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『アンチヒーロー』考察〜正義とは〜罪と責任の名の下に

最終回を観ました

宣伝にもありましたが、
迫力の法廷シーン、良かったですね


前回ラストで逮捕された
明墨
裏切りの
白木
黄色い花束は誰が抱えて来たのか

他にも謎は残したまま
ラストは走り出しました


明墨の公判では、
全てを認める様子が映されました

自信過剰な程に語る
伊達原
自らが
明墨を貶める気満々でした


しかし、
明墨がある証拠と共に
志水の再審請求をする、
そこから
伊達原の中心はずれ始めます


一番は
あるはずのない証拠と断定した
伊達原

何故あるはずがないと言い切れますか?

明墨の逆転理論が炸裂します
何故か毒物の結果が入った箱を探す
伊達原の様子が撮影されていました
内部に既に…居た訳です、内通者が

ちょっと崩れ過ぎる程でしたね、
伊達原…笑えました


あとはなし崩しの様に崩れずれずれ…
伊達原の罪人決定でした


更なる公判で、
明墨の独壇場…だけでなく、
一人の無実の人間を救う為
多くの罪深き人達が罪を認めます
潔い事は多くの力を必要とします
皆、力を余す事なく出し切りましたね


結論

明墨、有罪だが弁護士として活躍
伊達原、転落
但し「地獄に堕ちましょう」それが
明墨からの言葉でした
罪と責任の名の下に、ですね

99.9%検察が持っていくという裁判、
しかしその黒の中に
実は白があるのではないか、
それを常に監視、見つけ、
正しきを導くのが
司法に関わる人達の使命であると、
明墨ははっきりと告げます

でも
明墨はその為には人をも殺す気を持つ人
それは、守れなかった
桃瀬への贖罪であり、愛であります
それが“アンチ”なヒーローの姿でした


結局

このドラマではその点が大きいので、
12年前の犯罪についてはまだ闇の中、
これから何ができるかは不明です
…時間が足りませんでしたね、残念

警察の悪意が罷り通らなかった、
変な書き方をしますが、
それが正しき正義だと示したのでした


私が想定していた
色の正義は正しかった事が証明されて、
嬉しかったですねぇ

緋山は自分の罪を理解しているから
罪を償っていきますが潔さがありました

紫ノ宮は、父の為に強く闘いました

青山は、常にパラリーガルとして
皆んなの為に力を注ぎました

白木の裏切りには意味がある、
信じて正解でした

緑川はきっと正しき道を行くと、
そう思っていました
(後は…分かりませんでしたが)
黄色い花束を持って
桃瀬を悼む
明墨と3人は同期で、話が通っていたから
ずっと刺し違えも辞さない
明墨をサポートできた
自らも警察の不正に気付いていった、
素晴らしい方でした

赤峰は、
明墨が認め信じる気になった理由が、
無実を信じて突き進む人、
この人なら自分とやれると思ったから、
そういう人でした
最後に
明墨の台詞回しである

私があなたを無罪にして差し上げます

この言葉を
明墨にかけるシーン、面白かったですね


ラストに進めば進むほど
黒と白が沢山現れて
分かりやすかったですね

そこで

駄作が傑作か
その点では傑作…に近いと言えます
回数が少な過ぎる最近のドラマ
抜かねばならない箇所が多過ぎました
そこが勿体無かったですね

でも“アンチヒーロー”の名が
とても当てはまったドラマでした

不正を働いた事で転落してしまった
志水でしたが、
十分に罪を償う時間がありました
だから、
紗耶との涙の抱擁が美しかった


そこは本当に救いでしたね
ありがとう


さて、
番外編はあるのかな
楽しみにして良いのかな
してみようかな

そんな気持ちでおりますよ


あ、
バレーボールが中途半端に終わった後に
何か、
ダイジェストと、
緊急座談会があったそうですね

ちっ、やられたわ


リーガル系が好きなTBSめ
うまいことやりましたね


じゃ、楽しみにしてますよ


2024年6月17日 8:29追記

あー、続編ありますね
青山の奥様
山本未来さん、弁護士ですね
赤峰も力を付けましたし

もしかしたらですが、
監獄の中の
明墨は、アームチェアディテクティブ、
訳すと安楽椅子探偵的に動く、
アンチヒーローになりそうな

そして法廷で動く

12年前の事件で

如何かな?


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