今、日本のeスポーツに必要な人材とは

初のブログをご覧いただき、ありがとうございました。
またご覧いただいた方から「スキ」をいただき、素直に嬉しく思います。
noteは「いいね」ではなく、「スキ」なんですね。
個人的には「スキ」の方が好きです。
これからも頑張りますので、よろしくお願いいたします。

さて、今回のお話は「人材」についてです。
正直いって、日本のeスポーツ業界は人手不足です。
前回書かせたいただいたeスポーツを事業とする企業を見ると、
様々な人材紹介会社の求人やWANTEDLY、自社サイトで人材募集が常に行われています。

これはつまりどういうことか。

単純に人手が不足していることもあるとは思いますが、
企業が欲しいと思う人材と、応募してくる方の「質」が伴っていないということがあるのではないと思います。
※個人的な意見です。

私もeスポーツを志望する何名かとお話させていただいたことがあります。
その中で感じたこともやはり「質」が伴っていないということです。

私の言う「質」とはどういうことかというと、

1、eスポーツの運営に携わったことのある、もしくは詳しい方
2、eスポーツタイトルにめちゃくちゃ詳しい方
3、eスポーツタイトルで一定レベルのスキルを持ち、大会に参加されていた方
4、過去の業務の経験をeスポーツに関連する業務にきちんと落とし込める方
5、とにかくやる気に満ち溢れ、eスポーツで日本を変えてやろうと本気で思っている方

の資質を持っているかどうかです。

先に謝っておきます。
独断と偏見、かなり抽象的すぎることを言っている可能性があります。
個人の書くことということで、その点はご了承ください。

が、一方で上記に当てはまらない方を、eスポーツを事業としている企業で見たことがないです。
私の知っている限り。
※もしかしたら、もともとはeスポーツ事業をやっていなかった企業が参入したことで、門外漢の社員さんが担当するということはあるかもしれません。それは入社した会社が決めたことですので、今日の話の中では一旦保留とさせてください。

1~5を持っている方、正直います。
この方たちは、eスポーツ事業で起業されている方がほとんどです。
前回お話した企業でいえば、CyberZ、KADOKAWA以外の会社はほぼそうです。
私自身が起業ということは考えたことがないので、本当に尊敬していますし、日本のeスポーツをけん引してくれているので、一番応援している方々です。
事実、講演やセッションには必ずと言っていいほど登壇されていて、ご自身の成功談、失敗談、今後のeスポーツについて語っていただいています。
賛否両論はあるかもしれませんが、今は発信してくれることが重要ですね。
※CyberZ、KADOKAWAはeスポーツ事業に参入したかについては、別で書こうと思います。

話がそれましたが、eスポーツ業界における人材の「質」問題は、今後も付きまとうと思います。
その話でいえば、eスポーツの専門学校が設立され、人材育成の土壌ができ始めていますが、「質」でいえば正直どうなんでしょうか。
お会いした学生さんの中には、正直使えない方ばかりでした。
あくまでも私がお会いした方のことで、そうでない方もたくさんいらっしゃるかもしれませんが、個人的な感想です。
※これについては言いたいことがあります。が、これも別の機会で書きます。

では、eスポーツにおける人材の「質」を向上する術はあるのでしょうか。
答えは当然「あります」です。
端的に言えば、できるか限りのスペシャリストを集めることが近道だと思います。

まず上記に記載した1、3については、好き嫌いや個人の趣味嗜好の問題がありますので、一旦今日の話の中には入れないようにします。

1については、ゲームメーカーのマーケティング担当者であれば、経験者が多いはずです。
またイベント制作会社出身者であれば、東京ゲームショウやゲーム大会の経験があれば、少しeスポーツイベントを経験させれば間違いなく戦力になってくれると思います。
今後重要となってくるオフラインイベントの際に、イベント制作会社出身者は最も力を発揮してくれるでしょう。

4については、スペシャリスト、専門性の高い分野が当てはまると思いますが、例えば放送業界のテクニカル関連、映像クリエイター、ウェブデザイナー、PRプランナー、実況アナウンサーなどです。
かなり人材採用は難しいとは思いますが、eスポーツが多くのメディアを賑わせたおかげで、少しずつですが、このあたりの人材も流入してきています。
採用に際しては、eスポーツという切り口は一旦捨てて、特化型の採用をしていくことが大事だと思います。

5については、もう正直なんとも言えないところですが、会った瞬間からあふれ出る熱量です。
会った瞬間から「こいつ、なんかやってくれそう」と思わせる方ですね。一見そんな人たくさんいそう(例えば営業バリバリでした的な方、イメージでいうと元LINE、現メルカリにいらっしゃる田端信太郎さんのような方かな)ですが、実はこれが相当少ないです。
eスポーツはとにかく実行力が重要ですので、こういった人材がいてくれるだけで、組織の活性化や力を発揮した瞬間の爆発力は計り知れないです。
もちろん仕事をやりきるコミット力を見極める必要もありますので、やる気だけが重要ではなく、きちんとした目標設定やPDCAサイクルが回せるかを面接で確認しないといけません。

まとまりのない文章になってしまいましたが、今後さらに事業として発展する可能性の高い分野ですので、もう少ししたらもっと多くの「質」を伴った人材が来ます。
eスポーツ事業を行っている企業の皆さん、応援していますので、何とか頑張ってください。

最後に1点だけお伝えしておきたいことは、
現在、新卒でeスポーツを志望する方、今は様々な企業で経験を積んだほうがいいです。
採用の枠があっても、相当な狭き門です。
まずは自分がeスポーツで何をしたいのかを明確にし、その分野で研鑽してください。
それからチャレンジしたほうが、間違いなく仕事もいきなり任せられますし、やりたいこともしっかりとできると思います。
凹みそうなことを言ってますが、チャレンジし続ければ、必ず道は広がりますので、あきらめずに頑張りましょう。
そういう方と私は一緒に仕事がしたいです。

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