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マタニティリープマガジン vol.21 最期は近くで見送る。親、孫3世代のつながりの橋。コーチングとアロマ、天職に出会う巡礼の旅  2回目/全3回

みなさん、こんにちは。「マタニティを飛躍の機会に」。マタニティリープです。このマガジンでは毎週木曜日にメインコンテンツとして、マタニティ期、子育て期の経験とリープについて伺ったインタビュー記事を連載しています。前回から石橋香織さん(仮名)のインタビュー(全3回)が始まりました。読んでいただいて、共感したり、元気になったり、癒されたりと、みなさんの力となる記事になれたら嬉しいです。


▪️マタニティリープインタビュー 石橋香織さん

〜石橋香織さん(仮名)のマタニティリープジャーニー〜(2回目/全3回)

現在、石橋さんには男子高校生、男子中学生の2人の子供がいる。銀行員から転身、現在はフリーランスで働いている。海の近くに旦那さんと住み、ホリスティックアロマの道を探求する石橋さん。前回は長くお付き合いする旦那さんと結婚に至るまで、また自分の人生に真剣に向き合い、道を探求していくお話しを伺いました。今回は出産と親御さんを見送る、生と死に向き合うなか、アロマを通じて探究を深めていったお話を伺っています。

第1回目のお話はこちら

第2回 出会いと別れ

妊娠と癌の告知


ーーそしてお子さんを出産されたんですね。

はい、子供は2006年に出産しました。
その前に、私の父が癌のステージ4だということがわかりました。悔いの残らないよう、実家に移り住みました。家族に全身全霊で関わっていくことが自分のテーマなんだと思いました。余命3ヶ月と言われたけれど、みんなでわいわいやっていたら、ビールを飲めるぐらいになりました。そこから4年ぐらい同居しました。夫も一緒にマスオさんになってくれました。最後に看取ってくれたのも夫でした。私のお腹にはその時、赤ちゃんがいました。衝撃を与えないようにとタイミングを選んでくれたと思っています。

ーーお父さんも孫ができたことを理解をして、旅立って行かれたんですね。そして命のバトンが渡されたんですね。お父さんを見送って、赤ちゃんを迎えて、しばらく実家にいらっしゃったんですか?

2年くらいでしょうか、、、。
母も父が亡くなってぽっかり穴があいた感じだったので。母のぽっかりと浮かんだ穴に、孫がやってきた。そして私はそこからホリスティックアロマ(以下、アロマ)を本格的にやり始めました。今だなという感じがしたんです。

ーー今だな、っていう感覚は?

頭じゃなくて、ここから(胸の辺り)という感じ。以前の探している感覚が、終わったんだと思います。もう探し物のフェーズは終わったなっていう感じが。成仏したというか、、。納得したというか。

ーー平坦じゃないし苦しみや葛藤もあるけれど、すごい探求者だと思います。

探し物は目の前にありました。家族に寄り添うことだったり、本当に目の前にあったんだけれど、そう深く思う前に、探し回りました。巡礼して戻っていった。そこに出会う人がいて、経験があって、その上での感覚でした。

ーーそして大事なものは目の前にあった、、青い鳥みたいですね。その後はいかがでしたか?

母に赤ちゃんを預けて、産後4週間ぐらいから、仕事を始めました。
仕事に熱中すると赤ちゃんがいることを忘れちゃうぐらいでした。

アロマとは?


ーーアロマとの出会いは?

身近な人がアロマをやっていて、そして関心を持って本を読んだのがきっかけです。世の中はエネルギーが全て。エネルギーは出したものしか返ってこない。そうだよねと思いました。深く納得しました。ストレートに、物事には因果関係があって、始まりは全て自分だよ。真っ直ぐに生きられる。

ーー 真っ直ぐの方向性、深さが違うんですね。

自分の深いところの願いに沿って真っ直ぐに生きるということが無理なく、力まずにできるのが、アロマでした。誰かにマイナスの思いを出せば、それは戦いになる。罪悪感も、自分にむけている。そういうものの向きを変える。自分に矢を向けない。そうやってエネルギーの使い方を変えていくと、内側との戦いを止めることになり、誰かとの戦いを止めることにつながる。丁寧に自分の内側から見ていくということから始める。それを助けてくれるのがアロマで、それはかけがえのないものだと思いました。

精油の香りは誰も責めないし、傷つけません。自分の自然治癒力を高めてくれる。そういうものをちゃんと理解して使っていきたい。それは自分が幸せになることだし、家族が幸せになる。それを感じたり想像したりするだけで癒される。深いところに穏やかな感覚をもたらしてくれる。まさにこれを探していたんだなという感じでした。

長男3歳、そして2人目を妊娠


ーー 一人目から二人目のお子さんが生まれるまではどうでした?

一人目が3歳、仕事にギアチェンジしようとしていた時に妊娠がわかりました。どうしよう!?という感じになりました。魂は喜んでいるんだけれど、頭がどうしようって。

ーー意図せぬ感じだったんですね。

この時はすでに実家から離れたところに引っ越していました。
一人目の時は母がいてくれましたが、二人目の時にはそばに母はいなかったので。海の見えるこの街に引っ越したのは、一人目の子供が2歳になるタイミングでした。少し落ち着きたかったのもあって、主人の地元に引っ越しました。母も落ち着いてきていたし、そろそろタイミングかなと思って。

主人の実家と住んでいる場所は車で20分くらいでした。2時間ほど子供を見てもらう感じで協力してもらいました。子供を保育園に入れるという感覚がなくて、幼稚園に入れて、ファミリーサポートを利用したり、実家の母が一週間とか家に来てくれたりして、その間に仕事を集中してやるような感じでした。出張の時には、実家の母に東京駅まできてもらって、子供を引き渡して、預けていったりもしました。

そして義理の母の旅立ち

義理の母は、こちらに引っ越しして2年くらいで亡くなってしまいました。タイミング的にもうちょっと早く引っ越しできていたら、と思ったりもしたこともありました。でも、短い期間でしたが、近くに住んで、子供と頻繁に会ってもらうことができたのはよかったのかもしれません。

ーーお父さんと一緒に住んで、義理のお母さんとも近くに住んで、正直に真っ直ぐに向き合ってきたんですね。

自分にはなまるをあげようと思います。

<次回へ続く>


▪️マタニティリープ情報

こんにちは。安木千夏です。

今度、コーチ仲間と設立したマタニティーリープ合同会社からワークブックを出版する事になりました!

私たちは、出産を機に始まるライフチェンジに起こる混沌やカオスを、ない物にせず受け止めながらも、より自分らしく人生を描く事を応援しています。

この本に込められた想いは、妊娠、出産、育児中のモヤモヤ、混沌、カオスもリープ(飛躍)のタネだから安心して悩もう!という事と、自分にスポットライトを当てる事で始まるはじめの一歩の応援です。

今第2稿が書き終わったところです。大切に作ってきたこの本を手にとったママ達が、コーチに伴走してもらっている感覚で自分自身を見つめ、これからを描いていくお手伝いが出来たらと願っています。

今まで4人で対話会、ワークショップなど提供して来ましたがここからは仲間を増やしてワイワイ盛り上げて行きたいな、と思っています。その第一弾として一緒にこの出版という神輿を担いでくれる仲間を募集したいと思います。これを手伝って、というよりはそれぞれの「これやりたい、あれやりたい」をやりたいだけ、を大事に一緒に作っていけたら、と思っています。お互いが応援し、応援される、そんな祭りに巻き込まれたい方大募集です!

まずは第一声を出させてもらいました。少しでも心が動いた方はご連絡ください。まだ分からないけど話だけ聞きたい、もwelcomeです。

ご興味を持たれた方、どうぞこちらからご連絡ください。

<編集>
マタニティリープ合同会社
https://www.maternityleap.com/


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