『マーケターのための古典講読15講:巨人の肩に乗って消費者を知る』目次案

 いつかこんな本を書けたら良いですね。うちのゼミの学生(とりわけ院生)は全部必読でしょう。書名の横にある年は(原著)初出年です。

はじめに 古典は誰も読んでいないから古典(らしい)

第1講 ヴェブレン『有閑階級の理論』(1899年):すべての消費は見せびらかし?

第2講 ジンメル「流行」(1904年):ファッションは追いかけっこ?

第3講 デュルケーム『宗教生活の原初形態』(1912年):聖地巡礼の聖地はなんで聖地になった?

第4講 モース『贈与論』(1924年):贈り物はお返しまでが贈り物?

第5講 九鬼『「いき」の構造』(1930年):粋(いき)? 粋(すい)? はい?

第6講 マズロー『人間性の心理学』(1943年):衣食足りて礼節を知る?

第7講 ガルブレイス『ゆたかな社会』(1958年):消費者はマーケティング次第で踊るのか?

第8講 パッカード『浪費をつくり出す人々』(1960年):計画的に陳腐化させるためのモデルチェンジ?

第9講 ゴッフマン『スティグマの社会学』(1963年):オタクはキモい?

第10講 ボードリヤール『消費社会の神話と構造』(1970年):ポストはモダン?

第11講 山本『「空気」の研究』(1975年):KY?

第12講 ダグラスとイシャーウッド(1978年)『儀礼としての消費』:モノは記号?

第13講 ブルデュー『ディスタンクシオン』(1979年):教養は資本?

第14講 山崎『柔らかい個人主義の誕生』(1984年):猛烈からビューティフルへ?

第15講 チャルディーニ『影響力の武器』(1985年):これマーケターの手引き書?

おわりに 古典は誰も読んでいないから古典なので、古典を読むと人には見えない景色が見える(はず)

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