まつき

読んで面白かった本をまとめています。 主にプロダクト・事業開発関連分野のビジネス書と人文科学・社会科学の古典を取り扱います。 【ブログ】https://ty25148248.hatenablog.com/ 【Job】Sales→BizDev→PMM→PdM

まつき

読んで面白かった本をまとめています。 主にプロダクト・事業開発関連分野のビジネス書と人文科学・社会科学の古典を取り扱います。 【ブログ】https://ty25148248.hatenablog.com/ 【Job】Sales→BizDev→PMM→PdM

マガジン

  • 仕事に役立つビジネス書特集【プロダクトマネジメント】

    プロダクト関連職種(PdM・PMM・UXデザイナー・BizDev)に従事する方にオススメの本をまとめます。

  • 仕事に役立つビジネス書特集【組織マネジメント】

    事業開発や組織マネジメントに従事する中で、実務に応用できる学びが得られると感じる本の要約を中心にまとめています。このマガジンでは組織マネジメントについて考えるにあたり役立った本を扱います。

  • 仕事に役立つビジネス書特集【ファイナンス&アカウンティング】

    事業開発や組織マネジメントに従事する中で、実務に応用できる学びが得られると感じる本の要約を中心にまとめています。このマガジンではファイナンス・アカウンティングを中心に事業運営を考えるにあたり役立った本を扱います。

  • 仕事に役立つビジネス書特集【経営戦略】

    事業開発や組織マネジメントに従事する中で、実務に応用できる学びが得られると感じる本の要約を中心にまとめています。このマガジンでは競争戦略論を中心に事業運営を考えるにあたり役立つ本を扱います。

  • 岩波文庫特集

    岩波文庫シリーズを要約していきます。 海外著作物を中心にまとめていきます。

最近の記事

■要約≪OKR シリコンバレー式で大胆な目標を達成する方法≫

今回はクリスティーナ・ウォドキー著の「OKR シリコンバレー式で大胆な目標を達成する方法」を要約していきます。MBOに変わる形で、スタートアップおよびハイテク業界でメジャーになりつつあるコトマネジメントの手法OKRの概要をまとめた本であり、代表的な導入企業Googleに勤務されていた及川卓也氏が本書の解説を務める形になっております。様々なコトマネジメントに関する理論やフレームワークを学ぶ中で、度々言及されてきたOKRについてエッセンスを掴み取ろうと考えこのタイミングで読んでみ

    • ■要約≪M&Aシナジーを実現するPMI≫

      今回は東洋経済新聞社出版の「M&Aシナジーを実現するPMI」を要約していきます。買収後のPMI(買収に伴う事業・組織・機能の統合)のノウハウを体系的に解説した本です。主に人事面(組織・人事制度・企業組織文化)における留意するべき要点を抑えて、シナジーを創出するためのプロセスを様々な日本企業の事例も用いてまとめられている内容です。PMIの実務にここまでフォーカスした本も珍しくバランス感覚や考え方など非常に参考になる内容でした。 「M&Aシナジーを実現するPMI」 ■ジャンル

      • ■要約≪日本型PMIの方法論≫

        今回はプレジデント社の「日本型PMIの方法論」を要約していきます。PMIの概念の解説に始まり、主に上場企業が中堅・中小企業を買収して成長・シナジーを創出していくために抑えるべきポイント・具体的な業務について体系的にまとめた本です。これまでアカウンティング・ファイナンスについては実務関連性が乏しいということで最低限のインプットにとどまっていましたが、PMIの成功をリードするというロールを急遽担うことになったことに伴い、全く土地勘がわからず本書に辿り着いた次第です。 「日本型P

        • ■要約≪チームトポロジー≫

          今回はマシュー・スケルトン・マニュエル・パイス共著の「チームトポロジー」を要約していきます。価値あるソフトウェアを素早く届けるための適応型組織設計に関する要諦をまとめた本であり、Spotify・Netflix・Google・Amazonなど様々なテック企業で実践されてきたパフォーマンスを引き出すための4つのチームタイプと3つのインタラクションモードで定義し効果的な組み合わせやあり方を論じています。 「チームトポロジー」■ジャンル:開発管理・組織マネジメント ■読破難易度:

        マガジン

        • 仕事に役立つビジネス書特集【プロダクトマネジメント】
          46本
        • 仕事に役立つビジネス書特集【組織マネジメント】
          11本
        • 仕事に役立つビジネス書特集【ファイナンス&アカウンティング】
          8本
        • 仕事に役立つビジネス書特集【経営戦略】
          11本
        • 岩波文庫特集
          20本

        記事

          ■要約≪エフェクチュエーション 後編≫

          今回はサラス・サラスバシー著の「エフェクチュエーション」要約後編となります。アントレプレナーシップ研究に認知科学・熟達研究の知見を適用することで「起業家個人の意思決定」の研究を深めてきた著者の研究論文となります。今回は後編ということで本書のPARTⅢとⅣを取り扱います。アントレプレナーシップと人口物の科学・ファイナンス理論・近現代哲学(功利主義・プラグマティズム)の関係性への洞察や進行中の研究テーマ・追加論点・学術的な貢献まとめなど多岐にわたります。 「エフェクチュエーショ

          ■要約≪エフェクチュエーション 後編≫

          ■要約≪マッピングエクスペリエンス≫

          今回はJames Kalbah著の「マッピングエクスペリエンス」を要約していきます。ダイアグラムと呼ばれる可視化ツールの効用と代表的なマップの特徴(サービスブループリント・カスタマージャーニーマップなど)を網羅的にまとめた本です。横断型組織をリードする人やホリスティックな視点を持ち意思決定する必要がある人・サービスデザイン・UXデザインに従事する方などは必ず考慮しないといけない観点について事例も交えながら体系化・解説を試みた内容となっています。 「マッピングエクスペリエンス

          ■要約≪マッピングエクスペリエンス≫

          ■要約≪エフェクチュエーション 前編≫

          今回はサラス・サラスバシー著の「エフェクチュエーション」を要約します。サラスバシーはハーバード・サイモン教授の弟子であり、アントレプレナーシップ研究に認知科学・熟達研究の知見を適用することで「起業家個人の意思決定」の研究を深めてきました。本書は市場創造の実行理論に関する研究論文で、今回はPARTⅠⅡを扱う前編となります。起業家のメンタルモデルの解明・「起業家精神は後天的に養うことが可能である」というこれまでの経営学の前提に関する挑戦的なテーマであり、非常に読み応えがあります。

          ■要約≪エフェクチュエーション 前編≫

          ■要約≪システムを作らせる技術≫

          今回は白川克氏・濱本佳史共著の「システムを作らせる技術」を要約します。主にエンジニアではない人向けにシステム開発・導入プロセスにおける要諦を時系列順にフレームやテンプレートと共に解説・体系化を試みた本です。社内SEをメインターゲットとしてプロダクトマネージャー・事業企画・UXデザイナーなどにも通じる考え方が詰まっています。顧客起点で開発をリードし、成果とビジネスストーリーをアップデートするための基本動作を学びたいと考えこのタイミングで本書をチョイスしました。 「システムを作

          ■要約≪システムを作らせる技術≫

          ■要約≪リーダーの作法 ささいなことをていねいに≫

          今回はMichael Loppの「リーダーの作法 ささいなことをていねいに」を要約していきます。Netscapeでマネージャー・Appleでディレクター・Slackでエグゼクティブなど様々なテック企業で長年マネジメントに従事、リーダーシップを発揮してきた著者が各階層別に自分が大事であると考えてきた哲学・仕事の進め方を30のエッセイにわけて記述した本です。ピープルマネジメント・コトマネジメントバランスよく記述があり、オライリー・ジャパンシリーズの本ですが非テック企業の人にも非常

          ■要約≪リーダーの作法 ささいなことをていねいに≫

          ■要約≪理科系の作文技術≫

          今回は木下是雄氏の「理科系の作文技術」を要約していきます。タイトルの通り、理解系の研究者・技術者・学生を想定して論文・レポート・説明書・手紙の書き方・学会講演のコツを具体的に記述した本です。情報伝達を使命とするビジネス文書を作成する際に参考になるかと思い、当該分野のベストプラクティスと名高い本書を読んでみようと思いました。報告や意見を述べる類の書類作成・プレゼンテーション全般に通じる考えが本書には詰まっており、非常に参考になりました。 「理科系の作文技術」■ジャンル:思考法

          ■要約≪理科系の作文技術≫

          ■要約≪ユニコーン企業のひみつ≫

          今回はJonathan Rasmussonの「ユニコーン企業のひみつ」を要約していきます。「アジャイルサムライ」で有名な著者がユニコーン企業と呼ばれたスウェーデン発のSpotifyでアジャイルコーチ・エンジニアとして働いた中で見出したソフトウェアづくりの体制・仕組みと組織文化について体系化しエンタープライズ企業を変革していくためにどうすればいいのかという示唆をもたらしている本です。 「ユニコーン企業のひみつ」■ジャンル:開発管理・IT・経営学 ■読破難易度:中(平易な文章

          ■要約≪ユニコーン企業のひみつ≫

          ■要約≪ウェブ戦略としての「ユーザーエクスペリエンス」≫

          今回はJesse James Garrett氏著の「ウェブ戦略としての「ユーザーエクスペリエンス」」を要約していきます。ウェブサイト黎明期の2005年に出版され現在は絶版となっているウェブデザインの原理原則をまとめた本です。インダストリアルデザインの古典と名高い本であり、ウェブサイトもプロダクトと見立てるとプロダクトマネジメントに通じる考え方・理論が散りばめられていると考えこのタイミングで読んでみました。表層-骨格-構造-要件-戦略と呼ばれる5つの段階でユーザー中心デザインを

          ■要約≪ウェブ戦略としての「ユーザーエクスペリエンス」≫

          ■要約≪アジャイルサムライ≫

          今回はJonathan Rasmusson氏の「アジャイルサムライ」を要約していきます。アジャイル開発の古典と呼ばれる本であり、エンジニアリングは勿論、プロダクトマネジメント・UXデザインを学ぶ上でも重要視される内容です。様々なアジャイルスタイルのプロジェクトマネジメントに従事する中で経験で体得してきた技法を改めて体系的に学び直したいと考えこのタイミングで読みました。エンジニア向けですが、ほとんどの項目はコーディングが出来なくても読むことのできる内容になっています。 「アジ

          ■要約≪アジャイルサムライ≫

          ■要約≪サービスデザインの実践 後編≫

          今回は「サービスデザインの実践」を要約していきます。サービスデザインのバイブルと呼ばれる本であり、デザイン思考を用いたカスタマーエクスペリエンス・イノベーションの実践的なプロセスを豊富な事例と共に体系的に論じています。約600ページの分厚い本となっており、本書は前編後編に分けて要約します。後編の今回はサービスデザインを組織に導入するプロセス・マネジメント上の留意点にフォーカスした内容となっています。 「サービスデザインの実践」■ジャンル:開発管理・経営学 ■読破難易度:中

          ■要約≪サービスデザインの実践 後編≫

          ■要約≪マネジャーの教科書≫

          今回はハーバード・ビジネス・レビューの「マネジャーの教科書」を要約していきます。本書はマネジメントに関する優れた論文11選をまとめた内容となっており、新任マネジャーの心得やマネジャーのスキル・育成方法・上級管理者への移行にあたるマインドセットの変容などについて言及されています。 「マネジャーの教科書」 ■ジャンル:経営学 ■読破難易度:低~中(大概は自分の仕事ぶりや周りの事例を参照しながら棚卸して理解を深めることが出来る内容なので、読みやすいです。) ■対象者:・組織

          ■要約≪マネジャーの教科書≫

          ■要約≪サービスデザインの実践 前編≫

          今回は「サービスデザインの実践」を要約していきます。サービスデザインのバイブルと呼ばれる本であり、デザイン思考を用いたカスタマーエクスペリエンス・イノベーションの実践的なプロセスを豊富な事例と共に体系的に論じています。約600ページの分厚い本となっており、本書は前編後編に分けて要約します。前編の今回はサービスデザインのコアアクティビティにフォーカスした内容に言及します。 「サービスデザインの実践」■ジャンル:開発管理・経営学 ■読破難易度:中(プロダクトマネジメント・UX

          ■要約≪サービスデザインの実践 前編≫