【『嘘』をつかないと決めて、気付いた事】

『嘘』をつかないと決めて、もうすぐ2年になります。
それでもとっさに嘘をついてしまったことは数回、発言した後でよくよく考えたら『嘘』じゃないかと、正確に言えてないんじゃないかと思い返した事は数十回ほどあると体感でですが、そんぐらいあったと感じている。

特に言葉で気を付けているのは、
✳︎謝罪などの「ごめん」「申し訳ない」は次からどうするかという反省込みにしないと言わないようにしている。
つまり無闇に、ごめん、申し訳ないを言わないようにする。

✳︎利用規約などを「同意する」のチェックボタン押すときは、最低限、利用規約などをザッとでも読んでから、何に同意するかを心に考えてから押すようにしている。

✳︎「そう思う」「出来る」「そうである」「そうかもしれない」「〜なはずだ」など、確定・断定・推定・主観・感想などは使い分けるような言葉遣いを気を付けている。

✳︎例えば気にかかる異性に「恋人がいるか」気になったら、遠回しで探って聞くんじゃなくて、ストレートに『恋人っているんですか?』と、それ以外でも自分のプライドで聞きづらい事とかも、ごまかさず聞くように気を付けている。

✳︎まぁ当たり前だけど、単純な受け答えでも、見栄を張ってとか嘘で答えるんじゃなくて、真実、事実を伝えるようにしている。

✳︎前回の「確定申告」でも、自分が費用として認識してないモノは費用に含めないし、払う税金にごまかしがないように自分の心の認識にごまかしがないように計上した。

✳︎こういった文章でも嘘やごまかしがないか。またインターネット上などでも『①登録する②あとで』みたいな選択肢が出ても、「あとで」する気がない時は「あとで」を押すことは嘘になるので、押さないように気を付けている。

✳︎今この場にいない人の事を話すときに、もしその人がこの場所にいたら、喋るような喋り方・内容に気を付けている。
例えば、芸能人のかたの名前を出すときは、恐らくその人が同じ場所にいたら「さん」付けをするので、「◯◯さんたち離婚したのか〜」のような話し方に気を付けている。

✳︎むやみに約束をしなくなった。普段の会話でも、「また誘うねー」とか安易に言わないように気を付けている。そういう軽い約束だとしても、もし言ってしまったのなら、例えば予定表に入れるなど、自分の言った約束を遂行できるように気を付けている。

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こういった事を気を付けていると日々の中で、気付くことがある。
まず、利用規約は大体めっちゃ長い(笑)
最近だとウーバーイーツのアプリをダウンロードし、登録をするとき!
ウーバーイーツの利用規約等は、過去最高で長かったと思う(笑)Google社の利用規約より長いと感じた。

あと、もっと生活的なことで言うと、人との距離感がすごく手応えのある距離感になった気がする。
分かりやすく言うと、嘘やごまかし、打算的さが多い人との距離はその程度に応じて離れめになり、比較的誠実な人とはその分だけ距離が近付いてもお互いに不快な指数が少ないため、近付きやすくなる。

かといって、嘘やごまかし、打算的さが比較的多い人との関わりでも、ケンカになるとか争いになるみたいな事も少なくなったと感じ、そういう人ともトラブルになりづらく、付き合いやすくなったと実感している。

めちゃ簡単に言うと『トラブルを引き寄せにくくなった』。

簡単に言うと、学生が就活の面接で「有給は取れますか?」と面接官に聞いたとする。面接官側の会社が有給なんて取らない事が暗黙の了解だから、そんなこと聞いてくる学生にイラッと来たとする。
それで、そんな質問をした学生を落としたとする。
学生は、もし意識的にその質問をしていたとする。
有給を取れる会社に入りたいから、有給が取れない会社に入るつもりなどないからだ。
だが意識的にその質問を言葉にしてない学生は、「なぜ面接に落ちてしまったんだろう…有給の質問をしたときに相手の雰囲気が変わったから、落ちたんだろう…次からそんな質問しないようにしよう…」と落ち込む。

次の面接では、有給が取れるか気になっても、聞かない。
そうして受かった会社が、有給を取れない会社だったら!
あなたは、入った後に後悔する可能性は高いだろう。
有給が取りたい、と望んでいたのは明白だったのに、そうではない会社に就職してしまったのだから。

だから、正直であるというのは、自分が望んでないモノを引き寄せない、トラブルを引き寄せない法則みたいなものである。

そして、1番大事なのが、
私が言葉にこれだけ気を付ける『目的』は、
【本当の人間関係を結ぶためでる】

つまり私は自分の言葉で相手に期待を抱かせたくないし、
例えば、恋愛で「俺は浮気しない人間だよ」「あなたが言えばすぐに駆け付けるよ」などずっと守れそうにない約束で相手を繋ぎ止めて、トラブルの元になるような事を言いたくない。

自立した関係を築くためには、真実を伝え合うのが1番良いと思っているからだ。

それは子育てでも同じだろう。お金がないから、おもちゃを買って上げられない。そんな時、ただ「おもちゃを買えません!」と言うのじゃなく、「お金がこれだけしか貯金なく、今後のことを考えると買ってあげられないの」と具体的な事情を伝えたほうが、子供には真実が伝わるだろう。

子供は、親が思ってる以上に親の行動や、言葉に大きく影響されて育つ。
隠された事実や、子供を信頼しない行動・言葉は思った以上に見えない所で子供の心に影響を与えている。
真実を隠したり、事実を伝えないのは、子供を1人の人間として扱わず、信頼していないからだ。

それは大人になっても変わらない。

『嘘』をつくのは、自分と相手を信頼していないから。
『真実』を伝え合うのは、私たちにとって最終的に嘘をつくことが"為"にならないと知っているから。

そして"真実"を伝え合うことが私達の心から追い求めている「幸せ」に繋がると直感的に知っているから、私は『嘘』をつかないようにしているのだと考える。