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もっとIROIRO 学習動画 支援のヒントを少しずつ

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児童期のことば・学習・特別支援教育に関する学習動画です。増田謙太郎先生(東京学芸大学教職大学院准教授)と一緒にお届けします。1つの動画は2分前後ですが、それ以上のものも含まれます…
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#臨床発達心理士

オンラインでのことばの支援④_吃音がある小学生とのレッスンの様子

吃音がある小学生へも、オンラインによる支援は活用しています。 アセスメントのあと、ニーズを踏まえて、具体的な内容は一人ずつ組み立てますので、内容は一人ずつ異なりますが、主に以下の内容から選ぶことが多いです。 声を出す仕組み、日本語の発音について学ぶ ・声を出すときに使っているもの(息、唇、舌など)やその動きについて学ぶ ・日本語の音について、どの部分を使いながら発音しているのか学ぶ  例)「まみむめも」は唇をくっつけて作っているね、のようなことです ことばを楽に出した

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オンラインでのことばの支援③_難聴がある子とのレッスンの様子

聞こえ方はそれぞれ難聴がある子の聞こえ方は1人ずつ異なります。 裸耳(らじ:何も装用していない状態)や補聴器などを使っているときの聴力が似ているからといって、同じような聞こえ方をしているわけでもありません。 ですから、難聴の有無や程度のみでオンラインが「できる・できない」を判断したことはなく、実施を前提で、1人ずつ、情報保障の方法を考えています。 情報保障の方法もそれぞれ情報保障というと、音声の文字化、いわゆる字幕や要約筆記を思い浮かべる方もいらっしゃるかもしれません。

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オンラインでのことばの支援②_幼児さんとのレッスンの様子

「幼児さんにオンラインでのことば支援は難しいのではないでしょうか?」「効果はあるのでしょうか?」という質問は少なくありません。 オンラインでも、予め録画されている動画を使うオンデマンド型は難しいことが多いだろうと予想しますが、 ZoomやSkypeなどのWeb会議用のツールを使用した同時双方向型について、私は、幼児さんだから取り組まない、という判断をしたことはありません。 その子の背景やことばの支援の目的によってケースバイケースだからです。 対面のときと同じように、初

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オンラインでのことばの支援①_小学生とのレッスンの様子

※ワークシートを2つ追加しました(2021年2月9日) 以下の3つへのお問い合わせが続いていることもあり、noteを1つ書きました。 ・オンラインによることばの支援を参観したい ・オンラインによることばの支援で使っているものを教えてほしい ・小学生への言語指導のポイント(←大きい、大きいテーマ・・・) お問い合わせくださった支援者の方、一人一人に充分な時間をとることは難しく、少しずつとなりますが、アウトプットを始めます。 今回の記事ですが、「オンラインでは、何か特

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児童期のことばと学習支援に繋げるアセスメントⅠー2 読む・書くの観点

児童期のことばと学習支援に繋げるアセスメントⅠ、2つめの記事は「読む・書く」の観点です。 児童期の子どもの支援を検討するとき、「読む・書く」が相談の中心でないときでも、「読む・書く」の観点は必要です。 たとえば「構音」が相談の中心にある子どもの「読む・書く」にどのような様子がみられることがあるのか踏まえておくこととは、「構音」を中心に支援が必要な状態なのか、または「構音」だけでなく「読む・書く」にも同様に支援が必要な状態が重なっているのか捉えるときや、周囲の対応を検討する

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児童期のことばと学習支援に繋げるアセスメントⅠー1 言語の観点

これまで支援者向けの研修会でお伝えしてきた内容に、いただいた質問を踏まえて加筆修正を行い、短い動画を複数作成中です。 この記事では、ことばや学習支援に繋げるアセスメントとは、どのようなことだろう?という確認のあと、児童期の子どものことばの様子を捉える観点の例を具体的にご紹介します。 別の記事で、学習や読み書きについてのアセスメントも取り上げていきます。また、吃音がある場合、難聴がある場合、場面緘黙がある場合の対応例についてもご紹介予定です。 所属されている職能団体や学術

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学習動画「もっとIROIRO」が始まります

2022年12月24日(土)より、マガジン「もっとIROIRO」への投稿が始まります。主な読者として支援者を想定しており、今後、有料記事が追加されていくマガジンです。1度購入していただくと、追加されていく記事も読むことができます。 児童期のことば・学習・特別支援教育も、他の教育や他機関での支援と同様に、この動画を見れば大丈夫!ということも、この書籍を読めば完璧!ということもありません。 知識や技術をもとにして、使える環境の中での試行錯誤、そして、想定していた結果、実際の結