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BUSINESS LAWYERS LIBRARYをリリースしました

法律雑誌、書籍を月額定額で閲覧できるプラットフォーム「BUSINESS LAWYERS LIBRARY」を本日、2020年3月17日にリリースしました。

私はビジネスサイドのメンバーとして、出版社の方へのご説明などをメインに行ってきました。

リリース後は円滑なサービス運営の体制づくり、多くの方にサービスを知り、共感していただくための施策立案・実行などを担当する予定です。

3月末で「BUSINESS LAWYERS」を立ち上げてから4年、おかげさまで読者の皆様に評価をいただき、会員数は38,000名を超えました。運営を続けている中で、サイトへの高い評価をいただく一方、読者の方々から以下のような課題を伺ってきました。

・法改正のキャッチアップと対応が追いつかない。
・事業部からの問い合わせにきっちりと回答するため、様々な文献を横断して深くリサーチを行いたい。
・経営層へ新しく施策を提案するために他社の事例を知りたい。
・予算の関係から購読している雑誌を泣く泣く解約した。

この課題すべてにBUSINESS LAWYERSのコンテンツのみで応えていくには膨大な時間がかかってしまいます。どうしても私達だけでは実現できない課題解決のため、法律書籍を中心とした出版社の方々にご相談したところ、12社の協力をいただくことができました。

<参画出版社(50音順)>
・ぎょうせい
・三修社
・新日本法規出版
・税務経理協会
・第一法規
・中央経済社
・日本加除出版
・日本能率協会マネジメントセンター
・法律文化社
・有斐閣
・労働新聞社
・レクシスネクシス・ジャパン

著者の方々の理解が得られないかもしれない、紙の書籍の売り上げへの影響があるかもしれない、他にも様々なリスクが予想される中で経営判断をしていただけた出版社の皆様に心から御礼申し上げます。

私が新卒で入社し、12年間を過ごした出版社にも参画いただきました。OKの連絡をもらった時、転職をした自分の選択は間違っていなかった、前職でお世話になった方々にも応援をしてもらえている。そんな気持ちになりました。

自分にとってこの事業は、貴重な経験を沢山できた法律書の出版業界への恩返しだと思っています。

難しい局面が続く出版業界ではありますが、著者、編集者の方々のこだわりが詰まった良質なコンテンツを、情報を必要としている方々に届けたい。書籍を通じて新しい価値が創出されるきっかけにしたい。その一心で取り組んできました。

また、当初はオリンピックを契機にリモートワークが普及していくと見込んでいたのですが、コロナウイルスの感染拡大によって、オフィス以外の環境における質の高いリサーチへのニーズが急速に高まっていると感じます。この大変な時期を乗り越える一助になれば幸いです。

ユーザーインタビューを繰り返してアイデアを練り、形にしてきた期間は約2年間。大変な場面、凹んだ出来事も多々ありましたが、乗り越えてこれたのは一緒に取り組んできたメンバーのおかげです。

エンジニア、デザイナー、編集、事業開発、データ分析と様々なプロフェッショナルが専門性を発揮してきました。ぜひこちらのページから体感してください。

コーポレート関係や契約法務だけでなく、人事労務、税務分野も含め、企業の管理部門全般、幅広い業務を担当される総務部門の方にも活用いただけるラインナップが揃いました。掲載書籍はまだまだ増える予定です。

実際に書籍の中を見るには、BUSINESS LAWYERS会員への登録とクレジットカードの登録が必要ですが、出版社の皆様から大切な書籍のデータをお預かりしていますので、このような設計にしています。ご理解いただければ幸いです。

「あの出版社やこの書籍は入っていないのかな」「自分が探すときにはこっちの使い勝手の方がいいんだよな」というご意見も多々あると想定しています。いただいた声を真摯に受け止めてサービスの改善に努めてまいります。

このnoteへのコメントでも、私のツイッター(@matsumoto416)宛てでも結構ですので、沢山のご要望をお待ちしています(少し応援の声もいただけると励みになります)。

最後に、本当に業界を変えていくこと、リーガルリサーチのあり方を変えることは私たちだけでは実現できないと考えています。先行してリリースされているLegal Libraryやプレスリリースを出されているLegalscape、LION BOLTなど、次第に各サービスの個性が出てくるでしょう。

自分達の利益だけを考えるのではなく、ユーザーの皆様のために競争し、協働し、より良い世界になるために挑戦し続ける。そんな毎日がこれから始まると考えると、とてもワクワクしてきます。

生まれたばかりのBUSINESS LAWYERS LIBRARYを、どうぞよろしくお願いいたします。

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