マスクをしないヨーロッパ人

8月から9月の間、ヨーロッパに行ってきました。
ヨーロッパではずっと誰1人としてマスクはしていなくて、逆にマスクしている人がいれば、病気！？って警戒されるのでマスクをしてはいけない、という謎の理論が展開されているようです。
マスクしないのに、朝までクラブで騒ぐバカなイビサ島のパリピ。
3年ぶりの大騒ぎでみんな嬉しかったのか？旦那に連れられて朝6時まで、5000人収容のクラブ、
ハイイビサにいました。空港からもうすでに看板が出ており、イビサのイチオシのクラブです。
パチャもお忘れなく。
クラブに行ってから、寝不足と疲れもあいまってだんだん喉が痛くなり、お腹を壊し、数日後には咳が止まらない。それでもマスクはしない。重病と思われて警戒されるからノーマスクで通します。
薬局に行って症状を言うと
「はい、これが喉の薬、これが咳を止める薬、これが頭痛の薬、これが下痢の薬」
と一個一個の症状に一個ずつ薬を出してくる。
「は？総合風邪薬はないの？」
「総合風邪？薬？風邪の薬なんてないよ？」
だそうです。パブロンを海外の人が買い占めたい気持ちがよくわかるわ！
日本は最高の国だな！
そして薬局でもノーマスクさ！！！
ノーマスクが誇りの国さ！
YouTubeでマスクして観光しているアジア人の女の子がヨーロッパで白人に声をかけられます。
「マスクをするな、周りを怖がらせている」
と。するとアジアの子は
「マスクするもしないも私の自由じゃないの」
と言い返す。すると白人は
「アジア人は馬鹿だから」
というような差別発言をします。（カトリックとしてとても恥ずかしい行為ですね）
言わせて貰えば、マスクしないことを強要するほうがバカじゃねえのかと思ってます。マスクは人に飛沫を飛ばさないためのもので、マナーです。マスクするのは自由だし推奨します。
アジア人が、コロナを世界にばら撒いたとして、各地で人種差別が問題になっているようです。
日本に住んでるスペイン人も
「マスクなんてだいぶ前からしてないよ」
と、まだ日本国民のほとんどがマスクをしている期間も外していたといいます。ヨーロッパは
自分さえよかったら良い、
義務より権利、
ここが我々とはちがうんですよね。
給料をあげて欲しい、バスも電車もボイコットでストライキだ！！！となると、交通機関は止まってしまう。
日本でそんなことありますか？
マドリードでやっとの思いでレンフェの駅に着いて乗り換えようとしたら地下鉄に行きつかない。
尋ねてみると
「今日？今日はメトロは、やってないよ」

居酒屋ですか？？？

意味がわからない。
（その時は工事か何かでメトロが使えなかったんですが、ストライキもよくあります）
要求を通すためにボイコット、これはヨーロッパの国民たちが自分たちで戦って自由を手にしてきたという歴史にも深く関わっています。
日本は一億総玉砕で国の言う事を信じてたくさんの方が亡くなりましたね。
フランスやスペインは、国や権力と国民が衝突して、国民が自由を勝ち取ってきたという歴史があるので、
日本みたいに
「電車運行をやめたら皆さんに迷惑がかかる」と考えたり
ブラック企業で我慢して働くとかは、
ヨーロッパにはないと思います。

カトリックですから自殺も中絶も許されません。
（日本もそこは見習った方がいいです。）
でも、私の周りには良い人ばっかりで、
深夜のバルセロナも治安よく、一度も嫌な目に遭うこともなく、帰国いたしました。
スリが世界一多いとか言いますけど、
ちょうど9月11日がカタルーニャの独立行進の時期でその前後は警察が警戒していた時でした。
私がバルセロナにいたのがその警戒時とぴったり重なるタイミングだったのでメトロの中に警備の人が見回っていたりしてとても安全でしたよ。
カタルーニャの方ともお話ししましたがお優しく、
応援してしまいます。
そして、ヨーロッパのかた皆さん優しくて、
人種差別なんて感じたこともありません。
逆に私と話したくてニコニコしてるかたばかりで、
向こうから目を合わせて話しかけて下さりいっぱい話してくれました。かなり親切にしてくれました。
またそのお話もしたいと思います。
しかし、、、
帰国してずっと寝込んでいて何の薬も効かない。
病院に行って海外のコロナ！？と警戒されながらやっとのことで耳鼻咽喉科に診ていただいたら
鼻の奥に炎症起こして菌に感染しているため抗生剤とステロイドの点滴をする、と割と重症でした。
イビサのクラブでしんどい病気を移されてからはスペインの旅が苦痛で苦痛で。
とにかく咳が出て歩くのすらしんどかった。序盤で体調を崩すようなことをいきあたりバッタリで思いつく主人がすごい。
なんの嫌がらせなのか。
あれだけ「体調に気をつけて計画性を持とう」と言ったのに旦那には響いていませんでしたとさ。