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逆らうばかりの生き方だけど

このまま朽ちるのはいけない、
もっと強くなりたい、
視野を広げたい、
そんな気持ちが沸々して
勉強をしている

自分の義務教育時代は超過密人口だった
クラスはそれなりに楽しかったけれど
自分がダメ人間とまだわかっていなくて酷いことをしていたと思う

勉強はできなくはなかったけれど
宿題が嫌い、
テストが嫌いで
夏休み明けは悲惨だったり
でもランクは悪くなかった

今思うと
やっぱり視野を広げて
東に行けばよかったと思う
東とは住むところより東の学校
今は自由に選べるらしいが
自分の頃は数名しか越境受験は出来なかった

親に言われ、
無理矢理説明会に参加させられたが
説明後「じゃ、私はいいので」と帰ろうとした時の一番の驚きは、
保護者達の鬼の形相
「それなら参加しないで!」
「早く出ていって!」と非難された
…母には申し訳なかった

第一志望校公立一本で出したら私立を保険に受ける様担任に言われた
その前年に自分のクラスから大量に受験失敗者を出していた担任は、
これ以上自分の地位を下げたくなかった訳だった

自分の校区はトップを除いて私立の方がレベルが低かった
私立トップはその一本しか受けられず、
学費がべらぼうに高かったので
良い家のお嬢様しか行ってなかった


面談が終わって集まったクラスの子達と話したら全員保険話を促されていた
他のクラスの子達は真っ当な面談だったとの事だったので
自分のクラスだけ怒っていた

どれだけ言っても受け付けられず、
担任と話すのも嫌になった自分は志望校を一つ下げた
合格はしたが、屈辱だった

だから入学しても虚しかった
勉強は何もしなくても上位だった
担任は満面の笑顔で誉めた


それから虚しさが増して勉強をしなくなった
偏ってはいたけれど、
自分の趣味嗜好に走って
本を読んだり、
音楽を聴いたりしていた
親が厳しくてライブ、
いや、
友達と遊ぶ事も許さなかったから、
孤立した変人扱いされたり

趣味が合う場合は
周りにその知識を重宝がられた

ただそれだけ
若くして既に疲れていた


心が尖っていた
家が嫌いだったが友達の家にも行けない

自分の部屋で自分の世界に逃げた
とにかく逆らった
心だけ

家に囚われの身
心だけ逆らってた


今頃勉強始めてみて
ふと、昔の事を思い出した


時代だなぁ
今生まれると将来が見えないけれど、
私は今の方が心から解放されたと思う
偏った嗜好は、
今なら金のなる木にもなるし
自分も好きな事で生きられるのが嬉しいと思う


でも、もう遅い?


遅いけど始めた勉強
今までの自分の趣味嗜好は大切に保ちつつ、
変われるかなぁとチャレンジしている

そんな自分も悪くない
だからも少し頑張ってみる
疲れたらそれまでだけど
も少し何とか生きてみる







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