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『恐い怪談』読書感想文

松原タニシの最新作
『恐い怪談』を読了しました

読書予想文を読んでいただいた事もあり
感想文をお返しせねばと書いてますが、
本当に感想文を書くのが下手なので
どう書けば良いか悩んでます


「百怪談すべて実話」という帯で、
幾つか“Aさんの友人のBさんのお話”
そんな形式もありますが、
昔よくある様な
“友達の友達”や“いとこの知り合い”、
そんな感じのお話は無く、
じっくり読めました

100話の選択や順番の規則性は
正直見つける事ができませんでしたが、
懐かしの間取りが後書きにあるお話は
ある程度纏めてあったり、
家族系のお話はも纏めてあるので、
飛び飛びでわかりにくいものは
一切なく入り込みやすかったです


読んでいくにつれ
タニシさんが
怪談に真摯に向かい合われたのだな、
という事がよくわかりました

怪異を求めて事故物件に住まれ、
心霊現象が起こると
言われる場所に行かれたりして
幾つかの経験はなさっても、
怪談師の皆様のお話とは
かなりかけ離れた感がある
タニシさんの怪談話

タニシさん自身わかっておられますよね


今回の『恐い怪談』は、
タニシさんが怪談を語る、
伝える事に焦点を当て、
本にしたためられたと感じました

今まで見たことのない
タニシさんに出会えた気がしました


どのお話が残った?
…と質問されたとしても、
実はどれも新鮮に感じてしまった私です
(知ってるお話もあるのに)

それぐらい、
タニシさんの『恐い怪談』は
今や五万と溢れる怪談の中で、
「恐っ」と思える内容でした


予想に反して泣きはしませんでしたが、
結構感動しました
ここまで書ける様になられましたねと


ありがとう
ありがとう

そして
おめでとう


ここは予想通りでした


追伸
かっぱちゃんのお話が2つ
タニシさん、一番残ってたのかな



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