【お疲れ様】の言葉の意味

私は普段から言葉に気を付けている。発する一つ一つの言葉に出来るだけ、気を付けていたいと思っている。その中でも、
【お疲れ様です】は何故発しているか、
日本人はよく言う、英語圏の人は表現としてない言葉なのかな?

さっき友人の投稿を見ていてようやく腑に落ちた気がした、その友人の投稿を見て、ふと言いたくなったときに、
【お疲れ様です】は自分が別にその人から直接何かを受けたワケではないが、
その人が誰かに貢献したこと、していることに対する【感謝】の言葉だと感じた。

【ありがとうございます】は相手→自分が何かしてもらった時に一般的に言う言葉だ。
落としたボールペンを拾ってもらったときに「あ、ありがとうございます」みたいに。

【お疲れ様です】は相手→他者に何かをしている時に言う感謝の言葉なのだと思う。
お疲れ様です、は何か終わった時に言う意味合いが強いように思う。
ありがとうございます、のように相手→自分はキッカケがあるから都度言えそうだが、
働いてる途中にイチイチその人がお客さんとの電話や対応を終える度に「お疲れ様です」と連呼していたら、うっとうしくなる事もあるだろう。

だから仕事が終わった時など、ひとまとめにして【お疲れ様でした】などと言うのだろう。
労い、の言葉とはつまり感謝の言葉だろう?

自分が受けたモノだけでなく、人が受けたモノにさえ「ありがとう」と言える感性、
「お疲れ様」という言葉がある感性

私がさっき「お疲れ様」と言いたくなったのは、医療従事者の友人に対して。
いま直接お世話になったワケではないが、巡り巡って自分がお世話になるかもしれないし、そういう人たちのおかげで回っているんだろうなぁ、と思えるから、
つまり自分にメリットがあると思える内は「ありがとう(お疲れ様です)」と言える。

会社内もそうだろう、巡り巡って自分に返ってくるモノだから「お疲れ様」とも言いやすい。

だけど、もっと広い範囲で、
一見自分にメリットがないと思えるようなところでも
「ありがとう」
という感性を持てたのであれば、

「自分が怒れるのは…」
「自分が悲しく思えるのは」
「虚無感を味わえるのは」

だれだれ、のおかげ、と…

思えたのであれば、
聖者クラスだろう。

普段から使われる「お疲れ様です」「お疲れ様でした」

何か言葉として使うときは、自分の中になるべく腑に落としてから言いたいよね。