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「ちょっとご近所まで」でドレス靴はないな…と、ワンマイルスニーカーを買う

靴を脱いだり履いたり

延々と、靴磨きをするだけのユーチューブをよく観ます。

その中で、元吉本芸人のユーチューバーがいるのですが、この人にはべつの顔があって宅飲み配信の番組も運営しています。

東京で靴磨きの実店舗を経営していたり料理本を出版するなど、マルチな才能をみせる彼のトークスキルは、元芸人だけあってそこら辺のユーチューバーよりも数段上。

そんなユーチューバーの宅飲みCHの方で、酒のアテを調達しに近くのスーパーだかコンビニへ行くときに、玄関で足もとが映る場面があったのですが…

靴は、“ニューバランス”。

靴への造詣が一般人よりも深いはずなのに、靴紐もほどかず靴べらも使わず靴を履く姿に、あ然としました。

靴を履く前から紐は結んであったので、きっとほどかずに脱ぎ履きするのが日常なのでしょう。

革靴じゃなくてスニーカーだけれども、なんかしっくりきませんでした。


今住んでいるのが、『緊急事態宣言』なんか出ていなくても夜9時にもなれば辺りが寝静まる田舎で、日中に歩いていても大勢の人間と出くわすなんて、集団登下校している近所の小中学生くらいのものです。

都会なら人の目もあるでしょうが、そんなものここでは皆無なので、近場を徘徊する格好も『抜け感』を通り越して、ただの『ふ抜け』になってしまいました。

これからは、少し歩くだけでも汗ばむ季節になり、薄手のスウェットやナイロン素材のパンツ、頑張ってもライトオンスのジーンズしか穿かない予感しかせず、センタープレスのある気合いが入ったパンツの出場機会はほぼ0となるので、それらふぬけパンツに合うお気らく靴を見つけてきましょう。

普段はなにを履いているのか?って?

電車に乗らないワンマイルなら、履きすぎてくたびれた“クロックス”(*≧ω≦)

https://www.crocs.co.jp/p/crocs-classic/10001.html?cgid=collections-classic&cid=100

ふぬけきってます…



ポルトガル製シューレースなしスニーカー

ちょっと外出するたびに、玄関で腰を下ろすのがメンドーくさいのは分かります。

しかも、玄関が狭いならよけいに。

それでスニーカーを敬遠して、突っ掛けるだけで済む“クロックス”ばかり履いてしまいます。

色にもよりますが、そこそこのカジュアルウェア相手なら合わせられる汎用性もあります。


靴紐なんてあるから、かがんだりしゃがんだりして、結んだりほどいたりしなくてはならないのです。

いっそのこと、紐は取っちゃいましょう。

紐がなくてラクに脱ぎ履きできる靴をスリッポンと言ったりしますが、スポーツブランドを中心にそのような紐いらずスニーカーが、たくさんリリースされています。

そんな中で今回選んだのは、“スリージェネレーションズ”のEURO 7302の黒。

理由は、普段履き用の安価なスニーカーでヨーロッパ メイドをあまり見ないから。

そして、バーゲンで半値に落ちていたから。

とりあえず、これは被るリスクも少ない。


この類いの靴は、ライニングとタンをなんらかの方法で繋げているので、歩いているときに脱げません。

繋がっていないので脱げるフツーの紐ありスニーカーの靴紐も、このような紐に交換したらスリッポンタイプに変身します。

とか、

結ばない靴紐は数種類ありますが、シリコンタイプのものは100均にも売っています。

これで、貴方のスニーカーも靴紐のわずらわしさから解放されます。



インド製ヒールカップなしスニーカー

靴紐がどうであれ、履くときにカウンターライニングとかかとが擦れて、靴本体に負荷がかかるので靴べらは必須です。

小上がりがあるのに靴べらすら置いていない飲食店も飲食店ですが、そこで人差し指を靴べら代わりに使って靴を履く人率70%以上。

これはなにも一般人だけの話ではなく、チャンネル登録者が9万人いるファッション系ユーチューバーですら、動画でやっていたりします。

指、痛くないですか?

スニーカーに至っては、『指べら』で靴を履く人はかぎりなく100%に近く、それはスニーカーはサイズを上げて履く人が多いからだと思います。

出先で靴を脱ぐことがあってもいいように、小型の靴べらをカバンに忍ばせとくといいのですが…

そう思って、“WHC”のシューホーンと一体化したキーホルダーに家の鍵を付けて持ち歩いていましたが、革製のヘラだと靴下の滑りが悪いので水牛角か?金属製のヘラの方がいいと思います。

そして、玄関には柄の長い靴べらを置いておく。

置場所を取るでもなく、樹脂製なら数百円から買えます。


それでも靴べらを携帯したくないのなら、かかと部分のないスリッパにすれば、靴べらは永久にいりません。

まぁ、普段履きで走らないのならミュールスニーカーで十分なのかもしれません。

そして、踵がないスニーカー紐がないスニーカー同様、“ナイキ”、“アディダス”、“コンバース”、“ヴァンズ”etc.グローバル企業の歴代名作モデルのかかとをなくしただけという…同じコンセプトの靴が、腐るほどあります。

ここまであからさまじゃなくても、このパターンって自動車業界に多いですよね。

最初はどこがやったか?知りませんが、競合他社の当たったアイデアに群がってそのままパクって新商品なら、独創的な発想を求められるデザイナーなんていりません。

そんなパクりパクられ靴の中から、今回買った製品は“アディダス”スタンスミス。

理由は、有効期限の迫ったdポイントの使い道がほかにはなかったから。

そして、今だけ1割引きだったから。

とりあえず、これで靴紐に触る必要はない。


“アディダス”のスタンスミスは、世界一売れたスニーカーとしてギネス認定されています。

(本当はちがうんですけど、それくらい売れているということで…)

つまり、世界で1番他人と被るリスクがある、『マジョリティの化身』みたいな靴です。

サステナブルのお題目で、アッパーが本革から「リサイクル素材」という名の合皮に変更されており、値段も安くないことからもう2度と買うことはないでしょう。

持続可能なファッション界隈は、ヴィーガンの彼女に任せておけばいいと思うのですが…

動物愛護の精神を否定するわけではありませんが、本革の靴を履く権利を剥奪するのは止めてほしいだけでして。


本革だった“スリージェネレーションズ”はともかく、コスパの悪い合皮スタンスミスが足を引っ張って、ドーパミン放出不可寄りの可

いつも通る歩道は道の凹凸がはげしく、雨が少し降るだけで水たまりができてしまいます。

今年は梅雨入りが例年よりも早くなり、水たまりを歩くなら中も外も合成樹脂の“クロックス”を素足で履くのが1番鉄板なので、これらの靴の外履きデビューは、まだ先の梅雨明けになるかもしれません。



noteを書いている中の人はファッショニスタではありません。レビュアーでもありません。 あえてたとえるなら「かろうじて美意識のあるオッサン」といったところです。 自分が買いたいものを買っています。 サポートしなくていいです。 やっていることを遠くから見守っていてください🐰