから、あなたが「欲しい」「持ちたい」と思ってるモノを想像し、もしそれを持てたら、あなたはどうなるかを想像し、先にその状態でありなさい。
そうしたら、結果的にあなたは欲しいモノを持てるだろう。

所有→状態、の順ではなく、
状態→所有、になる事を覚えておきなさい。

例えば『お金を持てたら、起業するのになぁ・・』
って思っている人がいて、そのような事ばかりを考えていたらいつまでも行動できないのと一緒の法則である。

私が言った事を実践すると、例外として
『持ちたいモノへの興味をなくす』ケースもある。

(B)の「もしも、お金を持てたら、会社辞めるのになぁ」は、
じゃあ先に会社を辞めたとする、
そうしたら、あなたはお金に対する興味を失う事もある。
そう本当はお金が欲しかったのではなく、辞められない言い訳をお金のせいにしてただけなのである。

これと同じような現象は、人間関係でもある。

あなたが好きな人の条件に「お金を持っている」「一生懸命に仕事をする」「優しい」「前向き」を、求めていたとする。

それを相手が持っている間は良いのだが、
もしも『自分が同じモノを持てたとき』
もしくは『相手がそれを失ったとき』
相手への興味を失うことがある。

それは、あなたが条件付きで人を愛してたということだ。
「条件」を好きになったのだ。

だから、そういうときは、逆説で考えてみなさい。
『もしも、相手が◯◯を持っていなかったら、好きになれるだろうか?』と。
所有→状態に繋がる事はないのだから、あなたは
相手がそれらを持っていなくても、『好きである状態』が先に来ているなら、その人を本当に愛しているだろう。

だが、最初からそうであれ、と言うのではなく、
同時進行でも良いから、そのようになっていきなさい。
というのだ。

それが人間関係の目的でも、あるのだから。
相手という人間をまるごと分かち合い、そして自分という存在をまるごと分かち合えるような、人間関係を築くのが私達の目的だからだ。(そもそも、【結婚】というのもそれが目的ではないのか?)

最初のキッカケは、『お金』でもいい、『見た目』でもいい、『優しさ』でもいい。
しかし、好きになると覚悟を決めたなら、それらの条件が無くなったとしても、相手を愛せるような関係を作りあげなさい。

まずは、家族や特に親しい友人、恋人と、そうあれるような関係を作り上げなさい。
そして、次にそれ以外の人間関係とでもそうあれるようにありなさい。

そうしたら、あなたはもう二度と『孤独感』に苛まれる事はないだろう😊
そしてあなたは、限りない幸福を得ることが出来るだろう。

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〈番外〉同時進行でも良いから、というのは他のケースでも言える。『お金を持てたら、起業するのになぁ・・』では、お金を持てたら、起業すると考えてるとしたら、まずは起業しているという状態でありなさい。
は、確かに必要な準備もあるからお金を稼ぐのと同時進行でも良いから起業しなさい。ということだ。
起業する為に必要な情報を調べたり、個人事業主の開業届は無料で出せるのだから、税務署に行って手続きするとか、
そういう一歩も、「起業をする」という行為に当たるのだから。