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卒業論文の体裁に関するメモ

 卒論は、師走の季語だそうです。ウソです。ともあれ師走は卒論の季節ですね。「卒業論文の体裁に関するメモ」のリンクを張ります。うちの4年生各位は、既によく読んでいるでしょうが、ここに書かれた形式を守って論文を書いて下さい。メモの書き出しを以下に紹介します。

 卒業論文の体裁があまりにも整っていないため、せっかく製本までしたにも関わらず教員から突き返される学生が毎年いるようです。そこでこのメモでは、論文の体裁に関して注意すべき点をまとめておきます。
 体裁が整っていない論文は、論文ではありません。論文は、ある主張を読み手に説得するために、文章で もって膨大な情報を体系的にまとめ上げるメディアです。体系を示すためには体裁が整っている必要があります。体系がなく体裁が整っていない、すなわち思いつきのアイディアやたまたま目に付いた事実が無秩序に並べられている文章を読むことは苦痛でしかありません。このように読み手の立場を考えずに文章を書く人が著す論文は、ほとんどの場合、内容も劣悪です。少なくとも多くの読者はそう考えているはずです。ですから体裁が整っていない論文に対する印象は確実に悪くなります。万が一、内容が優れていたにも関わらず体裁が整っていない――そんなことはほとんどないのだけれども――から、あなたの論文の評価が低くなったとしたら、これほど損なことはありません。論文は、読み手に理解されて、はじめてその存在意義が生まれます。体裁を整えることで読み手フレンドリーな論文を作るよう努力しましょう。

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