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『虎に翼』哀しき理想のぶつかり合いよ

『虎に翼』マニアです


今日は家裁、最高裁の舞台のみでしたね
毎日中身が濃いから
作り手様、大変ですよね


それはさておき


寅子は例の調停で悩んでます
外交官とフランス人夫人の離婚に
ハーフの子供の親権押し付け合いを
どうしたらあ互いに明るい未来を
見出せるのか…難しいですね

理想と現実とは言いますが、
寅子は
多岐川に言われて気付きます

理想と理想のぶつかり合いだ!
これはもっと厄介だと
みんな、良きも悪きも含め
良い未来を目指している訳ですが、
人の心はなかなか一つに向かわない
(人間だもの by みつを、ですね)

これ、今日のキーワードです

少年課にまた相談に行く
寅子でしたが、
何も誰も悪くしたいなんて思ってない
それが分かっただけでも
一つの勇気になりますね


ただ、
栄二の心は激しく傷ついてます
閉した心はなかなか溶けないですから
寅子も悩みます


その離婚調停は
双方の意見を聞いてみようともならず、
また決裂しました
栄二も一言も口を聞かず
帰ってしまいます

そんな中
穂高先生が退官される事になり、
その祝賀会の進行を
ライアンと
桂場に依頼されます

珍しく笑う
桂場には分かっています
穂高と
寅子がわだかまっている事を
だからこそ
ニヤニヤしながらもお願いする訳です
ここで和解出来れば大人だよ
そんな感じ、笑えましたねぇ


いざ当日
強張った顔で進行役を行う
寅子

穂高先生は
寅子を見て「嬉しいよ〜」と言いますが
やはりお互い…な感じです


祝賀会で
穂高先生は壇上で挨拶をします

星元長官のお言葉にありましたが、
「出涸らしなりにできる事を」したと

2人だけになっても違憲を訴えたり、
もっと昔には
寅子達女性に法律への道を作った事も、
穂高先生なりに
新しい民法に適った、
新しいこの国の為になる事をしようと
邁進されていた事でしょう

(でも、
  理想はなかなか形にならなかった
  寅子にも無理をさせてしまった事を
  後悔していた
  何もかも尚早だったのかと悩み、
  でも戦ってきた)

しかし、
この行いには相当疲れたのでしょう、
雨垂れの一雫と儚き力を言い表しました

このスピーチを聞いて
寅子は怒りの涙を溢し、
お渡しするはずの花束を多岐川に渡し
廊下に出てしまいます


聞きたくなかっただろうに
わだかまりなんて関係なしに


桂場に叱責されても怒りは収まらない
「謝りませんよ!私は!」

何だかんだあっても尊敬していた
穂高に
負けを認めた様なスピーチされるのは
法律にも、最後に置いた
寅子自身にも失礼だ!
そんな気持ちではなかったでしょうか


これには
穂高先生も爆発してしまいます
「あー!あー!あー!
  じゃあ、
  私はどうすれば良かったんだね?!」

何をしても
寅子には納得してもらえなかった事に、
なすすべがなくなったのでしょうね


今日のSNSの争点
寅子言い過ぎ?
穂高先生、弱過ぎ?
いや、
寅子の言う様に理想に進むべき!
いや、
穂高先生だって頑張ったよ!

…そんな所でしょうか


そこで、
キーワードを思い出してください

理想と理想
何とも厄介で、
でも気高い事なのです

いくらすぐには叶わなくても
雨垂れの一雫でも
跡を残していると思いたい
いつか形になると信じたい


穂高先生と
寅子は
男と女の違いはありますが、
それ故
袂を分かちてしまった所もありますが、
似たもの同士な気がします

でもその男と女の違いは、
大きく出てしまったのかも知れませんね


とは言うものの、
仕事場に戻って「あー!」と叫ぶ
寅子
でも頭を抱えてしゃがみ込む
寅子


どちらも
寅子


さて、
寅子は抱え込みまくった問題達を
光と愛の世界に持ち込めるのか?


明日も楽しみですね



2024年7月4日木曜日 15:24追記

SNS、盛り上がってますね
その中でも気になったのが…
「それでも
  寅子の怒りの訳が分からない」
「やっぱり
  寅子に納得できない」
というご意見でした

昨日のお話の中で、
優未の84点テストを
褒めない(納得していない)
寅子が
今日の
穂高先生に対する思いと重なった、
そんなご意見もありました
これは理想の件、ですよね、合ったかな

納得いかなかった方が羨ましい私です
とても良い人生を
今まで送ってこられてるなって
間違っていたらごめんなさい

挫折や悔しさ、
自力でも他力でもどちらも私は
物凄く多く重く経験してきたので
そう…女性である事ででもあったので、
寅子のジレンマ、
穂高先生の言葉で更にのしかかった物に
過敏に反応してしまいました

「大人なら、
  この日は
  穂高先生に花を持たせたら?」
そう思われる方もいらっしゃるでしょう

何だかんだ言って私も
大人のふりをした事が多々あります
でも悔しかった気持ちは
いまも夢に出る程の物のままです

そんな事を思いました、とさ






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