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FM-TokyoのLT枠でFileMaker Server 19.2.1のAdmin APIについて発表しました

こんにちは、エミックの松尾です。2020年12月19日(土)にオンラインで開催されたFileMaker Pro 東京ユーザーズミーティング(通称:FM-Tokyo)に参加し、LT(ライトニングトーク)に立候補して発表をしてきました。この記事では、2020年12月に開催されたFM-Tokyoでの私の発表資料や関連情報について記しています。

FM-Tokyo(2020年12月)での発表資料

FileMaker Pro 東京ユーザーズミーティング(以下、FM-Tokyo)は、Claris FileMakerに関する情報交換を行う場として、1998年5月頃に有志により発足された関東地区版のユーザーズグループです。

FM-Tokyoは年に6回程度の頻度で継続的に勉強会が開催されていて、最近はオンラインでミーティングが開催されています。

今回のオンラインミーティングでは、「Claris FileMaker Server 19.2.1で拡張されたFileMaker Admin API」というタイトルで、Claris FileMaker Admin APIの最新情報について発表を行いました。SlideShareに当日の発表資料を掲載しましたのでよろしければご覧ください。

Claris FileMaker Server 19.2.1の新機能や改善点

FileMaker Server 19.2.1では、Windows版とmacOS版のインストーラーの機能が改良され、FileMaker Server 16以降からFileMaker Server 19.2.1に迅速にアップグレードできるようになっているとのことです。HTTP/2やJava 11のサポート、新しく拡張されたFileMaker Admin APIのプレビューなども含まれています。

なお、既知の問題も確認されているので、詳しくはClaris FileMaker Server 19.2.1 リリースノートを参照するようにしてください。

バージョン19.2で拡張されたClaris FileMaker Admin API

FileMaker Server 19.2.1のFileMaker Admin APIでは、FileMaker Serverに関するメタデータの取得や追加フォルダの構成、SSLサーバー証明書やライセンス証明書のインポート、プラグインの管理などの処理ができるように機能が拡張されています。

リリースノートではFileMaker Admin APIについては上述の内容のみ紹介されていますが、リリースノートでは紹介されていない拡張点もあります。FileMaker Data APIの使用量やライセンス証明書に関する情報などについてもAdmin API経由で取得できるようになり、細かい点で少しずつ改良が行われています。

Claris FileMaker Server 19.2.1ではライセンス証明書に関する情報などについてもClaris FileMaker Admin API経由で取得できるようになっています

FileMaker Admin APIの使い方について詳しく知りたい場合は、Claris FileMaker Admin API ガイドやClaris FileMaker Admin API リファレンス(英語)を参照すると良いでしょう。

FileMaker Admin API リファレンスについては、FileMaker Serverフォルダ内のDocumentationフォルダ以下にAdmin API Documentationフォルダがありますが、そのフォルダの中にあるindex.htmlファイルをWebブラウザーで開くことでリファレンスの内容を確認することができます。

Claris FileMaker Admin APIの使い方についての詳細はClaris FileMaker Admin API リファレンスを参照

fmcsadmin 1.2.0を近日公開予定

FileMaker Admin APIを用いてGo言語で実装したコマンドラインツールであるfmcsadminをGitHubで公開していますが、FileMaker Server 19.2.1でAdmin APIの機能が拡張されたことを受けて、現在更新の準備を行っています。

fmcsadminはバージョン18以降のClaris FileMaker Serverを遠隔管理できるコマンドラインツールです。FileMaker Cloud for AWS 1.18にも対応しており、macOS版やWindows版だけでなくLinux版も用意しています。

fmcsadminの最新バージョンは1.1.0(2020年12月22日現在)ですが、近日更新する予定であるfmcsadmin 1.2.0では、プラグインの一覧表示とSSLサーバー証明書の管理に対応する予定です。公開まで今しばらくお待ちください。

次回のFM-Tokyo開催予定日

次回のFM-Tokyoは2021年2月20日(土)に開催される予定となっています。Claris FileMakerに興味があるという方はお気軽にご参加ください。

会場の都合やその時の状況によっては次回もオンラインで開催される可能性が考えられます。開催情報についてはTwitterでも確認できますので、まだフォローしていない方はFM-TokyoのTwitterアカウントをフォローしてみてはいかがでしょうか。

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