その化学者、本物ですか?
前回は反日エセ化学者との遭遇、表面上の傾向をお話ししましたが、今回はその呆れた無能さと傲慢さ、またエセ化学拡散をしているのでご紹介。
このウィルスパンデミックの中、アルコール系消毒剤の確保や新規参入の次亜塩素酸水溶液など、様々な試みがなされていますが、ここにひどい反日デマを起こし、また、エセ化学情報で新規消毒薬の公認を勘違いしている声のデカい人間が一人、そうコロラド”博士”爺です。
妄言①アルコール編
https://twitter.com/BB45_Colorado/status/1259268164816232449
彼はこの中でしこたま国を叩いていますが、実際のアルコール需要の現場は様相が違います。
飲食用から医薬品系アルコールにするためには高純度、滅菌技術、そして適応する容器が必要です。ライン大改造どころではなく、特に容器は全く追いついていないところが色々なニュースでも見られます。
製薬会社での経験から、GMPの整備も必要があるかもしれません。
彼は研究室から出たことがなく、そしてそのまま大学を追い出されまわっていたので分からないのでしょう。
妄言②読解力の無さ過ぎる「次亜塩素酸水」評価と陰謀論
https://twitter.com/BB45_Colorado/status/1263977945338527744
こちらはちと本題、目的としては「コロナウィルス(及び代替ウィルス)への次亜塩素酸水の消毒効果」を見ることにします。
< 評価結果は驚くべきもので、新鮮な53ppmの「次亜塩素酸水」は、ずば抜けた効果を示しています。
うんうん、食品添加物として加え、野菜に付着した菌への効果を見ていますね。
次はノロウィルスへの評価結果
< 「次亜塩素酸水」は、有機物の負荷が無い状態でも実用可能な効果が認められない。高濃度次亜塩素酸は、次亜塩素酸ナトリウムに準ずる効果が認められる。
異議あり!
気付いたあなたは凄い、気づかなくても覚えれば大丈夫
目的をもう一度見ましょうか、
「コロナウィルス(及び代替ウィルス)への次亜塩素酸水の消毒効果」を見ること
ですね、ではコロラド爺の発表は?
「食品添加物としての各種菌に対する次亜塩素酸水の効果」と、
「ノロウィルスに対する(食品添加物としての)次亜塩素酸水と(化合物としての)次亜塩素酸水(200ppm)の効果」です。
ご丁寧にノロとコロナは違うとまで言っています。
つまり証明の山に登っていざ着いたら、違う山だったということです(笑)
彼の名言を覚えているでしょうか、
「文字とは読むものなり眺めるものにあらず」
こんなバカポエムでブーメラン食らうとか恥ずかしすぎないか耄碌爺…適当にコピペ継ぎ接ぎのフランケンシュタイン記事ばかりだから気づかないんだよ…
とりあえず200ppmの次亜塩素酸水溶液はノロに「こうかはばつぐんだ!」とだけ予備で覚えましょう(笑)
次に他人のコピペしか出来ない癖に難癖付けられている経産省のデータは、まだ始まった段階であり、ここからが応用化学者の仕事という感じです。
さらには陰謀論として、今ではどこにでも見られる、民間との共同研究を行っている北大の研究などにも、難癖をつけています。
アホな時代だったのか、はたまた信用されてなかったのか┐(´д`)┌ヤレヤレ
最後に一つだけ、コピペ作家自営業には分からないかもしれませんが。
学問は読むものじゃねえぞ
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