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FIREするには2億円必要

こんにちは、松永陽央(まつながゆお)です。

日経平均株価が過去最高値近辺でS&P500も史上最高値更新を続けている中、皆さんの資産も増えて増えて仕方がないのではないでしょうか

こうまで資産が増えてくると、「FIREできるのかも?」という思いが湧いてきませんか?

私はすでに資産1.5億円強持っていますが普通にサラリーマンをしておりFIREはしていません。ほぼFI(経済的独立)はゲットした気がしますが、私の原資産と生活費を考えるとRE(リタイア)まではできないと考えています。

では、どのくらいの資産があればリタイアまでしていいのでしょうか?

今回は日本に暮らす普通のサラリーマン家庭がFIREするために必要な資産額について私の考えを紹介します。

FIREに必要な資産額;2億円の株式投資と持ち家

最初に結論を言うと、私が思うFIREに必要な資産額は「2億円の株式投資と持ち家」です。
例えば、2億円のeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)と持ち家です。持ち家の方はローンを完済している必要はないです。ローンを借りて5年くらい返済実績があるといいのかもしれませんが、ローンをすでに借りてあることが重要です。

なお、この前提は家庭の生活費が800万円程度に収まる前提です。

重要なのは、サラリーマンを辞める前に住宅ローンを借りることですね。サラリーマンを長年していることでの信用力はプライスレスなので、会社を辞める前にこれをローンという形で監禁しておくのが望ましいです。会社を辞めた後は、税金や国保の支払いを極力抑えるために国に申告する収入は極力低く設定するため、表面上はとても貧乏な人になってしまいますので住宅ローンはまず借りられません。
辞める前に住宅ローンを借りてしまいましょう。

2億円の米株インデックスファンドがあれば、仮に年間リターンを7%とすれば生活費800万円は資産増加で余裕でカバーできてしまいます。株価暴落する局面もあるでしょうが、インデックスファンドは倒産することもないので耐えられるでしょう。

なぜ持ち家が必要なのか?

FIREしてサラリーマンとしての信用を放棄した後は、賃貸住宅の審査で落ちることも多くなると思います。安い部屋は借りられるのでしょうが、賃料が高額な物件を無職に貸す大家が多いとも思えません。
いくら資産があろうが無職は無職でありサラリーマンの信頼には敵いません。良質な住宅を自分の意思で選択できるようにするため会社を辞める前に持ち家を確保しておきましょう。
ただ、購入する持ち家は資産性重視で早期に売却可能な物件がいいですね。
家を買ったはいいが生活をその持ち家に縛られることがないように、違うところに住みたくなったらすぐに高額で売却できるような好立地のマンションを買うのがいいのだと思います。

なぜ2億円分の金融資産が必要なのか?

2億円という数字は、年間生活費 800万円 x 25年分です。年間生活費で800万円も使ってないよ、という人も多いでしょうが、人生何があるかわかりませんので生活費は多めの金額を想定しておくといいでしょう。
株式投資のリターンを4%とすると、2億円分の株式投資から得られる平均リターンは年間800万円になり、これで生活費が賄える計算です。
世の中には資産5000万円でFIREしてしまう人もいますが、それだと年間のリターンは200万円程度で非常に心許ないです。現時点で切り詰めて生活費200万円で暮らせたとしてもそれを一生続けていくと考えるとかなり精神的に厳しくなると私は考えます。

FIRE可能な資産まであと5年

私の場合、FIRE可能な資産である試算2億円に達するのにあと5年かかります。その段階では、新NISAの1800万円の投資枠を使い切っており、もう新規の資産形成を考える必要もなくなっています。
理想としてはそこに辿り着く前に理想の持ち家を買いたいですね。

5年後に私がFIREするかどうかはわかりませんが、FIREが可能になった上で働きたいなら働けばいいし、もう働きたくないならそこでサラリーマン生活からリタイアしてもいいでしょう。

皆様もご自身の生活から完全FIREするのに必要な資産額を考えてみてください。FIREしたからといって薔薇色の人生があるわけでもないですし、仕事をしないのはかなり退屈だと思いますが、「いつでも辞められる」という選択肢を持っておくのは重要なことだと思います。

株式投資を長期間継続的にやり続ければ、FIRE可能な資産額には誰でも到達できますのでぜひ挑戦してみてください。

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