「立体」に秘められた謎を「工作」で解き明かそう!(2018/08開催) レポート!

2018年8月26日(日)10:00~11:00に、千葉県にあるT-Kidsシェアスクール柏の葉さんにて、math channel算数ワークショップ教室「『立体』に秘められた謎を『工作』で解き明かそう!」を開催いたしました!

夏休みも残りわずかのこの時期、自由研究にもってこいの「工作」ワークショップ!今回は、当日の模様をレポート致します!

■「立体」に秘められた謎を「工作」で解き明かそう!」実施内容のご紹介

①立体をつくって、頂点・辺・面の数を数えてみよう!

まずは、立体を「形」として認識をしてもらうために、正四面体、正六面体、正八面体の3種類の立体を、粘土とつまようじを用いてつくってもらいました。

たとえば、正八面体の場合では、三角形からつくるか、四角形からつくるか…というように、立体を作ってもらう際に、どの部分から組み立てていくかが、子供たちによってさまざま!

勿論、この作り方に「正解」はありません。本人たちの創意工夫力に任せて作成し、皆上手く完成!
そして、粘土が「頂点」、つまようじが「辺」、つまようじに囲まれた部分を「面」ということも理解することができたうえで、それぞれ作ってもらった立体の辺と頂点、面の数を1つずつかぞえてもらいました。

自分自身手を動かして立体をつくり、そして出来た立体の面や辺、頂点を数えてもらうことで、子供の中により強く「立体」のイメージがインプットされ、多面体以外のにもそのイメージが応用できたり、立体の他の特徴をより具体的に捉えられたりするようになります。

②立体のフシギを探ろう!~オイラーの定理とは?~

次は、作った立体のフシギを探ろう!ということで、さきほど数えてもらった面と辺、頂点の関係性を考えてもらいました!

作った立体は正多面体といわれるもので、正多面体には5種類あって、面の数によって「正〇面体」と呼ばれていることを学んでもらいました。
そして、つくってもらった正四面体、正六面体、正八面体に関して、面+辺-頂点を計算してもらうと、なんとすべて2に…!

これは”オイラーの定理”と呼ばれる数学の定理です。本来では数学学習をかなり進めた先にて学ぶものではありますが、立体を自分の手で作ってしまえば小学生でも定理を体感!
そして、この定理はほかの正多面体である正十二面体や正二十面体、サッカーボールでも成り立つということを知ってもらいました!

正多面体の性質である”オイラーの定理”を知り、その性質に当てはめたら、身近にどのような正多面体があるのか?など、立体に対する関心を深めてもらうことで、今後立体に対する視野が広がると思われます。

③正多面体を描いてみよう!~コツを掴んで上手に描こう~

最後は、「立体をに上手に描けるスキル」を身につけてもらうために、正四面体と正六面体を描いてもらう練習をしました。

正四面体ははじめに正三角形をかいたあと、真ん中よりも少し下に点を打ち、点から頂点に点線で描くことでかけることを説明し、一緒にやってもらいました。
正六面体に関しては、はじめに正方形を描き、右斜め上方向に線をひき、後ろ側に正方形を描くことを同様に説明し、取り組んでもらったところ、みんな上手に描くことができておりました!

立体を上手に描くコツを掴むことで、様々な立体を自力で描けるようになり、立体問題に対処する力を強めることが出来るはずです。

以上で、今回の講座は終了!
あっという間の1時間でしたが、立体を手で組み立てることでそのイメージを具体的に掴んでもらい、立体の面・辺・頂点の数は決まっていることと、正多面体は面+辺-頂点=2になる、という”オイラーの定理”という定理が存在すること、また立体を上手く描く書く「コツ」を学んでもらいました!

今回の学びを通じて、立体に対する力を養うことができ、将来習うときに立体の見方でつまずくことが少なくなくなると思われます。

■今後のスケジュール~9月も「立体」教室やります!

こちらの講座は、9月も目黒駅付近の施設にて開催予定です!

ぜひ、気になった方はご参加くださいませ。

小学1・2年生向け講座:https://mathchannel20180923am.peatix.com/

小学3・4年生向け講座:https://mathchannel20180923am.peatix.com/

9月はそれ以外にも、「計算」や「単位」、「立体」講座などを多数開催!

また、初の「大人向け」「中学生向け」講座も開催決定です!

今後の算数ワークショップ教室開催予定は、コチラのページにて随時更新中です!是非チェックしてみて下さい。

http://mathchannel.jp/news/workshop_04

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