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トイレの中での反省文


「お腹いっぱいだから、もう結構です。」が言えない…

食が細い。
これは子どもの頃から、そう。

まず小学校で出される給食に苦しんだ。
好き嫌いの問題でなく、量の問題。
特に、ご飯とかパンとか主食の量。

私が子どもの頃は「給食を残さず食べましょう」という風潮だったから、
毎日、昼休みまで残って食べていた。
まるで大食い大会の終盤、挑戦者の動きが止まった時の気分。
毎日、胃の限界まで挑戦させられる。
いや~、つらかった…!

相変わらず大人になっても、一度に食べられる量は多くない。
外食で出される量が多くて、申し訳ないけれども残してしまう。
残せる時はいい。
無理に食べ過ぎると、次の日の私って使い物にならない。

だから、職場の飲み会とか食事会とか、
自分の食べる量を決めにくい場面が苦手。


職場の人と仲良く話をしたくないわけじゃないんだー!
取り分けてもらって、食べきれないのがつらいんだー!
私のお腹いっぱいを察した優しい人が、
追加オーダーをしにくくなっちゃってる空気も居たたまれないーー!

そういうのもあって、これまで歓送迎会以外の飲み会はことごとく
避けてきたし、ちょっとした食事も本当に仲が良い友人としか行かない。

世の中には「食ハラ=食事ハラスメント」という言葉があるそうだ。
食べられないのに食べることを強要する、というような。

そこまで大げさなことじゃなくて、
私の場合、「No」と言える勇気が必要なんだろう。

「お腹いっぱいだから、もう結構です。
 皆さん、食べたい量を食べてくんなまし!」

この一言、なんで言えないんだろうな。


(昨日の食事会で食べ過ぎて、今日一日トイレを行ったり来たり…
 トイレの中での反省文。)


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