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筆が編むレースのはじまり

8月25日(水)から大阪で個展「筆が編むレース」がはじまります。

関西方面の方へ個展の案内状を書いているとき、流していたラジオでは最高記録を更新した陽性者数を伝えていました。今はお出かけのままならない方が多いのではないでしょうか。いわば招待状でもある葉書を送りながら、「無理しないで」と言葉をかけて、自分でも複雑な気持ちを抱えていました。

そこで何かやれることはないかと、今回の個展期間中に作品をnoteで紹介することにしました。新作を11点描いたので、個展期間中のギャラリー営業日に毎日1点ずつアップすれば、ちょうど最終日に全ての作品を紹介し終えることができるはずです。

更にそれぞれの絵には物語を添えることにします。それは、物語の冒頭部分だったり、散文だったり、詩のようだったりするかもしれません。そんな物語と絵を、25日からひとつずつ紹介していく予定です。ご自宅や小さなスマホの画面からでも、個展会場とはまた違った角度で楽しんでいただけると思います。

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「筆が編むレース」

白い絵の具で描いた新作11点を「筆が編むレース」と名付けて、個展のタイトルにしました。
実際に、細い筆で一筆一筆を積み重ねるように描いているので、一針一針こつこつ編み進めていくレース編みに近しい感覚があるかもしれません。(レースを編んだことはないので、想像ですが・・・)
今回は絵本は作りませんでしたが、それぞれの絵の後ろに潜む物語を、noteに向けて掘り起こしてみます。

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現実が厳しいと、物語を求めます。
この1年半、いくつもの物語に救われたと私自身は感じています。小説、童話、絵本、随筆などの本はもちろん、例えば月を見て、「なんだか今日の月は優しいな」と感じる、それも物語です。

それではまた、25日に。


ー個展詳細ー
個展「筆が編むレース」
2021/8/25(水)ー9/5(日)
at ranbu Space A → http://blog.ranbu-hp.com
12:30-19:30 火曜日定休

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