『ちゅらさん』ガジュマルの樹の下で 〜結び〜

『ちゅらさん』クレイジーです


おばぁの宣言、ドキドキですねぇ


2日目の夜、
真理亜さんは小説を書いてます
隣で幼なげに眠る
えりぃを見て、布団を掛け直す優しさ、
やはり、ハッピーエンドにしようと
思えたのではないでしょうか


東京では、
恵達がやるせない想いに怒りを感じます
でも、
文也くんを知る
柴田さんは言います
「文也くん…良い奴だよ
  えりちゃんも
  神様の…運命の悪戯ってあるんだよ」

それを聞いた
恵達は翌日、柴田さんと
文也くんに会う為病院に行きます
自分は古波蔵家で一番落ち着いてるから
大丈夫と言いながら


でも、
文也くんが偶然やって来て
柴田さんに挨拶した時、
恵達の想いが弾けます!

恵達は
文也くんに叫びます

「いつも我慢しているんだよ、
  ねぇねぇは
  でも、ずっとあんたとの約束を
  信じてたんだよ
  そりゃあ馬鹿みたいだけど、
  本当に、信じてたんだよ!
  あんたが忘れても仕方ないよ
  でもできない約束ならしないでくれよ、
  ねぇねぇを悲しませる奴は
  俺が許さないからね!」

そして気持ちが拳に変わります
文也くんの右頬にパンチが入ります


その後一人になった
文也くんは、考え続けます
一所懸命告白してくれた
えりぃの事を思い出します


今日はお休み最後の一日
結婚の約束をした場所にまた行きます
えりぃは
真理亜さんに連れて来てくれた事に
再度感謝します
悲しげな横顔に、
真理亜さんは
小説はハッピーエンドにすると告げます

もう一度和也くんの樹の所に行くと言う
えりぃに、
真理亜さんは、少し離れた所で
「待ってるから行っといで」と言います
後ろを向いて、
お別れをさせてあげたかったのでしょう


東京


菜々子先輩が珍しく大声で叫びます
「あー!あの人が持ってたー!」

西宮がまた誰かとぶつかったみたいです
気付いた
文也くんは片付けを手伝いますが、
その時、見つけます
キラキラ光るスーパーボールを

えりぃが悩んでいた時に
無くしてしまったと言っていたアレです

文也くんの中の何かが弾けたみたいです

「俺って馬鹿だなぁ
  でも今、馬鹿な事をしてみたい」
文也くんは呟きます
そして
「遥(西宮)、これ俺にくれるか?」

そして廊下で決心した様に駆け出します


小浜

最後の挨拶を
和也くんの樹に告げようと
ガジュマルを見つめ続ける
えりぃ


暫しの沈黙を少し持て余しながらも
静かに待ってあげる
真理亜さんの目に入ったのは…

その姿は
真理亜さんを通り抜け、
えりぃの元に駆け寄ります

「えりぃー!!!」

それは
文也くんです!!!

えりぃの元に駆けつけ、
静かに抱きしめます

そして心を込めて言います
「えりぃ、結婚しよう」


驚く
えりぃ

驚き喜ぶ
真理亜さん
「な!こんなのあるんだ!」

メルヘンがここにありました!


涙が頬を伝う
えりぃは「はい」と答えます


あぁ!
おばぁ!聞けたよ!!!
最高のプロポーズだよ!


二人のメルヘンは第一章を
ハッピーエンドで閉じられそうですね
良かったさぁ〜


追記です

文也くんと
西宮遥さんは、恋人未満じゃないかな
同じ方向を目指す同士でもあるから、
一緒に居られたのかな
確かに
遥さんは
文也くんが好きですよね
でも、
そういう事!と思います

じゃなきゃ、
簡単には結婚なんて言わないですよ
文也くんはね


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?