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Claris FileMaker Cloudで選べる2つのプランと料金

こんにちは、エミックの松尾です。今週はClaris FileMakerの世界的イベントであるClaris Engage 2020がオンラインで開催され、Claris Engage 2020のオープニングキーノートが2020年8月5日深夜1時(日本時間)から開始される予定になっています。fukkyさんのnoteではClaris Engage 2020の関連イベントについての情報がまとめられているので、そちらの記事もチェックしてみてはいかがでしょうか。さて、今回の記事では、Claris FileMaker Cloudで選べる2つのプランと料金について記しています。

Claris FileMaker Cloudで選べる2つのプラン

2020年8月現在、Claris International Inc.が提供するクラウドサービスであるClaris FileMaker Cloudには2つのプランが用意されており、EssentialsプランとStandardプランの2種類から選べます。

どちらのプランも、5ユーザからの1ユーザ単位で契約可能で、支払いは年単位です。

EssentialsプランとStandardプランの違い

EssentialsプランとStandardプランの違いとして、ユーザ数がまず挙げられます。Essentialsプランは10ユーザまでという制限があるので、ユーザ数が11以上の場合はStandardプランを選択する必要があります。

次に、共有App数の上限が挙げられます。Essentialsプランでは共有App数の上限が3なので、共有App数が4以上の場合にはStandardプランを選択する必要があります。なお、Standardプランにおける共有App数の上限は125です。

3つ目の違いがストレージです。Essentialsプランでは1ユーザごとに年間2GB、Standardプランでは1ユーザごとに年間6GBのデータストレージが用意されます。例えば、10ユーザの場合、Essentialsプランでは20GB、Standardプランでは60GBのストレージが利用可能になります。Standardプランではストレージサイズを有料オプションで増やすことができますが、Essentialsプランではアップグレード不可となっています。

4つ目の違いがインスタンスタイプです。Claris FileMaker Cloudでは“コンピュート”と呼ばれています。Standardプランでは、サーバーのCPUやメモリの目安に相当するインスタンスタイプがユーザ数に応じて変動し、有料オプションでアップグレードが可能です。ただし、Essentialsプランではアップグレード不可となっています。

Essentialsプランの料金

2020年8月現在、Essentialsプランの月額料金は1ユーザあたり1,950円です。Claris FileMaker Cloudは5ユーザから契約可能なので、5ユーザの場合は月額9,750円(1年で117,000円)となります。10ユーザの場合は月額19,500円(1年で234,000円)です。価格はいずれも税別価格で、支払いは年単位になっています。

Claris FileMaker Cloudで利用できるプランはEssentialsプランとStandardプランの2種類

Standardプランの料金

2020年8月現在、Standardプランの月額料金は1ユーザあたり4,000円です。Claris FileMaker Cloudは5ユーザから契約可能なので、5ユーザの場合は月額20,000円(1年で240,000円)となります。10ユーザの場合は月額40,000円(1年で480,000円)です。価格はいずれも税別価格で、支払いは年単位です。

期間限定のDX 移行価格

Claris FileMaker Cloudには2つのプランが用意されていますが、期間限定の DX 移行価格が現在用意されています。FileMaker ボリュームライセンス契約をお持ちのお客様が対象です。

2021年4月25日まで購入可能なDX 移行価格であれば、通常1ユーザ1か月あたり4,000円のStandardプランを1ユーザ1か月あたり2,560円で購入できます。36%オフになるDX 移行価格が適用されれば、5ユーザの場合は月額12,800円(1年で153,600円)となります。

期間限定のDX 移行価格なら36%オフ

DX 移行価格で購入した場合、契約期間が1年の場合は5ユーザで153,600円ですが、契約期間が2年の場合は299,500円、契約期間が3年の場合は445,450円となります。事前に一括請求されますが、契約期間が長いと若干の割引があります。

上述のDX 移行価格のように時期によってはキャンペーン価格が用意されている場合があります。Claris FileMakerのライセンス購入については、お気軽にエミックまでご相談ください。

Claris FileMaker Cloudは従来とは異なるライセンスモデル

Claris FileMaker Cloudは従来とは異なる新しいライセンスモデルになっていて、Claris FileMaker CloudはClaris FileMaker Serverとは別のライセンスになっています。

例えば、Claris FileMaker CloudとClaris FileMaker Serverの両方を使用する必要がある場合には、Claris FileMaker ServerのユーザライセンスとClaris FileMaker Cloudのユーザサブスクリプションの両方を購入する必要があるのでご注意ください。

まとめ

今回の記事では、Claris FileMaker Cloudで用意されている2つのプランであるEssentialsプランとStandardプランの違いと各料金について解説しました。Standardプランであれば、Essentialsプランと比較してユーザ数や共有App数の制限が厳しくなく、ストレージサイズを増やしたり、サーバーのCPUやメモリの目安に相当するインスタンスタイプをアップグレードすることができます。2021年4月25日まで購入可能なDX 移行価格を利用すれば、Standardプランを36%オフで購入できます。なお、Claris FileMaker Cloudは従来とは違う全く新しいライセンスモデルであり、Claris FileMaker CloudはClaris FileMaker Serverとは別のライセンスであることに留意する必要があります。

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