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年越しそばのあとは年明けうどん!?

大晦日は年越しそばを食べるという風習は、江戸時代からあると言われているほど有名です。しかし、近年では年末はそば、年明けはうどんというように、“年明けうどん”が新たな習慣として推されています!

では年明けうどんとは一体何なのでしょうか?うどん好きはもちろん、知っている人も知らない人も年明けうどんについて知り、新しい年をスタートしましょう!

■目次

・年明けうどんとは?

・年越しそばと年越しうどんもあり!?

・年明けうどんの定義

・なぜ紅白は縁起が良い?

・お正月に食べたい“簡単”年明けうどんのレシピ

年明けうどんとは?

麺を食べる行事として「年越しそば」は有名ですが、「年明けうどん」は香川県のさぬきうどん振興協議会が新たな麺食行事の普及を目的にはじめた取り組みです。

うどんは太くて長いことから、古来より長寿を祈る縁起物として食べられてきたという歴史があります。
年明けうどんは年明けに縁起を担いで紅白に彩られたうどんを食べる習慣で、今年一年幸せであるようにという願いを込めて作られます。それを年の初めに食べることで、その年の人々の幸せを願います。

年越しそばと年越しうどんもあり!?

年越しそばを食べるのは江戸時代からの風習で、もとは大晦日の夜に食べる祝膳のひとつだったそうです。

そばを食べるようになった理由は諸説ありますが、細く長いそばにあやかって長寿を祈願したり、ほかの麺類に比べて切れやすいことから、厄災や苦労を断ち切る、といった意味が込められているそうです。
そのため、年をまたいで食べるのは縁起が良くないとされており、年越しの直前に食べるときは年内に食べ切るのが良さそうです。

地域や家庭によっては年越しにうどんを食べる人も少なくないそうで、うどんには「運を呼ぶ」や、形状にちなんで「太く長く」といった願いが込められています。

年明けうどんの定義

年明けうどんは元旦から1月15日までに食べるうどんです。メニューとして、年明けの祝いに紅白をイメージして、純白のうどんに赤い食材を使ったトッピングを添えます。
紅は梅干しやにんじん、紅いかまぼこ、紅しょうが、海老やイクラ、明太子など自由。紅いあんこ餅が入ったうどんもあります。

なぜ紅白は縁起が良い?


お祝いの席などでは紅白の飾り物や紅白の食べ物などを見かけますよね。なぜ紅白にお祝いの意味が含まれるのでしょうか。さまざまな説がありますがいくつかご紹介します。

・源平合戦
紅白のルーツは源平合戦とされている説。源氏が白、平家が紅の旗を掲げて戦ったという歴史から、紅白を並べることでいさかいもなく平和に過ごせるとされ、おめでたいときに使われるようになったそう。

・人の一生
紅は「赤ちゃん」というように出生の意味、白は死装束の色のように死を意味することから、人の一生をあらわすという説。

・赤飯
昔からおめでたいときには赤飯を炊き、白い餅を振るまう習わしから、ハレの日の食べ物として赤飯と白餅の組み合わせがおめでたい場面に使われるようになったという説。

由来を見ると紅白がおめでたい場面に用いられてきたのか、おめでたい場面に紅白が用いられてきたのか難しいところですが、相乗効果で広く定着したのかもしれませんね。

お正月に食べたい“簡単”年明けうどんのレシピ

年末年始で食べ疲れ、なんていうときにもぴったりなのが簡単に作れる年明けうどんです。正月料理で準備した材料の残り物も活用でき、胃にも優しいレシピを紹介します。

[揚げ餅と揚げカニカマの年明けうどん]

〈材料〉1人分
・うどん(茹で)…1玉
・餅(50gの切り餅)…1/2個
・カニカマ…2本
・天ぷら粉…大さじ2
・水…大さじ1
・揚げ油…適量
・大葉…1枚

〈うどんだし〉
・水…300ml
・酒…大さじ1/2
・顆粒和風だし…小さじ1
・薄口しょうゆ…小さじ1
・塩…小さじ1/2

〈作り方〉
下準備→大葉の軸は切り落としておく
1.餅は1cmの角切りにする。
2.ボウルに天ぷら粉と水を入れ、粉が少し残る程度に軽くまず合わせる。
3.フランパンの底から2cmほどの高さまで揚げ油を入れて170℃まで熱する。1を入れ、全体が膨らむまで揚げる。
4.カニカマの半分に2をつけ、170℃の油で衣がカリッとするまで揚げます。
5.鍋にうどんだしの材料を入れ、ひと煮立ちさせたらうどんを入れる。中火でパッケージ通りの表記時間で加熱し、器に盛りつける。
6.大葉と3、4を盛りつけて出来上がり。

[とろろ明太子の年明けうどん]

〈材料〉1人分
・うどん(茹で)…1玉
・長芋…100g
・明太子…30g

〈うどんだし〉
・お湯…300ml
・白だし…大さじ1
・顆粒和風だし…小さじ1と1/2
・しょうゆ…小さじ1
・白入りごま…適量
・三つ葉(葉)…1枚

〈作り方〉
下準備→長芋は皮をむいておく。明太子は薄皮から取り出し、ほぐしておく。
1.長芋をすり下ろす。
2.鍋にうどんだしの材料を入れ、強火にかける。
3.ひと煮立ちしたら、うどんを入れてパッケージの表記時間通りにゆでる。
4.器に盛りつけ、1をかけたら明太子をのせる。白いりごまをふりかけ、三つ葉を添えて完成。

[いくらとおろしの年明けうどん]

〈材料〉1人分
・うどん(茹で)…1玉

〈うどんだし〉
・お湯…400ml
・みりん…小さじ2
・顆粒和風だし…小さじ1と1/2
・しょうゆ…小さじ1
・大根…100g
・イクラ…15g
・ゆずの皮…3g
・三つ葉(葉)…1枚

〈作り方〉
下準備→大根の皮をむいておく。三つ葉の葉を取っておく。
1.大根はすりおろし、水気を絞る。 2.ゆずの皮を千切りにする。 3.鍋にうどんだしの材料を入れ、強火にかける。沸騰してきたらうどんを入れてパッケージの表記時間通りにゆでる。 4.器に盛りつけ、1とイクラ、2と三つ葉の順にせたら出来上がり。

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麺用粉としては国産の中でも最適と言われる北海道産小麦“きたほなみ”を100%使用。のど越しがよく、しっかりとしたコシが特徴です。


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