舌切りすずめについて 妄想 (ややR指定っぽい内容)

私は子どもと一緒に舌切り雀の絵本を見ていた。

「何で舌を切られたのに、"舌切られ雀"じゃないの?」と、ふと思った。

Yahoo!知恵袋でも同じような質問がいくつもあった。

「切り餅も切られ餅って言わないでしょ。」というご意見が私にとっては一番分かりやすかった。

が、やはり納得がいかなかった。

いろいろ考えているうちに、「実はタイトルではなくて、内容の方が本来と違ってきたのでは?」と考えた。

つまり、舌切りすずめは舌を切られた雀ではなく、「誰かの舌を切ったすずめ」だったとしたら。

それなら、「舌切りすずめ」でいい。

そう考えたら、また妄想が広がってしまった。

最初は「人間の舌を狩るモンスター的な雀」を想像したが、これでは舌切りすずめの話とは遠くなってしまう。

ちょっと別の方向で考えてみた。↓

・おじいさんは山の中で、お腹を空かせてフラフラになっている若い娘を見つけました。

・娘は「鈴女(すずめ)」という名前でした。

・おじいさんは鈴女におにぎりを分けてあげました。

・そして、おじいさんは鈴女を家に連れて帰りました。

・おばあさんはとても嫌がっていましたが、おじいさんはおばあさんの反対を無視して鈴女を自分の家に住まわせました。

・おばあさんはおじいさんがいない時は鈴女をいびっていました。

・ある日、おばあさんがいつものように鈴女をいじめていると、鈴女はついにキレてしまいました。

・そして近くにあったはさみでおばあさんの舌を切ってしまいました。

・そして、そのまま鈴女は逃げて行きました。

・家に帰ってきたおじいさんは、おばあさんの状態を見ると、どこかへ出かけて行きました。

・実はおじいさんは、鈴女が遊女であることや、どの遊郭で働いていたかまで、既に調べていました。

・おじいさんは遊郭に着くと、鈴女がおばあさんの舌を切ったことを話し、賠償を要求しました。

・遊郭のオーナーは鈴女のことは割と好きだったし、遊郭の変な噂が立つと困るので、金品を渡しました。

・おじいさんはおばあさんの治療のためにわずかなお金を使いましたが、残りは自分で使ってしまいました。

・納得がいかないおばあさんは鈴女のいる遊郭へ押しかけ、同じように金品を要求しました。

・しかし、オーナーは「もうじじいに支払い済みだ。この強欲ババアめ。」と言っておばあさんをボコボコにしました。

・この事件は、若い娘がおばあさんの舌を切ってしまうという猟奇性が話題となり、「舌切り鈴女事件」として近所で話題となりました…。



妄想おしまい。

既出かな?

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