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ギター製作に至るまで vol.2

なぜ、ギターを作るようになったのかは、マスコミのインタビュー等(物珍しさから、定期的に取り上げられている)でよく答えているのですが、「ギター弾き始めたものの、playerとして(早々に)限界を感じていた頃、テレビでギター製作教室を見て、訪問、学ぶことになりました」と。マスコミのインタビューは諸々、制限もある中で、blogは(読者の都合は気にせず)好きに自分のことを書けるスペースですので、もう少し詳しく書いてみたいと思います・・・まあ、殆どの人は興味ないでしょうが(笑)、
私が、ギターに興味を持った、あるいはギターを弾き始めたのは、70年代後半~80年代前半のニューミュージックブームの頃でした(フォークブームより少し若い世代)。「モーリス持てばスーパースターも夢じゃない」で有名なアリスが、「ザ・ベストテン」とかに出演しだしたころからかなあ、年齢的にもテレビよりもラジオが生活の中心になりだして(時代だなあ・・・今ならYouTubeか!?)、「ギター弾ける」=「もてる」(錯覚)時代がやってくるのです。
まあ、その辺りは、多分blogに書いてる人がたくさんいると思うので、割愛しますが、ご多分に漏れず、ギターを手に入れるわけです。モーリスを買ってもらった訳ではなく、おじさんにもらったSHINANOのナイロン弦(鉄弦を張って、速攻表板が割れて壊れた)と、MARUHAのアーチトップっぽいギターだったのですが。
まあ、今思うと、MARUHAのアーチトップが「ビザール」というか「なんちゃってギター」というか、楽器とも言い難いひどい代物(失礼!)で、典型的な「形だけがギター」だった訳ですが、まあ、そんなことなど知る由もなく、うれしがって弾いてたわけです。
で、人前で弾くまでは全く気づかなかったのですが、私自身リズムが「とっても」甘く、すぐ走って(弾いているうちにテンポがどんどん速くなっていくことです)、曲の途中から指や歌が追い付かなくなるうえ、そこにあがり症が加わって(これも走りやすくなる要因)、とても人前では弾けず、部屋で一人ポロポロ弾くのが精一杯と気づきました。
こうして、「ギターは好きだけど、下手過ぎて人前では弾けない」人が完成しました。

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