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何故現金比率を極力減らして運用するのか?

こんにちは、松永陽央(まつながゆお)です。

皆さんは資産運用をする上で投資と現金の保有比率をどう決めていますか?
多くの人は「投資は余裕資金でやるもの」として資産の可搬を現預金で保有していると思います。

私は逆に資産のうちに占める現金の比率を極力抑え、資産の大半を市場リスクに長期的にさらす方針をとっています。

現時点では現預金は900万円未満であり、資産全体に占める割合は5%程度に抑えています。
現預金900万円は生活防衛費+引越し代+予備費です。
お金が必要になったら株や投信を売れば一週間程度でいくらでも現金は得られるので本来は900万円も現預金を持つ必要はないのですが、私も家族がおりますので家族の生活の安定を重視してある程度の現金は持っています。

現実問題900万円の現金を一週間以内に用意しないといけないという事態が発生することは考えづらいため、少し現金が過多ですね。これは家族の安心を担保するための必要なコストと考えています。

現預金は少し多すぎるので減らしていく予定ですが、最低でも
700万円程度は生活の安定のために持つつもりです。

とはいえ、資産に占める現金比率は最大5%程度です(住宅購入時など一時的に資金が必要な場合は除く)。

私の考えは、基本的に世界経済は長期的に伸び続け、世界の株式市場の時価総額は増えていくだろう、というものです。

この考えに基づくと、多少の凸凹はあったとしても株式の価値は将来的に増えていくのだからできるだけ早く多くの金額を投じた方が良いということになります。

また、私は株式投資を20年以上やってきて幾つかの大暴落局面に直面した経験から、次のことを確認しています。
以下ができるスーパーな人もいるのでしょうが、少なくとも私の能力ではできないと確信しています。

  • 株価が暴落するタイミング、暴騰するタイミングは事前に予測できない

  • 株価が暴落して買いのチャンスだと思っても、どうせ怖くて動けない

つまり、株価を底値でかうことは私にはどうせできないのです。

底値で買うことがどうせできないのですから、今の値段で全力で買ってしまい長期保有するのが私にとっての策になります。

全力投資をしていると暴落局面に巻き込まれて資産を大きく減らす局面はあります。ただ、全力投資をしていないと上昇局面を大きく取り逃がすリスクがあります。
両社を比べた場合、暴落局面なんてのは実は大した回数発生しません。逆に株価が上がる局面はかなり多いのです。これは数字で示せないのですが、私の過去の経験上、「株価上昇期間」>>「株価暴落期間」です。

体感ですが、株価暴落したとしても戻るスピードはどんどん上がっていると思うので、株価暴落して資産が減ったとしても持ち株が潰れないのであれば価値はどうせ戻ると私は考えています。

(持ち株が倒産しない前提ですが)株価暴落局面の直撃による大ダメージを覚悟しても、全力投資をして株価上昇局面を逃さないのが非常に重要だと思うので、私は現金比率を極力減らしています

世間一般で言う、投資は余裕資金でやるべきというセオリーとは大きくずれるのですが、私はこのような考えで全力投資をしています。

投資で成功するためには、自分なりの考えを持って投資をすることが重要です。他の人が何を言おうと自分の資産ですから自分自身で方針を決めればいいのです。

皆さんもご自身の方針を決めて株と現預金の割合を決めてみてください。


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