2014年10月24日の蠍座新月は蠍土星時期の流れをいったん確認する感じ

「年末に土星の移動で潮目が変わる。なのでその前に今回の蠍新月は蠍が土星入りした2012年10月からの流れをいったん改めて確認する感じ」というフレーズが浮かんだので、ちょっと遅くなったんだけど、今回も新月図読むね。

今回の蠍新月、アセンダントも蠍です。

いつも蠍サインの説明をするときに、蠍は対象と関わることによって変容することが目的なので、関わる対象選びについてはとても慎重というところから説明します。たとえば牡牛が欲張りだとか、獅子がわがままだとか、水瓶が変人だといういう感想は、固定宮の普通より少し強いこだわりが理由になってます。この流れでいう蠍の普通より少し強いこだわりはしつこさという感じでしょうか。すでになにかを選んだ人は、選んだ対象に対してしつこく集中していくのがテーマな新月です。

選んだのは何かというと、2012年の年末からの流れのなかで絞り込んでいったものです。この時期には蠍サインが土星に入室して、あなたの中にある一番大事で、一番継続していきたい、あきらめきれないのは何かということに、フォーカスが当たりました。そしてまた今もその件は継続しています。このあたりから切り落としたり手放したものは、もういらないものです。2014年年末に土星は、蠍を去って射手座に入室します。なので今年中に、あなたが人生において集中するもの残ったものに、この新月の時期をチャンス点として、存分に浸っておく必要があるのです。新月は蠍1度、サビアンでいうと観光バスの度数ですね。蠍サインに入ってすぐのインパクト、同じバスに乗り合わせたことで同じ感動を共有する、魂が孤独でないことを感情共有によって確認します。サイン最初の体験はすげー!という新しい世界の興奮が満ちています。蠍の世界ってすげー!目からうろこやん!というのが蠍1度。

このテキストを、私は24日の新月のあとの5日後の28日に書いているのですが、新月あたりはなにがあったっけと思い出しています。24日は自分の店でいつも通りに仕事していました。25日は母親の13回忌で墓参りして親族で食事、26日はプロレス観戦で後楽園ホールに行って、27日は女友達と趣味の手仕事系サークルの集まり。25日の墓参りがけっこう蠍っぽいですね。で、25日の早朝に印象的な夢を見ていて、実はそれが今回の蠍新月の肝なんだろうなと。12ハウスは夢の場所でもあるし。

家具がひとつも置いていない空っぽの6畳くらいのワンルームで、日常的にはあまり接点のない知り合いと、延々しゃべっているという夢でした。荷物のないワンルームは、私のイメージだと棺桶につながる終の棲家です。これから先、ひとりではなくて、誰かとしゃべり続けるんだなと認識の夢でした。

そんなわけで、目前の現場で肉体でのコミュニケーションという夢を見せてくれるプロレスと、一から十まで説明しなくても一緒にいるのが心地よい女友達たちとの時間を経て、通常営業に戻った今日から、しぬほどまたなんか書けば良いんじゃないかと思います。次の新月まではこの勢いで。次の射手新月のときは、それがほんとうに楽しい!という展開になるので、一見沈んでいるように見えても問題ない。

私は仕事との関係で蠍集中なのですが、人間関係の蠍集中でもおんなじです。とことん相手の人との関係性、対集団であれば、集団の中の自分のこと、目立った成果なんか得られないし、求めてないのが蠍です。ただエネルギーの行先を細く絞り込んで強く強くそこにしがみつく。生半可だと土星効果で「たいしたあれじゃないね」とはねのけられてしまう。目立たない、自分しかわかっていない、誰に義理立てすることでもない。だからこそ、蠍サインは「運命」や「血縁」という自分の意志から離れたものに自分の心を寄せるのかもしれません。自分しかわかっていないのに、なにかだれか対象が必要で、それがみつかるまでの深い孤独を抱えている。欲しいもの以外のなにかで、気がまぎれることはないし、欲っされること以外で満たされることもない。

今回の蠍新月は、12ハウスで起こっていてよかった。誰にも見えない場所でたったひとつに狙いを定める喜びについてを暗示しているから。


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